COVID-19 ワクチンの接種開始!市場の反応予想
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- 2020年12月17日
- トピックス
私がこの記事を書いている最中も、数百万本分のCOVID-19ワクチンが飛行機、トラック、また何千人もの配達員によって世界中で出荷されている。
既にワクチンが届いた場所は何百か所にも及び、今週からリスクの高い米国人が接種を受け始めた。米国はこれまで経験したことがないほどにリソースを総動員している。
もちろん、市場も注目している。
投資家は我々と同じように、世界経済がある程度平穏な状態に戻ることを望んでいる。集団予防接種の取り組みは、そのための重要な要素である。だから当然、市場もこの取り組みを楽観的に歓迎している。
実際、12月初頭に主要3株価指数は、すべて史上最高値を更新した。 SPDR S&P 500 ETF トラスト(SPY、格付け「C+」)は、 現在、年初来から15%以上上昇している。
しかし、株だけが上昇しているわけではない。そして株価が上昇したのは、ワクチンへの期待だけによるのではない。
では、他にどのような要因が、考えられるのだろうか。
それは、新年に政府が追加経済対策を実施するという期待感である。
バイデン次期政権は、何兆ドルもの財政支援により経済を潤そうと考えている。民主党が1月5日のジョージア州での上院2議席の決戦選挙に勝てば、バイデン次期大統領は、大型財政政策を実行するための票を得ることになる。
民主党が両議席とも獲得できない場合も、規模は多少縮小するが、景気対策費が政府から流れ込むことになるだろう。加えてFRBがお金の蛇口をさらにひねって、その縮小分を補うだろう。資産価格を上昇させるFRBの低金利資金ほど、資産家が好むものは無い。
そして、その楽観主義がセーフヘイブン投資を押し上げている。
世界最初、そして最大の仮想通貨であるビットコインを例に挙げてみよう。ビットコインは、ちょうど史上初めて2万ドルを超えた。年初からの上昇率は、驚異の166%にまで上がっている。
地金はどうだろうか?最近金は、1オンスあたり1800ドル付近のサポートラインで推移した後、急激に反転した。これによりS&P 500種株価指数のパフォーマンスを上回った。
最終的に、先に述べたマネーの増刷、政府債務の増加など全てのツケを我々は払うことになる。しかし、それは長い目で見た場合の問題だ。
今は、我々のランキングに入ってくるような優良銘柄を狙って投資を行うのが論理的な行動と言える。それこそ、私があなたにお勧めする方法だ。
例えば、米国最高格付の株式ランキングでトップになっている、ダラーゼネラル(DG、格付け「A」)などがある。昨年は33%以上上昇した。
最後に、12月14日月曜日時点のランキングのトップ銘柄を紹介しよう。しかし、これらのランキングは変動する。新しいデータが入り次第更新されることをお忘れなく。
それではまた。
マイク・ラーソン