世界の大富豪たちがビットコインを選ぶ理由
- 1069 Views
- 2023年12月14日
- トピックス
世界億万長者ランキング2位、約2兆5000億円もの資産をもつ大富豪イーロンマスク(1ドル=140円換算)
彼は現在、約323億円ものビットコインを保有していることをご存知でしょうか?
イーロン・マスクだけではありません。
米国の著名投資家で伝説のヘッジファンドマネージャーと称されるチューダー・ジョーンズ。
そしてバフェットやジム・ロジャーズに並ぶ世界3大投資家の一人、ジョージ・ソロスもビットコインの保有を発表しています。
一般にリスクが高いイメージのビットコイン。
なぜ世界の大富豪はビットコインに投資するのでしょうか?
それは金(ゴールド)がインフレヘッジや分散投資に適しているのと同じように、ビットコインも安全資産、つまり“第2のゴールド”としての可能性を秘めているからでしょう。
なぜビットコインが“第2のゴールド”と言われるのか?
続きは経済学者として暗号資産を初期から研究するWeiss Ratingsのアナリスト、ジュアン氏の記事をご覧ください。
ビットコイン祭り、さらに4週間継続か!?
12月1日、ゴールドは人知れず史上最高値を更新した。
そんなゴールドと相関関係にあるのがビットコイン(BTC、格付け「A」)だ。
ビットコインは今年に入って157%以上も上昇している。12月には、4万ドルという重要な水準を超えてきた。
ビットコインは今、“第2のゴールド”として世界中の富裕層たちの注目を集めている。あなたはその理由をご存知だろうか?
周知の通り、ゴールドはインフレヘッジや分散投資に適した安全資産だ。
ゴールドは希少性が高く、供給量を意図的に増やせない。そのため、円やドルのようにインフレ時に紙幣が大量発行されて価値が落ちることはない。だからこそ安全資産として富裕層から好まれている。
しかし、ビットコインはこのゴールドが持つ特徴を全て満たしているのだ。
実際、
・ビットコインの供給量の上限は2100万枚
・その内約1930万枚が既に供給済み
つまり、ゴールドと同じようにビットコインも希少性、供給量の制限からインフレヘッジや分散投資に適した安全資産としての特徴を持つ。
だからこそビットコインはデジタルゴールドと呼ばれ、世界の大富豪たちが注目しているのだ。
そして私はゴールドの価格上昇により、ビットコインはすでに1カ月以上上昇していたにもかかわらず、再びギアが入ったと判断している。
一方、ナスダック100は史上最高値を更新中だ。
後述するが、破滅の瀬戸際にあるはずの経済とは対照的に、株式市場は2023年大成功で幕を閉じそうだ。
これにはほとんどの金融専門家が首をかしげているようだが、私は違う。
というのも、最近の金融業界で注目すべきたったひとつのポイントが分かっているからだ。それは「グローバルな資金調達の容易さ(流動性)」だ。
つまりこういうことだ。中央銀行が貨幣増刷機を起動させると、資産価格は一気に上昇する。これはあらゆるものに影響するが、暗号資産にとっては月まで飛んでいくロケットに括り付けられたようなものだ。
より安全でよりコストの低い資金調達を実現する暗号資産は、基本的にグローバルな資金調達の容易さ(流動性)を11倍にする。
世界各国政府はいま借金まみれで、債券市場がパンクしないように中央銀行にひっきりなしに電話をかけるほどだ。
実際、中国は50兆ドル規模の住宅バブルを抱えており、毎月1000億ドル規模の資金を供給している。それはまるで、連邦準備制度理事会(FRB)の2020年から2021年にかけての水準に合わせようとしているかのようだ。
そして、米国もあまり良くない。実際、財政赤字はGDPの8%に達し、財政支出は急増している。
不況でもない状況で、この対応はかなり乱暴な話だ。
そのツケは誰が払うのか?もちろん、FRBにいる者たちだ。彼らの仕事は、米国が利用限度額なしでクレジットカードを使い続けられるようにすることなのだ。
しかし今のところ、FRBはそれを秘密裏に行なっている。彼らはまるでマジシャンのように、片方の手で注意をそらしながら、もう片方の手で本当のトリックを仕掛けているのだ。表向きはインフレと戦うためにベルトを締めている。
しかし裏を返せば、裏ルートから資金を流しているということでもある。実際FRBは今年、密かに約3000億ドルの流動性を投入した。
FRBのパウエル議長は、銀行危機が起こる可能性に対処するために汗をかいている。そして、まるでインフレに対して厳しい姿勢をとっているかのように話している。
しかし、なぜ秘密にする必要があるのだろうか。
それは、FRBにはちょっとしたイメージの問題があるからだ。
インフレ率は4%前後で推移しているため、パウエルはインフレをコントロールできているように見せかける必要がある。同時に、インフレを悪化させることになる米国債市場への資金供給を行いながらだ。
ではFRBは2024年も資金を供給し続けるのだろうか。
そうなると私は分析している。2024年は大統領選挙の年だ。現職大統領が2期目の当選を目指すなら、バラマキ政策で国民の支持を得るのが手っ取り早い。
2023年のような財政赤字が続けば、来年は米国の貨幣印刷機がフル稼働することになるだろう。
では中国はどうだろう?彼らの債務問題はすぐには収束しない。これまでのところ、彼らの解決策は古き良き時代の貨幣印刷政策を続けることだ。
以上をまとめると、各国政府は返済しきれないほどの負債に埋もれている。魔法の解決策はお金を刷り続け、市場に流動性を供給し続けることだ。
2023年に始まったこの流れは、2024年以降さらに加速する予定だ。
そしてこれは、暗号市場にとって月面着陸に必要なロケット燃料のようなものだ。
私たちは今、すでにこの縮図を目の当たりにしている。中国の中央銀行による印刷は、まさに金の上昇を引き起こしたものだ。そしてこれは、サイクル的に今は一息つくべきビットコインが分厚い天井を打ち破り、長期的な上昇することに繋がった。
今回のように一旦サイクルが長くなると、どこで自然に終わるかを予測するのは難しい。とはいえ、これが1月以降も続くとは思えない。
つまり、あと4週間はビットコインの花火を見られる可能性があるということだ。
ただし、このビットコインの一時的な上昇が終了しても慌てないでほしい。2024年初頭には、マクロ経済の主要な要因が揃い市場全体を押し上げる可能性があるため、強気相場が続くと予測される。
その前の調整は買いのチャンスと考えるべきだろう。
健闘を祈って。
ジュアン
いかがでしたか?
ジュアン氏が述べた通り、ビットコインは今“ゴールドに並ぶ資産”として注目を集めています。
金融コンサルタント会社Devere Groupの調査によると、世界の富裕層の68%が暗号資産に投資予定。
さらにビットコインは現在、ETF化承認まで残りわずか。
もはや暗号資産の普及は止めることのできない大きなトレンドになっているのかもしれません。
ぜひ今後も暗号資産の動向をチェックしてください。
P.S.
世界中の大富豪がゴールドやビットコインに投資して分散投資を進めていますが、
彼らは一体なぜ株式や債券で満足しないのでしょうか?
・投資資金が有り余っているから?
・ゴールドはお金持ちの象徴だから?
いいえ、その理由はS&P500や全米・全世界株式などインデックスファンドに投資して数百、数千の銘柄に分散しても、
投資タイミングやセクターを分散してもほとんど分散効果がなく、投資リターンにほとんど影響しない、、、
という事実に気づいたからかもしれません。
ぜひ以下の動画を見て、あなたがやっている分散投資は本当に投資リスクを分散できているのかを確認してください。
↓
※ 広く一般の投資家に情報としてお届けする事を目的とした記事であり、Weiss Ratings Japanが運営する投資サービスの推奨銘柄ではありません。予めご了承下さい。