コモディティの次の大きな波に乗るチャンスはここにある
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- 2021年4月9日
- トピックス
2020年は、石油や天然ガス、銅、ニッケルなどのコモディティが急騰した。
多くの投資家がそうであるように、あなたがコモディティの波に気付いたのは、上昇が始まってかなり経ってからだろう。
下落局面で買うチャンスを待っているうちに、コモディティ全体が上昇してしまった人もいるかもしれない。
だが、市場は一直線に動くものではない。2021年に入ってからは、コモディティー市場の低迷が散見されている。
理由は大きく分けて2つある。
1.インフレへの懸念
インフレ懸念は5年ぶりの高水準となっており、このチャートがそれを示している。
この市場では、期待感がすべてだ。
投資家は、インフレ率の上昇が経済成長を妨げるのではないかと懸念しているが、実質的なインフレ率はまだそれほど悪くない。
過去12カ月間のインフレ率は、1.4%から1.7%に上昇した。歴史的に見ても、それほど高いものではない。去年の初めにはもっと高かった。
はっきり言って私はインフレになると考えているが、慌てるほどのことではないと見ている。
そのため、このような懸念の種は徐々に消えてしまうかもしれないと想定している。
しかし、インフレ懸念が、米長期金利を上昇させており、これが次の2つ目の理由の一部だ。
2.ドルの上昇
直近では、米国 10 年債利回りは一時1.7%を超え、13カ月ぶりの高水準となった。繰り返し述べるが、これは歴史的に見ても高いものではない。だが、利回りは2%程度まで上昇すると予想されている。
これは、FRBが、インフレを心配しておらず、FRBの目標値である2%を上回るインフレ率を許容すると発表したためだ。
これが債券売りのきっかけとなったのだ。
米国債の価格が下がれば、金利は上昇する。米国の金利が上昇すると、ドルが高くなる。利回りが高いことは、他の通貨に比べて魅力的だからだ。
一方、ドルを買い支えるもう一つの要因がある。
それは、経済成長だ。
パリに本拠地を置く経済協力開発機構(OECD)は、世界経済の生産は、2021年半ばまでにパンデミック前の水準を上回ると予想している。主な要因としては、バイデンの景気刺激策による貢献が大きいとしている。
OECDは、2021年の世界の成長率予測を4.2%から5.6%に引き上げ、米国の予測を6.5%と従来予想から倍以上に引き上げた。
世界経済の活発化に伴い、世界中の国や企業が、より多くの取引を行うためには、世界の基軸通貨であるドルが必要となる。
ドルで取引されているものには何があるか?
ほとんど全てだが、特にコモディティだ。ドルが高くなると、コモディティは下がる傾向があり、これによってバランスが取れてくる。
そして、ドルの上昇によってコモディティが調整したあとは、再び上昇するだろう。
次のコモディティ上昇は爆発的なものになるかもしれない。
世界的なパンデミック後の好景気、そして世界全体における中産階級の爆発的な増加が要因となり、大きな動きとなり得る。
見逃せない。
あなたの成功を願って。
ブロドリック
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