「二度付け」は投資界隈では悪くない戦略
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- 2020年10月7日
- トピックス
食事会などで「二度付け」はタブーだが、投資の「二度付け」は全く問題ない。
投資用語での二度付け、つまり同じ銘柄やETFから複数の流れで収入を得られるのは素晴らしいことだ。
実はこれは、私が現在の低金利時代に重宝している「セーフマネー」戦略の一つである。
FRBはここ数週間でしばらく利上げの予定はないとハッキリ述べている。永続するわけではないと思われるが。
シカゴ連銀のチャールズ・エバンス総裁によると、政策担当者はインフレ目標に対して「虎穴に入らずんば虎子を得ず」という姿勢を持つ必要があるらしい。
どういう意味かというと、景気が回復したとしても、金利は長期間ゼロに近い水準で固定する必要がある、ということだ。
セントルイス連銀のジェームズ・ブラード総裁は『ウォール・ストリート・ジャーナル』のインタビューでその点を強調した。同氏は、「今、来年に向けて何か変わったことをする必要はないと本気で思って」おり、景気が良くなろうが悪くなろうがFRBは「今の政策を続けるだけだ」と述べた。
つまり現在は、高配当銘柄から収益を得るのにうってつけの状況が整っているのだ。これはセーフマネーレポートの核となる戦略で、私の推奨の多くが購読者に益をもたらしてきたことを報告できるのは嬉しいことだ。
しかし、さらに多くの収益を得たいのであれば、「ウィークエンド・ウィンドフォール(週末の棚ぼた戦略)」に投資してさらに一歩先に進むことができる。
(※ 現在はまだご紹介していないサービスです。)
その投資には、既にあなたが所有している優良銘柄のオプションを売ったり、安くで購入しても良いと思える銘柄のオプションを売ることも含まれている。
そうして得られた利益は何でもあなたの望むものに使うことができる。このようにして得られるオプションの収益は、かなり良い年率利回りと捉えることができる。普通預金口座や債券ファンドの利回りと比べれば圧倒的だ。
他の投資戦略と同じように、いくらかのリスクはある。しかし、ゼロ金利が長く続く環境下では、配当とオプションの両方から収益を「二度付け」するのが非常に有意義だ。
ぜひ、お忘れなく。近所の居酒屋でではなく、あなたの証券口座で「二度付け」を続ける限り、間違いはない!
それではまた。
マイク・ラーソン