今日の「巨大テクノロジー企業」が支配する世界で、利益を上げる3つの方法
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- 2020年8月20日
- トピックス
かつては巨大石油企業の時代や巨大鉄鋼業の時代があった。 でも、今私たちが生きているこの時代は「巨大テクノロジー企業」が席巻している。
私たちの生活を見ればまさにその通りだ。これまで以上に多くの米国人が、オフィスや地元のショッピングモールに出向くことなく、在宅で仕事をし、オンラインで買い物をしている。
そして、それは株式市場にもしっかり反映されている。
どのようにだろうか?最近の『ウォール・ストリート・ジャーナル』の記事はこのようなものだった。
– S&P500の上位10企業の時価総額は8兆ドルを突破した。この額は、米国以外の主要証券取引所の個々の時価総額よりも大きい。
– たった10銘柄がS&P500の29%を占めている。それは2019年から6ポイント上昇しており、ベンチマーク指数は少なくとも40年間で最も「不安定」になっている。
– 上位10名柄の最初の3つの企業には、アップル(AAPL、格付け「B」)、マイクロソフト(MSFT、格付け「B+」)、アマゾン(AMZN、格付け「B」)が含まれる。
ほとんどが準独占企業なので、このCOVID-19の世界では好調な収益を上げている。また、FRBからもさらに(不必要な)低利資金の援助を受けている。
その結果、圧勝しているのである。テクノロジー企業中心のナスダック総合株価指数は、最近年間累計で22%の利益を示していた。またS&Pは現在、テクノロジー企業に重心を置いているため、年初から4%アップしており、かなり好調だ。
しかし、時価総額の高いハイテク銘柄の影響を除くと、印象はかなり地味になる。例えば、ダウ・ジョーンズ輸送株平均は、年初来小幅に下落していた。また、より広範な中小企業から成るラッセル2000指数は約5%下落した。
きっと、現在が巨大テクノロジー企業の世界であると言う意味がお分かり頂けたことだろう。
これは投資家には大きな意味合いを持つ。そして私はここから利益を得る方法が3つあると見ている。
まず、あなたが短期の強力なトレンドに乗ることに抵抗がなく、尚且つそのようなトレンドは永続しないという事実を認識している場合は、支配的なテクノロジー企業を探して、それに投資しよう。
第二に、ハイテク銘柄と同じくらい、堅実でなかなかの利益を上げている投資は他にもある。それも、テクノロジー分野の最大の欠点、高配当が少ないという点もカバーしている。
私のセーフ・マネー・レポートはこのような銘柄に注目している。読者がかなりの配当を得て、手厚いリターンを上げていることを報告しておきたい。
3つ目は、実際にテクノロジー銘柄を凌いでいる限られた銘柄も忘れてはならない。貴金属鉱山銘柄のことである。
金銀鉱業がS&Pの中で占める部分はかなり小さいので、プレスのビッグテックには近づけない。
しかし、他の多くの人が注目していなくても、私は確かに注目しているし、あなたも注目すべきだ!私がここ数四半期に行った金属銘柄の推奨は、驚異的なパフォーマンスを上げている。
ここ数日間そうだったように、運よく引き戻しがあれば、それを利用して割安にエクスポージャーを高めてみよう。
概要すると、以下のような市場で実行することができる。
1. 巨大テクノロジー銘柄から利益を得る。
2. 巨大テクノロジー銘柄では得られない、ある大きなものを与えてくれる銘柄で利益を出す。
3. 巨大テクノロジー銘柄を(密かに)凌いでいる銘柄から利益を得る。
このシナリオに従って実行されることをお勧めする。
それではまた。
マイク・ラーソン