ホリデーウィーク中に暗号資産市場は一服
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- 2021年12月3日
- トピックス
- ビットコイン(BTC、格付け「A-」)は、5万6000ドル台半ばで取引されている。
- イーサリアム(ETH、格付け「A」)は、目先的なレンジ相場の上限を上回り、4500ドル付近で推移している。
- ビットコインの暗号資産(仮想通貨)市場支配率は、30bp減少して42.5%となった。ここ数週間は42%~44%の狭いレンジで推移している。
ビットコインは、直近の高値から調整しており、引き続き苦戦している。BTCの市場支配はここ数週間で一進一退を繰り返しているが、そのチャートは既存のアルトコインに比べて強気ではないように見える。
インデックス一覧
では、11月24日までの1週間の動きを振り返りましょう。
ワイス・50・クリプト・インデックス (W50) は0.41%下落したが、これは暗号資産(仮想通貨)市場の不安定さを考えると無視できるレベルだ。
ワイス・50・Ex-BTC・インデックス (W50X)は2.73%上昇し、アルトコインが市場のリーダーを上回ったことを示している。
パフォーマンスを時価総額別に見てみると、「小規模コイン」が僅かな差で再び最大の勝者となった。小規模・中規模コインがほぼ二桁の上昇を見せたのに対し、「大規模コイン」は遅れをとった。
ビットコインのパフォーマンスが重荷となり、ワイス・ラージキャップ・クリプト・インデックス (WLC)は1.57%の小幅な上昇となった。
中規模コインは、ワイス・ミッドキャップ・クリプト・インデックス(WMC)が9.72%の上昇を見せたように、最近の劣勢の傾向を逆転した。
小規模コインは、ワイス・スモールキャップ・クリプト・インデックス (WSC)が9.97%上昇し、引き続きトップに立つことができた。
市場全体に対するビットコインの劣勢は、取引ペアを通じて小規模なプロジェクトへと流出したことで一部説明がつく。もう一つの理由は、強気の動きにおいてアウトパフォーマンスが求められていることだ。
いずれにしても、アルトコインが真のアルトシーズンを迎えるには、まずビットコインがその勢いを取り戻し、強気相場をさらに拡大する必要がある。
健闘を祈る。
サム
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