AIが私たちの生活を支配する
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- 2021年7月30日
- トピックス
私が捉えている最も重要なメガトレンドの一つは、人工知能(AI)の拡大だ。
AIは、生産性を向上させ、さまざまな仕事を引き継ぎ、イノベーションを推進している。
今後10年間で、AIは世界の国内総生産(GDP)を26%増加させると言われている。
人工知能のエンタープライズアプリケーション市場は、この5年間で急激に拡大し、今後も拡大が見込まれている。
下のチャートは、この分野の市場収益が今後4年間で何と4倍以上に増加すると予測していることを示したものだ。
そして、これはたった1つのセグメントにおける推定値なのだ。調査会社のベリファイド・マーケット・リサーチによると、世界の人工知能市場の総額は、2027年までに4290億ドルに達し、年平均成長率(CAGR)は35%になると見られている。
AIは、現在最も成長している産業の一つであり、投資を行わない企業は取り残されてしまうだろう。プライスウォーターハウス・クーパースが発表した人工知能の動向に関するレポートによると、企業のCEOの86%が、今年中にAIが自社にとって「主流の技術」になると考えている。
企業は、革新するか、滅びるかの選択を迫られている。
人工知能がもたらす影響の1つは、労働市場への影響だ。
世界経済フォーラムが発表したAIに関するレポートでは、2025年までに8500万人が機械に仕事を奪われると予測しているものの、この産業は最大9700万人の新たな雇用機会を提供するとも付け加えている。
ロボットに置き換えられる数百万もの仕事に加え、ジョブ・マーケット・モニターが行った調査によると、組織レベルでは、回答者の84%が、人工知能の出現に対応するために雇用者のスキルを変えていく必要があると考えている。
ヘルスケアの分野では、AIが診療履歴を分析し、診断を下す。そしてデータに基づいた治療を提案することで、患者のケアに革命をもたらす。コスト削減にもなり、患者が直接医者に会わなくても済む場合もある。
これはほんの一例だ。AIは、人事や小売、マーケティングなど、その他の数え切れないほどの産業を近代化する。情報をより良く、より早く、偏りなく総合的に判断できるコンピューターがあれば、多くの場合、人間の労働力は不要になるだろう。
AIのメガトレンドを利用する方法は多くあるが、私はできるだけ多くの実用的なアプリケーションに広く触れることができるETFを気に入っている。
私が選んだのは、次の2つだ。
推奨1: iシェアーズ・ロボティクス・アンド・アーティフィシャル・インテリジェンスETF(IRBO)
IRBOは、ロボットや人工知能の分野でイノベーションを起こしている企業に焦点を当てている。その投資戦略は、画期的な可能性を秘めた企業への長期的な成長を目標としており、資金の約半分を米国外の企業に投資することで、重要な国際的エクスポージャーを提供している。
IRBOの時価総額加重による上位3位は、ソフ・ドット・コム(SOHU)、ウェイボー(WB)、パレード・テクノロジーズ(4966.TWO)となっている。経費率は0.47%。
IRBOは、昨年3月のV字回復以降、上昇傾向にある。人工知能のアプリケーションが爆発的に増えているため、さらに上方に向かって行く可能性がある。
推奨2:アーク・オートノマス・テクノロジー&ロボティクスETF(ARKQ)
キャシー・ウッド氏の著名なARKファンドの一つであるこのETFは、エネルギーやオートメーション、製造などの分野でイノベーションを推進する企業への投資を目指している。特に、自律走行やロボティクス、3Dプリンティングを高成長の投資分野としてターゲットにしている。
ARKQは流動性が高く、上位3つの持ち株は、テスラ(TSLA)、JDドットコム(JD)、そしてニコン・トリンブル(TRMB)となっている。このファンドは通常30~50社を保有しており、経費率は0.75%。
ARKQのチャートを見てみると、大規模なラリーの後、ここ数カ月で調整していることがわかる。サポートに切り返せば、さらに上昇する可能性がある。
AI分野は、私たちの日常生活に革命を起こす可能性を秘めており、業界が進化している間に参入するチャンスがあると見ている。
あなたの成功を願って。
ブロドリック
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