市場が開いた時、まず初めに行うこと
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- 2021年12月7日
- トピックス
平日の朝、私には毎日同じルーティンがある。
犬を外に連れ出し、コーヒーを淹れ、金融ニュースをつけ、携帯電話で市場の見出しをスクロールし、天気予報をチェックし・・・また秋には、ファンタジー・フットボールのニュースもチェックしている。
もちろんこれは複数のプロセスのため、いつも同じ順序というわけではない。だが、私が購読者の皆さんにおすすめする最高の銘柄を見つける時には、必ずあるステップが最初に存在する。
・ワイス・レーティングのチェックだ。
ワイス・レーティングは毎日更新されている。つまり、売買したい株式やETF(Exchange-Traded Fund)、投資信託の健全性をいつでも確認することができるということである。
また、あなたが新しいアイデアを求めているという場合にも、お役に立てるはずだ。
ここでの格付けは、安全性と収益性のポテンシャルについて、しっかりとバランスが取れている企業をリストアップすることで、他では得られないアドバンテージが得られるように設計されている。
「ワイス・セーフティー・レーティング」は、1989年に発行を開始した。ここでは、私たちが銀行、信用金庫および保険会社をどのように見ているかについてご紹介している。例えば、銀行にお金を預ける時に、その金融機関が健全であることを信用したくなるのは当然だ。
また、2001年に開始した「ワイス・インベストメント・レーティング」でも、同様のことをおこなった。こちらでは、その銀行の株式に投資したいかどうかについてチェックすることができる上、その他にも魅力的なコンテンツが様々存在している。このコラムでは投資をテーマにしているということもあり、今日はその中で「格付け」に焦点を当ててお話ししよう。
・その他多くの格付けモデルとは異なり、私たちの格付けは報酬だけに焦点を当てたものではない。もちろん、皆さんの利益には貢献したいと考えているが、これをリスクを最小限に抑えたかたちで行ってもらいたいと考えている。
だからこそ、私たちのモデルは、数えきれないほどのデータを使って投資評価を算出する際に、リスクとリターンのバランスを取っているのだ。
話題になっているかどうかだけで株やETFを選ぶのではなく、ワイス・レーティングに導かれるまま選ぶだけで、夜通し作業をする必要なしに、上昇することが決まっている投資先を見つける事ができる。
ただ、私が今ここで、高評価の株やファンドはすべて上昇する、あるいは、すべての低格付けの株式・ファンドが必ず下落すると言えるかと言ったら?もちろん、そんなことはないという事をわかってほしい。
市場が打撃を受ければ、健全な投資でも失敗する可能性があり、逆に市場が急上昇すれば、格付けの低い銘柄であっても、その流れに乗っていく可能性がある。
・しかし長期的な視点、および異なる市場環境を考慮した場合でも、私たちの調査とテストによれば、高評価の投資対象の方が、低評価の投資対象よりも比較的良い結果が得られることを示している。
私と同じように、格付けのチェックを、日課にしてみてほしい。
ポートフォリオに新たなピックを追加する際には、堅実な「A」または「B」評価(「買い」に相当)、中程度の「C」評価(「保有」に相当)、または最低の「D」または「E」評価(「売り」に相当)の内、どの格付けになっているかを確認し、それをもって、投資という引き金を引くかどうかの判断材料とする。
私の場合、犬の散歩をしたり、ニュースを見ないことには一日が始まらない。そして、独立した、かつ第三者観点の分析によるレーティングをチェックせずに、自分の稼いだお金を投資リスクにさらすべきではないと思っている。
もしあなたがその考えに同意し、自分のためにレーティングを日々役立てる方法をチェックしたいと思うのならば、ワイス・レーチングからスタートすることをおすすめしたい。
それではまた。
マイク・ラーソン
※ 広く一般の投資家に情報としてお届けする事を目的とした記事であり、Weiss Ratings Japanが運営する投資サービスの推奨銘柄ではありません。予めご了承下さい。