私の不本意な見通し
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- 2020年11月13日
- トピックス
以前、新型コロナウイルスの状況は良くなるどころか悪化していると警告した。そして、私は米国に「第3波」が迫っていると述べた。
このようなことで、自分が正しかったことが証明されるのは嫌だが、実際に第3の波が押し寄せてきており、新規感染者数が危険なほどに増加傾向にある。
この事実に直面し無力感を覚えるよりも、自分のポートフォリオを守り、潜在的な利益を得るために行動することをお勧めしたい。
先月まで何もアクションを起こしていなかったとしても、まだ時間はある。そして、これは依然として大きな投資機会だ。
なぜパンデミックが悪化していると言えるのか?根拠はここにある:
– ジョン・ホプキンス大学は、日本時間の11月11日、米国で新規感染者数が14万4133人と、2日連続で14万人を超えた。
– 重要なのは、私が最初に第3波を警告した際には1日4万人だった感染者数を、現在はるかに上回っているという点だ。
– 新型コロナウイルスの新規感染者数の7日移動平均も12万7603人で、これまでで最も多く、新型コロナウイルスがより早いペースで広がっていることを物語っている。
– ニューヨーク州は、13日からレストランやバーに午後10時の閉店を求める。屋内での集会は10人までとする制限を再び導入する。
– 待ち望まれているワクチンには期待しない方がよい。臨床試験が遅れているケースもある。特に、専門家は新型コロナワクチンの実用化を年内から2021年の第1四半期に引き伸ばしている。そして現在、その見通しは、さらに2021年半ばにまでずれ込んだ。専門家とは、世界保健機関(WHO)の主任科学者であるソーミャ・スワミネイサン氏のような人たちのことを指す。
ワクチンができたとしても、大量に製造して流通させなければならない。それには時間がかかるだろう。
スワミネイサン氏は記者会見で「現実的に言えば、新型コロナワクチンの初回投与分は恐らく来年の第2もしくは第3四半期に流通し始めるでしょう」と語った。
どのように行動するべきか。
前回この件について書いた際には、この第3波に乗りそうなETFを3つ推奨した。どの銘柄もバイオテクノロジー株で埋め尽くされており、特に流動性が高い。
パンデミックへのレバレッジをうたうETFが次々と現れているが、詳しく調べてみて初めて分かることがある。こういったファンドの出来高は閑古鳥が鳴いているのだ。
私が推奨したファンドは次の3つだ。
ファンドNo.1/SPDR S&PバイオテクノロジーETF(XBI、格付け「C」):このファンドは、S&P バイオテクノロジー・セレクト・インダストリー・インデックスに連動しており、120以上の株式を保有している。おそらく新型コロナウイルスのワクチンレースの潜在的な勝者が複数含まれている。
ファンドNo.2/インベスコDWAヘルスケア・モメンタムETF(PTH、格付け「C」): このヘルスケアに特化したETFは、投資額の42.25%をバイオテクノロジー株に配分している。
ファンドNo.3/iシェアーズNASDAQバイオテクノロジーETF(IBB、格付け「C」):このファンドは、NASDAQバイ オテクロノジー株価指数に連動しており、大型のバイオテクノロジー銘柄を多数保有している。
前回私が推奨して以来、S&P 500に対して彼らがどのように推移したかを見てみよう。
どの銘柄もしばらくは好調だったものの、今月の頭に下落基調へと転換している。米議会で、ワクチンが大統領選前に実用化されるかもしれないなどという話が出たことが原因かもしれないが、実現はしなかった。
一方で、XBIもPTHもS&P500をアウトパフォームしている。特に、PTHのパフォーマンスは顕著だ。
このファンドは現時点で、そして将来的にも明らかに勝者のようだ。
感染率が上昇している事実と、これらのファンドにおける最近の下落を考えると、間違いなく買いの機会に見える。
さらに、上記のETFよりもさらに良い結果をもたらす個別銘柄がある。現在、スーパーサイクル・インベスターでは、そのいくつかを保有中だ。
全てはあなたのリスク選好度や高いリターンへの期待、そして個別銘柄における調査をどれだけ行うかにかかっている。
そして、一つだけはっきりしているのは、パンデミックの波は、どんどん大きくなっているということだ。
この第3の波を乗り切るためにボートを用意しておこう。
あなたの成功を願って。
ショーン