ビットコイン、次の大きなラリーの準備はできている
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- 2020年10月16日
- トピックス
今回の記事では、記録的なラリー相場についての話はしない。なぜなら、ほとんどの仮想通貨が9月上旬以降、良い振れ幅の中で取引され続けているからだ。
それでも、先週の木曜日までの7日間の価格変動は、頭一つ抜けていた。 というのも、仮想通貨市場は影響が大きそうなネガティブなニュースを無視し続けているのだ。
例えば最近、トランプ大統領は少なくとも11月の選挙後までは、景気刺激政策を打ち出さないと宣言した。しかし、その後徐々に彼の意見は変わっていき、今では全く違うことを言っている。
これに対する反応はどうだっただろうか?短期的に見ると、仮想通貨市場を含め世界市場は多少下落している。しかし日を追うごとに、徐々にであるが、全体的にポジティブな動きとなり、上昇トレンドに戻ってきている。
その週の仮想通貨市場にはうねりがあった。ワイス・50・クリプト・インデックス(W50) は1.10%上昇しているが、それよりも重要なのは、このチャートが週内で起きた出来事を物語っているということだ。
チャートからも見て取れる通り、トランプ大統領のCOVID-19感染が判明したことで、急激な下落が始まっている。そこから立て直したものの、トランプ大統領の「取引を中止する」というツイートによって、10月6日頃に再度下落している。
それでも、1日後には市場は大きく高値を記録している。これは嬉しい反応である。
ビットコイン以外のアルトコインも同じように変動している。ワイス・50・Ex-BTC・クリプト・インデックス (W50X)は、その週に0.25%増加したが、価格の変動は前述の通りである。
すでに気づいている方もいるかもしれないが、時価総額事に業界を分けてみると、これと同じパターンが見られる。
ワイス・ラージキャップ・クリプト・インデックス (WLC)は、最終的には2.65%上昇した。
ワイス・ミッドキャップ・クリプト・インデックス (WMC)は1.70%下落しているが、同様の変動パターンが続いている。
しかし、時価総額が一番小さなワイス・スモールキャップ・クリプト・インデックス(WSC)は、5.23%の下落と最悪の結果となり、変動パターンも崩れている。
これらのチャートからは2つの動向(どちらも上昇傾向)が見て取れる。
一つが、10月上旬の反応同様、仮想通貨市場がネガティブなニュースに影響されていないという動きである。
もう一つは、ビットコイン(BTC、格付け「A-」)が仮想通貨市場を牽引し、ビットコインが多くを占めるインデックス(W50やWLC)は明らかに良いパフォーマンスを上げているという動向である。
とはいっても、仮想通貨市場は全体的に9月から続くラリーに準じて、強固な基盤を構築し続けている。また、これまでビットコインが1万ドルという一線を下回ってことがないという事実も重要だ。
3月〜8月までは、アルトコインが市場の変動の中心にいたが、現在はビットコインが主導権を握っている。
ビットコインが今もなお仮想通貨の王様であることに異議を申し立てる人はいないだろう。だからこそ、ビットコインが市場をリードしている時は、新たな金脈がそこにあるということだ。
このような状況は、今後の仮想通貨市場の上昇に大きな推進力となるだろう。
健闘を祈る
フアン