セーフマネー戦略で積もり積もった旅行需要から利益を得る
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- 2021年3月24日
- トピックス
この記事を書こうとしたとき、ちょうど新しくサービスを開始するクルーズ会社についてのテレビ番組が流れていた。そう、クルーズ旅行の会社だ。
英国の大富豪リチャード・ブランソン氏が出資するヴァージン・ヴォヤージュ(Virgin Voyages)は、今年7月に初出航を予定している。
同社は2020年春にニューヨークで大々的なデビューを予定していたが、「COVID-19」の大流行により延期されたままになっていた。
ヴァージン・ヴォヤージュの乗客は、搭乗前にCOVID-19ワクチンを接種済みであることを証明する必要がある。
競合のロイヤル・カリビアン・グループ(RCL)も最近、同様の計画を発表し、イスラエルへの船を再配置した。
ワクチン接種がかなり進んでいるため、ワクチン接種だけで客船クルーズに乗船することは十分有効で可能な選択肢だ。
しかし、息を吹き返したのはクルーズ会社だけではない。
米国のホテル稼働率は、3月上旬に平均で49%だった。パンデミック前の65%を大きく下回ってはいるものの、10月以降で最も高い数値となっている。
一方、米国の空港でセキュリティーチェックを通過する乗客者数が増え続けている。
直近の米国の空港では、1日当たり135万人がセキュリティーチェックを受けた。
これは2020年3月15日以来の多さで、昨年4月のパンデミックの最低水準である8万7500人を大きく上回っている。
これを旅行「ブーム」と呼ぶ人はいないとは思うが、確実に状況は改善されている。そしてこれは、1年のロックダウンの後、また出掛けたいという民衆の願望が明確に表れているである。
もし安全に旅行が行われ、ワクチン接種の取り組みがますます盛んになって早期に集団免疫を得られれば、最終的に経済的にも社会的にも健全なものとなる。
また、経験豊富なセーフマネー投資家にとっては市場のチャンスとなる。
しかし、多くの旅行会社はパンデミックの影響で業績など経営上の問題などが大きくなっている。だから、私はもっと狙いを絞って取り組みたいと思う。
例えば、私が最近お勧めしているのは、レジャー施設やカジノ施設にうまく分散している高利回りの不動産投資信託(REIT)だ。パンデミックの期間中、ワイス・レーティングのモデルから「保有」以上の評価を得ていた銘柄が有力であろう。
結論は、過剰な金融・財政政策や、特定分野の潜在需要が徐々に解放されていく市場環境下には、非常に魅力的なチャンスが存在しているということだ。
その条件を満たすのは、選りすぐりの旅行関連銘柄だと考えている。
それではまた
マイク・ラーソン
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