大麻株がようやく底打ち
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- 2022年7月31日
- トピックス
驚いたことに、大麻株がついに底を打った。そして、買うに値すると思うものもある。
ご存知ないかもしれないが、大麻は下落が激しい業界だ。7月1日の底値で、アドバイザーシェア・ピュアー・US・カンナビスETF(MSOS)は1月の高値から60%以上、2021年の高値から80%以上下落した。
だが、最近それが変わった。上院院内総務チャック・シューマー氏がようやく大麻の非犯罪化について前進したことも一因にある。
その結果、上院民主党は早ければ今週(7月第3週)のうちに、連邦政府による大麻の非犯罪化を目指す法案を提出する予定だ。この法案は「Cannabis Administration & Opportunity Act.」と呼ばれている。
冷静に考えてみると、この法案は厳しい戦いに直面している。以前、共和党は、薬物犯罪の影響を最も受ける人々を支援し、少数民族が経営する小規模な大麻ビジネスに融資するための助成金を創設するというシューマー氏のアイデアを嫌っていた。
では、シューマー氏は法案に十分な魅力を加え、上院の賛成投票を獲得するという難題を克服することができるのだろうか?
動向に注目していきたい。
だが、投資家は待っていない。彼らは両手で最高の大麻株を掴んでいる。それは、非常に割安な大麻株の核があるからだ。
儲かっている、あるいは儲かりそうな複数州のマルチステートオペレーター(MSO)だ。だが、これらの株はバーゲン価格で取引されている。
潜在的な利益機会をふくらませる
これは、私の割安大麻銘柄の短いリストだ。
これらの銘柄のすべてが利益を上げているわけではないため、株価売上高比率を比較している。
前述の通り、利益はこれからだ。そして、これらの銘柄が市場で下落している中でも、売上は急伸している。このチャートで分かるように、株価売上高倍率(PSR)は大きく下がってきている。
その結果、バリュエーションがどんどん良くなっていったのがわかるだろう。つまり、これは掘り出し物だ。
なぜ、彼らのファンダメンタルズはこれほどまでに改善されているのか?
- 大麻産業の2021年の売上高は、2020年比35%増の270億ドルという途方もない数字に達した。2025年には、大麻市場は年間450億ドルに近づくと予想されている。
- 27の州で医療用大麻が合法化され、他の11の州では娯楽用大麻が合法化されている。ニューヨーク州、ニュージャージー州、コネチカット州、ニューメキシコ州で新たに合法化された市場が開かれている。
- 現在、42万8000人以上の米国人が大麻のフルタイムの仕事に就いている。雇用は昨年だけで10万人増加した。つまり、大麻労働者の数は、国内の歯科医、救急隊員、電気技師よりも多いことになる。
- パンデミックは大麻販売店にとって追い風となった。ほぼすべての州で、他の販売店が営業を停止しても、医療用大麻を販売するために営業を続けることができると判断されたからだ。そして、人々は特にすることなく、家にいたため、当然ながら、さらに多くの大麻を吸った。
今は、もうパンデミックのロックダウンは起きないだろう。少なくとも、私はそう願っている。しかし、いずれにせよ、アメリカは合法化に向けて少しずつ前進している。
先ほどのアドバイザーシェアーズ・ピュア・US・カンナビスETFの18カ月チャートを見てみよう。
最近の値動きを見やすくするために、右側を拡大してある。この1年半の間に、大麻産業から楽観的な見方が少なくなってしまった。そして現在、強気の高い出来高を伴い、底打ちの動きを見せている。
チャートの下にあるのは、私の好きなモメンタム指標の一つであるフォース・インデックス(勢力指数)で、「買い」のシグナルを出している。
大麻株がどこまで上がるか予想するのは難しいが、これだけ長い間低迷が続いた後では、おそらく大きく上昇することになるだろう。
そして、もし上院で非犯罪化法案が可決されれば、急騰するかもしれない。直線的に移動するものはないため、気軽に下落局面を待って買うといいだろう。
いつもと同じように、取引を行う前には、必ずご自身で調べ物を行って欲しい。
あなたの成功を願って。
ブロドリック
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