テスラを遥かに凌ぐ、今が買い時の2つの自動車銘柄
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- 2021年2月12日
- トピックス
私は数年前からEVについて、これから盛り上がるを見せると繰り返し述べてきたが、2020年は、いよいよハイギアへとシフトした。
この月間売上高のチャートをご覧頂きたい。
電気自動車の世界販売台数は、2020年に324万台を突破し、2019年の226万台から増加した。これは、全車種(内燃機関車を含む)の販売台数が、前年比2割減となったにもかかわらずの数字だ。
確かに、これはスモール・スタートだ。バーンスタイン・リサーチによると、過去最高の販売台数を記録しているとはいえ、2020年の世界の自動車販売台数に占める電気自動車の割合は約3%となる。
しかし、これは投資家にとっては朗報だ。この強気相場はまだ生まれたばかりで、これから長い道のりが待っているのだ。
では、その長い旅にはどんな銘柄を選べば良いのだろうか?アメリカでは、まず頭に浮かぶ株はテスラ(TSLA)だろう。
結局のところ、彼らが最先端だ。
だが、今回はEVの市場シェアを獲得するために全力で取り組んでいる米国の自動車メーカー2社をご紹介したい。彼らはテスラよりもはるかに優れた価値観を持っている。
賢い投資家は、すでに投資しているだろう。この2つの銘柄とは、フォード・モーター(F)とゼネラル・モーターズ(GM)だ。
これらの老舗自動車メーカーは、EVへのチャンスを逃してしまったのではなかろうか?確かに遅れを取ってはいるが、ギアを上げてきている。
例えばGM は、電気自動車への投資を前年比33% 増の 270億ドルに引き上げ、電動バンを販売する新たな事業部門を立ち上げた。
一方、フォードは、電気自動車のカーゴバンや人気の高いピックアップトラック「F-150」のプラグイン版を独自に計画している。また、フォードは最近、米国初の電気自動車SUV「マスタング・マッハE」の販売を開始した。
では、テスラ、GM、フォードを複数の経営指標で見てみよう。結局のところ、EVは長期トレンドだ。
GMとフォードは、P/E(株価収益率)、P/S(株価売上高倍率)、P/B(株価純資産倍率)の全てにおいてテスラに勝っている。そして、収益に関してGMは2021年にテスラを上回ると予想されている。
この比較は、まさにGMとフォードが買い時であることを示すものだ。テスラではない。
EVのトレンドに乗りたいが、個別株リスクを避けたい場合は、 GグローバルXオートノマス&エレクトリック・ヴィーイクルETF(DRIV)が良いだろう。
個別株でもETFでも、この機会を逃さないようにしたい。
EVは21世紀を形作るメガトレンドだ。大きな利益への道を歩もう。
あなたの成功を願って。
ブロドリック