レンジ取引が続く中、機関投資家による買いが見られた暗号通貨市場
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- 2021年7月20日
- トピックス
– ビットコイン(BTC、格付け「A-」)は、3万ドルを下回っている。
– イーサリアム(ETH、格付け「A」)は、現在は1800ドルを割っている。
– 7月15日までの1週間でビットコインの暗号資産(仮想通貨)市場支配率は65ベーシスポイント上昇して46.25%となり、ビットコインが下落局面において価値をよりよく保持したことを考えると納得がいくものだ。
ただ、ビットコインは、直近で重要なサポートレベルである3万ドルを下回り、歓迎されない兆候を見せている。投資家は市場全体の健全性を見直することになるだろう。暗号資産(仮想通貨)市場は、押し目で次の大きな上昇トレンドが始まる前に、調整局面が続くと見られる。今のところ、ビットコインがサポートから決定的に跳ね上がれば、良い兆候となる。
以下の図がコインベース(COIN)上でのドル建てのBTCの推移率である。
イーサリアムは2000ドルを割り込んだものの、1700ドルのサポートを上回ったレンジで推移している。重要な心理的水準を下回ったが、新たな下値を確しないことの方がはるかに重要だ。
時価総額で第2位の暗号通貨は、ビットコインの動きに続き、調整を続けるだろう。イーサリアムは勢いを失って21日移動平均線を下回っており、このレベルが短期的な抵抗になると考えられる。
以下の図がコインベース(COIN)上でのドル建てのETHの推移率である。
インデックス一覧
では、7月15日までの暗号資産市場の動きを振り返りましょう。
ワイス・50・クリプト・インデックス (W50)は、週の初めに広範な市場のほとんどが緩やかな売りに直面したため、4.65%の下落となった。
ワイス・50・Ex-BTC・クリプト・インデックス (W50X)は6.27%の下落となり、ビットコインが既存のアルトコインよりも価値を維持したことがはっきりとした。
パフォーマンスを時価総額別に見てみると、小規模コインが大規模コインや中規模コインをわずかに上回った。
ワイス・ラージキャップ・クリプト・インデックス (WLC)は、ほとんどの大規模コインにとって厳しい週となったため、9.53%下落した。
中規模コインが再び最も大きな損失となったが、ワイス・ミッドキャップ・クリプト・インデックス(WMC)は10.15%の下落で、それほど大きな差はない。
小規模コインのパフォーマンスが最も良かったが、それでも下落し、ワイス・スモールキャップ・クリプト・インデックス (WSC)は5.60%の下落となった。
小規模コインが好調ではあったが、次のアルトシーズンを示唆するものではなく、取引を見る限り、小規模コインの値動きは先月の急激な調整時に売られすぎた反動が依然として残っているようだ。
市場は、確立したコインが今後の方向性を導くことを期待しており、それは、おそらくビットコインの動きから始まるだろう。当面は、ニュースの影響を受けながら、市場が一進一退する状況が続くと思われる。
健闘を祈る。
サム
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