1年に1度はポートフォリオの見直ししませんか?
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- 2024年12月6日
- トピックス
2024年も残すところ
あと1ヶ月。
今年の米国市場は
・S&P500は+28.09%
・ナスダックは+33.42%
・NYダウは+18.69%
と非常に好調な1年になりました。
米国株に投資している方であれば
かなり良いパフォーマンスを
出せているのではないでしょうか?
ただ、1年の終わりも近づく中、
ポートフォリオの見直しも必要になってきます。
特に、業績の悪い銘柄を
保有している場合には
損切りをすることで
さらなる下落を避け、
結果的に全体のパフォーマンスを
あげることにも繋がります。
そこで、
今回、Weiss Ratingsの格付けシステムを活用し
今手放すべき2銘柄をご紹介します。
紹介してくれるのは
Weiss Ratingsの格付けシステムの
総責任者であり、シニアアナリストの
ギャビン・マゴール氏。
手放すべき2銘柄は
どちらも有名銘柄で
日本人投資家も
よく投資している銘柄でもあります。
年の瀬が迫る今、
この2銘柄を保有しているか?
そして、この機会に
ご自身のポートフォリオの見直しを
行ってみてください。
急騰市場でこの「売り」の2銘柄を売却する
キッチンにある生ごみをこまめに捨てることは、衛生を保つためには必要なことだ。やりたくはないが、これは家庭の中では私の仕事の一つでもある。
これは、株式投資においても全く同じことが言える。
もちろん、「買い」評価の株式を調べることは非常に重要だ。しかし、私は皆さんに「売り」評価の株式も頻繁にチェックすることをお勧めしている。なぜなら、ポートフォリオから不要な銘柄を排除することは、あなたの資産を守るために非常に重要だからだ。
生ごみを放置することは、衛生面でも健康面でも良くない。
今回は、Weiss Ratingsの格付けシステムが「売り」と評価している比較的大きめな銘柄を紹介しよう。
「売り」評価は売却のタイミング
まず、Weiss Ratingsの格付けシステムで、私がいつも確認している方法をお伝えしていこう。
まず、2つの主要な株式基準を設定したいと思う。
- 「D+」から「F」の評価を受けた株式に絞る
- 時価総額が大きい順に並び変える
時価総額で並び変えることで、売却を検討すべき大型株を確認することができる。
以下が今回出たリストだ。
いくつかの銘柄は、皆さんもよくご存じだろう。
例えば、Nike(NKE)は、皆さんが今履いている靴かもしれないが、直近では9月25日に「売り」と評価された。
それ以来、この記事を書いている時点で株価は10%以上下落している。もしあなたが私たちの推奨に従って売却していたら、ポートフォリオの損失をいくらか防げたかもしれない。
確かに、私たちの株式「買い」推奨は非常に重要だ。しかし、「売り」推奨も同様に重要である。
時には、投資をしないことが最善の投資であることもある。これを発言しているのは偉大な投資家であるウォーレン・バフェット氏である。私もこの言葉に深く共感している。
さらに、「売り」評価の出ているボーイング(BA)を見てみよう。
航空業界におけるその規模と影響力から、よく話題に上がる銘柄だ。
個人的には、この会社の製品が大好きだ。この会社は素晴らしい飛行機を作っていると思う。ボーイングがここ数年で抱えてきた様々な問題があるにもかかわらずだ。
私たちは、2020年3月12日に、その格付けを「ホールド」から「売り」に格下げした。
それ以来、株価はほぼ5年間にわたって7%下落している。S&P500は今年だけで、25%以上も上昇しているにも関わらずだ。確かに、他の銘柄に投資した方が良かったと言えるだろう。
ご覧の通り、ボーイングの格付け評価は今年も「売り」の領域を行ったり来たりしている。しかし、キャッシュフローと総収益の増加により、最近、格付けシステムは同社をわずかに格上げした。
また、私はボーイングを例として挙げているが、それはいつか(おそらく今ではないが)、かつての栄光を取り戻すことができると心から信じているからだ。
同社は依然として業界を大きく牽引している。民間航空および軍事用に素晴らしい製品を作っていると私は考えている。
私は同社の最新の航空機に何度か乗ったことがあるが、航空業界にとって大きな功績である。
ボーイングの主な競合相手は、成長を続けるエアバスのビジネスである。財務的には、エアバスは過去5年間ずっとずっと好調である。ボーイングにも今後格付け評価とともに、株価も業績も上昇していくことを願っている。
さて、これらの2銘柄を「売り」と評価した理由がお分かりいただけただろうか。そして、もしあなたが現在保有している銘柄が「売り」評価となった場合は、一部または全部を売却することをぜひ検討していただきたい。
もちろん、Weiss Ratingsの格付けシステムも未来を予言するものではない。しかし、Weiss Ratingsは非常に優れた実績を誇っており、すべての投資家が参考にすべきだと私は考えている。
もちろん、私はWeiss Ratingsの格付けに従って投資をしているし、皆さんにも、優れた情報をお届けできていると思う。
それではまた!
ギャビン・マゴール
いかがでしたか。
ギャビン氏は、
Weiss Ratingsの格付けで
「売り」と評価された
・NIKE(NKE)
・ボーイング(BA)
の2銘柄を紹介してくれました。
どちらも日本人投資家でも
よく知る銘柄ですし、
実際に、銘柄を保有している方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
格付けが低いからといって
全ての銘柄が悪いわけではありません。
格付けシステムも
全ての未来を予言するものではないからです。
ですが、
これまでの実績を見る限りでは
「売り」と評価された銘柄は
一部を手放すことを検討してもいいかもしれません。
また、
月刊Weiss Ratingsでは
毎月最低格付けリストで
時価総額が高く、格付け評価が
低い銘柄を20銘柄ご紹介しています。
毎月、これらの銘柄を
保有していないか確認するだけで、
あなたの資産を守ることが
できるでしょう。
また、
月刊Weiss Ratingsでは
格付け評価の低い
最低格付けリストだけでなく、
格付け評価の高い
最高格付け銘柄リストも
紹介しています。
売却した銘柄で
出た資金はこのリストから検討してみてください。
↓
今月は
半導体でもAIでもない
ある意外なセクターから
選出されました。
実はこの1年市場を牽引していたのは
AIや半導体といった
ハイテクセクターではありません。
その正体は
こちらから確認してください。
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※ 広く一般の投資家に情報としてお届けする事を目的とした記事であり、Weiss Ratings Japanが運営する投資サービスの推奨銘柄ではありません。予めご了承下さい。