安心して眠れるアイスクリーム銘柄

こんにちは。
Weiss Ratings Japanの安居です。

いやあ、すごい相場ですね ^^;

ネットフリックスは22%
ペイパルは24%
フェイスブック(メタ)は26%

決算後1日でこれだけ下がりました。

小型株ならともかく、フェイスブックは
時価総額1兆円近い超巨大企業です。
それが1日でこれだけ動くなんて、、、

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-02-04/R6R45LDWX2PS01

フェイスブックの下落は、1日の下落額で
アメリカ市場最大規模だそうです ^^;

一方、
グーグルは7％
アップルも7％
アマゾンは14％

と、それぞれ決算の後1日で大きく上がりました。

大丈夫ですか？

相場に振り落とされそうになっていませんか ^^;

前回は下落相場で冷静になるために
大胆不敵＆経験豊富な投資家
という件名でお届けしました。

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弱気相場の時に勇気をもらえる内容のメールが本当に嬉しいです。
マナ 様

2週間に仕込んだ株が下落して心配していましたが、本日のメルマガで少し落ち着きました
mikey 様

株式投資は己の心をいかに制御できるかですね。バフェットのように常に損失の可能性があることを理解し耐えることが必要なんですね。安心させてもらえて有難うございます。またメールを楽しみしております。

亜希 様

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感想を送ってくださった方
本当にありがとうございます ^^)

今のように大型株でも乱高下する時期は
じっくり落ち着いて行動することが大切ですね。

まだまだ荒い相場が続くと思いますが、
見逃した方、もう一度見たい方は
こちらからご覧ください
↓
大胆不敵＆経験豊富な投資家

ということで、
最近はメルマガでも暗い話題が多かったので

今回は新しく「最高ランク米国株」に加わった
僕が大好きな銘柄を紹介したいと思います。

今のように相場が乱高下する時にこそ
持っておいたら夜も安心して眠れる
そんな銘柄です ^^)

その銘柄とは…

ゼネラルミルズ

です。

聞いたことがない？

いいえ、あなたも必ず知っているはずです。
食料品メーカーでさまざまなブランドを持っていますが、
日本で一番有名なものは「ハーゲンダッツ」ですね。

そう、高級アイスクリームの代名詞
ハーゲンダッツを製造・販売しているのが
ゼネラルミルズです。

他にもいろんなブランドがありますが、
面白いところでは「とんがりコーン」も
ゼネラルミルズを日本のハウス食品が
共同開発した商品なんですよ ^^)

他にも興味深い点は最近話題の
「ESG」や「SDGs」にものすごく力を入れている点です。

以前、アムコアという銘柄を紹介した時に
ESG投資について紹介しているので
よかったらご覧ください。
↓
天才エンジニアが目をつけた包装企業

https://sustainablejapan.jp/2021/03/05/generalmills-epic/59690

ゼネラルミルズは、同社の牛肉を使った製品を
リジェネラティブ農業（環境再生型農業）
という方法で生産されたものに転換すると発表しました。

他にも、2030年までに再エネ100%にすると発表したり
食品廃棄物削減の取り組みに加盟したりと
ESGにかなり力を入れていることがわかります。

そして最大の魅力は、
株価と配当の安定感ですね。

現在、配当利回りは3%ほどですが、
100年以上、一度も減配したことがないそうです。

すごいですね ^^)

そして株価の安定感ですが、

※tradingviewより

急上昇しているわけではありませんが
今年に入ってからもほとんど下落せず
抜群の安定感がありますね。

長期でじっくり保有して、
心穏やかに配当金を受け取り続けるなら
かなりいい銘柄かもしれません。

この安定感を見せつけたのが、昨年末の決算です。

実は前回の決算で、ゼネラルミルズの売り上げは
アナリスト予想より下だったんですよね。

※tradingviewより

これは決算のハイライト。
売上と利益の数字と、アナリスト予想との差が表示されています。

アナリスト予想より低ければ赤文字。
高ければ緑文字になります。

つまり、利益はなんとか予想を超えたけど、
売上は予想に届かなかったんです。

これと似たような決算を出したのが
フェイスブック(メタ)です。

※tradingviewより

こちらはフェイスブック決算のハイライトですが
ゼネラルミルズと同じく、売上は届かず
利益はなんとか予想を超えたという内容です。

じゃあ決算後の株価はどうなったかというと…

フェイスブックが一日で26%も下がったのに
ゼネラルミルズは高値圏をキープしているんです。

つまり、ゼネラルミルズの投資家は
1回決算が悪かっただけで投げ売りしたり
しなかったということ。
もちろん決算は利益と売上だけで判断するものではないので
他の理由もあると思いますが ^^;

長い歴史の中で、投資家と企業の間に
強い信頼関係ができている証拠だと思います。

今のように乱高下する市場では
こういう銘柄を持つことが余裕につながって
他の銘柄に投資する時も冷静になれたりします ^^)

ということで業績を簡単にみてみましょう。

※morning starより弊社作成

こちらは売上、営業利益、営業利益率の過去10年分のデータ。

売上は横ばいですが、利益率が改善され、
徐々に利益が伸びてきていますね。

※morning starより弊社作成

続いてフリーキャッシュフロー。

フリーキャッシュフローは文字通り「自由に使えるお金」です。

企業はフリーキャッシュフローの中から
事業を買収したり設備投資をして成長したり、
配当や自社株買いで株主に還元したりします。

安定してキャッシュフローが増えていますね。

最後に、Weiss Ratingsの評価をみてみましょう。

突出して成長性が高いわけでも、
過去のリターンが大きいわけでもありません。

でも、配当も株価の安定性も、事業の効率性も
あらゆる項目で高く評価されていますね。

正直、僕がこのメルマガで過去に紹介してきた

・シェア100％の独占状態にある半導体銘柄
・アマゾンを顧客に持つハイグロース不動産
・天才エンジニアが目をつけた包装企業

などと比べると、
ゼネラルミルズはかなり地味です。

でも今年に入ってからの乱高下を見ていると
やっぱり”地味な投資”が大切なんだなと思い
紹介させてもらいました。

ここ数年、株価上昇が凄まじかったので
株価が大きく上がる＝投資で成功する
だと思っている人もいるかもしれません。

でも僕たちは
「誰が一番資産を増やせるか？」を競う
ゲームをしているわけではないんです。

株価が安定していて落ち着いて投資できる
少しずつだけど着実に豊かになっていく

これも投資で成功するための
大切な要因だと思います。

ということで今回は、新しく
最高ランク米国株に選ばれた25銘柄の中から
ゼネラルミルズを紹介しました。

相場の乱高下に疲れたら
相場を気にする必要がないくらい
地味でつまらない、安定した銘柄に
目を向けてみてください ^^)

P.S.
Weiss Ratingsは1万銘柄以上ある
全ての米国株を日々評価しています。

格付け情報のほか、アメリカ人アナリストの記事も
たくさんあるので、ぜひご覧ください
https://weissratings.jp/

P.P.S
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※ 広く一般の投資家に情報としてお届けする事を目的とした記事であり、Weiss Ratings Japanが運営する投資サービスの推奨銘柄ではありません。予めご了承下さい。