ナスダックNo1のバイオ医薬品企業
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- 2022年8月8日
- トピックス
こんにちは。Weiss Ratings Japanの安居です。
前回のメルマガでは「今の上昇、ブルトラップ?」という件名で、
最近の米国株の上昇はちょっと怪しいまた大きく下がるのでは…?という話をしましたが、、、
画像:tradingviewより
今のところ上昇傾向 ^^;
GDPはマイナスで一般的な定義でリセッション(景気後退入り)しましたが、気にせずどんどん上がっています。
とはいえ、中期的な目線に変更はありません ^^)
やっぱり今の上昇は「なんで上がってんの?」という感覚が強いです。
なので僕の投資戦略は引き続き・毎月投資する分は相場に関わらず淡々と買い・チャンスに向けて現金も用意しておくというのを継続していきます。
前回のメルマガには嬉しいお声をたくさんいただきました ^^)
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初心者にもわかりやすく、現状分析方法がすごいなと思いました。指標によるファンダメンタルズの分析方法や考察力はさすがだなと感心しました。こんなレポートなら勉強になりますし、意欲がわいてきます。
あきりん 様
素晴らしい観点からのお話です、毎日でも拝読したい内容です、今後共宜しくお願い致します。
Hiro 様
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コメントを送ってくださった方ありがとうございます。
これからも・Weiss Ratingsが高く評価した有料企業の情報・投資のマインドセットや考え方・市場分析やトレンドなどをお届けしていくので、楽しみにしていてください ^^)
ということで今日は昨日更新したばかりの「最高ランク米国株25銘柄」からWeiss Ratingsが高く評価した有料企業の情報をお届けしたいと思います。
最新レポートはこちらからご覧ください
↓
まず最初に紹介するのは、、、
ナスダックNo1のバイオ医薬品企業です。
その名もユナイテッド・セラピューティック
聞いたことがあるようなないような…あまり日本ではメジャーではない企業だと思います ^^;
でもこの企業がGAFAMやテスラ、エヌビディアなど多数の成長企業が上場するナスダックで最も高く評価された銘柄なんです。
まず評価を見てみましょう。
・成長性 (Growth)・事業の効率性(Efficiency)・財務状況(Solvency)・過去のリターン(Total Return)がいずれも最高評価というすごい株です。
僕は配当が好きなので配当がないのは悲しいですが ^^;
何をやっている会社かというと、主に肺動脈性肺高血圧症(PAH)という病気の治療薬を開発しています。
この病気は世界的な高齢化と発生率の増加によって深刻化しており治療薬の需要は2031年まで年率5.6%で伸びるという予測もあります。
画像:PR TIMES
他にも臓器移植関係の技術開発も進めていますが、この市場も2030年まで年率8.4%伸びると予測されています。
画像:PR TIMES
バイオ医薬品企業は、モデルナのようにブーム株とみられるものもありますが一般には景気に左右されにくいディフェンシブ銘柄です。
一方で、新薬の開発や承認、薬害などニュース一つで株価が大きく変動するハイリスクなセクターでもあります。
つまり、バイオ医薬品企業は銘柄選びさえ間違えなければ・景気後退にも耐性があるディフェンシブ銘柄で・1つのニュースで大化けする可能性を秘めている攻守のバランスがいい投資先と考えることができます。
もう一つ、今月号でランクインした最高ランク銘柄を見てみましょう
たぶん聞いたこともなければ投資しようなんて思いもよらない企業だと思います ^^)
5つの要素が最高評価!チリの肥料メーカー
その名も、ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリです。
覚えられません ^^;
ここからは一旦「ソシエダード」という名前で書きたいと思います。
評価のレーダーチャートを一目見て分かる通り、すごい企業ですね ^^)
成長性、事業の効率性、財務状況、過去のリターンが最高評価なのは先ほどと同じく、、
さらに配当(Dividend)まで最高評価です。
高配当企業というのはだいたい成長性や過去の株価成長が弱いことが多いですからこんな銘柄、なかなか見つけることができません。
ソシエダードは名前にもある通りチリに本社がある化学素材企業です。
肥料に使われるヨウ素やカリウムなどがメインですが、電気自動車のバッテリーに欠かせないリチウムも生産しています。
リチウムと言えば、今年7月テスラCEOのイーロンマスクが「リチウム電池は新しい石油」とツイートしたことも話題になりました。
画像:Twitter
ソシエダードはこのリチウムの生産に力を入れており、3年間でリチウム生産量を3倍に増やした世界最大級のリチウム生産企業です。
2020年のデータでは
リチウム:市場シェア19%
カリウム:市場シェア48%
ヨウ素:市場シェア28%
工業化学品:市場シェア73%
とそれぞれでトップクラスのシェアを持っています。
画像:grizzle
さらに2024 年までにリチウム生産量を2倍に増やす計画です ^^)
しかもソシエダードのリチウム生産コストは普通の採掘に比べて3分の1も少ないそう。
僕はいまいち仕組みを理解できていないのですが、ソシエダードは鉱山を採掘してリチウムを生成しているのではなくカリウムを生産する過程でリチウムが一緒に出てくるからすごく安いんだとか ^^;
なんかもう無敵ですよね…
日本でも食料問題が話題になるくらいなのでヨウ素やカリウムなどソシエダードの本業である肥料の需要はどんどん増えると思います。
そしてその肥料を生産する過程で競合よりも低コストでEV化によって需要増が見込めるリチウムが生産される。
そしてそのいずれもが世界トップクラスのシェア。さらにリチウムの生産コストは競合より安い。
5大陸にまたがって事業を行っていますがメインはもちろん南米チリです。
アメリカとの政治的な衝突が少ないことも魅力ですよね ^^)
画像:tradingviewより
ちなみに株価は堅調で、移動平均線もしっかり上向き。年初来で70%くらい上昇しています。
いやあ、日々Weiss Ratingsの格付けを見ていますがまだまだ知らない企業がたくさんあるだと思い知らされました。
しかもそんな無名の企業が年初から始まった下落相場の中でぐんぐん上昇している。
しかも配当利回り3%を超える高配当企業だったなんて… ^^;
ただしソシエダードのような化学素材メーカーは景気の影響を受けやすい「景気敏感株」と呼ばれます。
経済が落ち込んでEVも売れなくなったり農作物の生産が落ち込んだりしたら肥料やリチウムの需要も減るからですね。
なので、景気後退リスクが高まる今、慎重に検討した方がいいかもしれません。
でも、最初に紹介したユナイテッド・セラピューティックは景気の影響を受けにくいバイオ医薬品企業です。
・景気の影響を受けにくく、大化けも期待できる ユナイテッド・セラピューティック
・EV化、食糧危機の波に載ってぐんぐん上昇する 高配当銘柄のソシエダード
この2つに投資するとリスク・リターンのバランスがいいんじゃないかと思います ^^)
もちろんここで紹介したのは、まだ上部だけの分析なのでもっと深く分析する必要があります。
ぜひあなたも「最高ランク米国株25銘柄」を見て興味のある銘柄について調べてみてください ^^)
僕があげた2銘柄以外にも面白い出会いがあると思います。
↓
ちなみに、Weiss Ratingsが45年も発行し続ける投資月刊誌著名投資家ポートの8月号で唯一ポートフォリオに加わった銘柄は
アナリストが「キャッシュの雨」と評価したソシエダード以上の高配当銘柄です。
ぜひこちらもご検討ください ^^)
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https://jp.surveymonkey.com/r/LPCBWNK
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