AI時代のゲームチャンジャー
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- 2023年8月29日
- トピックス
AIが感情も習得し始めました。
海外の病院でこんな実験が行われました。 その実験は、1000人の患者に二人の医者とやりとりしてもらい どっちが良かったか選んでもらえるという 非常にシンプルなもの。
この実験の面白いところは、やりとりする二人のうち、 一人は本物の医者、もう一人はChatGPTだということです。
実験に参加した患者は、一体どちらの医者とのやりとりが”より良い”と感じたでしょうか?
結果、79%の患者が「AIであるChatGPTのほうがアドバイスの質も高く、共感性も高かった」と答えました。
質問に答えたり、自然に会話したりするだけでなく、 人間独自の能力と思われていた”共感力”でさえ、 ChatGPTは身につけているのです(しかも人間以上に!!)
これはまだ、書面上での段階ですが今後は本当に会話で可能になるでしょう。
人間にしかできないと思い込んでいた感情を大切にするような職業や仕事もAIがサポートしてくれる未来が来そうですね。
ですが、感情を理解するAIはChatGPT以外にもあります。 しかも、その中には、AI分野の専門家ジョン・マークマンが 「ChatGPTよりさらに人間らしく、優れている」 と分析したAIもあるんです。
一体そのAIを開発した企業はどこのなのか。その企業が手がける製品によって我々はどのような恩恵を受けるのか。そして、その企業は今、ベストな投資タイミングなのか。
本日はジョン・マークマンによる生成AIの分析をお届けします。
実際、起きていることだ。世界最大のハイテク企業の一社が、その膨大なインストール済みのソフトウェアに生成AIを導入しようとしている。
火曜日、アルファベット(GOOGL)のGoogle幹部は、Googleの家庭用、自動車用、モバイル用ソフトウェアを支えるユビキタス(いつでも、どこでも使える)なデジタル・アシスタントであるGoogleアシスタントに生成AIが搭載されることを予告した。
これは大事件だ。 真のデジタルアシスタント戦争における最初の一撃である。
ほとんどの人がデジタル・アシスタントについて知っている。アップル(AAPL)のSiriとGoogleアシスタントは、良くも悪くもモバイル体験の大部分を占めている。
簡単な音声プロンプトでこれらのデジタル・アシスタントを目覚めさせ、それから質問したり、DAにタスクを実行するよう指示したりする。成功率は中程度だ。
これらは数年前からある。もう慣れたよ。と思うだろう。
一方、最近登場したChatGPTは世界を席巻している。ロイターは2月、このプラットフォームがフェイスブックやインスタグラム、さらにはTikTokを抑え、最速で1億人のユーザーを獲得したと報じた。
ChatGPTは発足から8ヶ月が経ち、時代の流れの一部となった。
大規模言語モデル、チャットボットの魅力は、その会話品質だ。ChatGPTはユーザーと会話をしているようだ。
GoogleがChatGPTを買収!?
Googleはこのかくし芸を完璧に再現できる。
確かに、生成AIの現状では実際の会話はできない。AIには感覚がない。ChatGPTを含むチャットボットは、会話を装っているに過ぎない。
2018年のGoogle I/Oで、CEOのサンダー・ピチャイはGoogle Duplex(デュプレックス)を公開した。そのビデオクリップでは、印象的なソフトウェア・アルゴリズムが、声の抑揚や人間のような言語的手がかりを含め、本物のパーソナル・アシスタントを模倣できたことを示している。
Google Duplex(デュプレックス)が地元のヘアサロンに電話をかけ、疑うことを知らない店員を相手に予約を入れる様子に、開発者たちは驚きを隠せなかった。
これらの機能はその後、独自のソフトウェアとしてGoogleピクセルの携帯電話に移行した。
Googleはコールセンターでもデュプレックスの実験を行っている。 Google Duplex(デュプレックス)は現実の世界に生きている。
Googleアシスタントのエンジニアリング担当副社長、Peeyush Ranjan氏が月曜日に従業員に送った電子メールによると、同社は大規模な言語モデル技術をアシスタントに導入する予定だという。
「私たちはまた、生成AIが人々の生活を一変させる大きな可能性を秘めていることを目の当たりにし、LLMによってパワーアップしたアシスタントがどのようなものになるかを探求する大きなチャンスだと考えている。」と同氏は書いている。
GoogleのAIの能力を広くアシスタントに活用することは、もっと重要だ。
アシスタントは、マップやクロームからGoogleドキュメントや検索に至るまで、Googleのすべての製品に搭載されている。さらに重要なのは、GoogleアシスタントがGoogleホーム、アンドロイド・オート、アンドロイドの音声プロンプトであることだ。 このソフトウェアは、何十億ものデバイスのバックグラウンドに搭載されている。
もしGoogleがデュプレックスに匹敵するアシスタントをこれらすべてのデバイスに使用することができれば、ゲームチェンジャーとなる。 生成AIのキラーアプリである。
確かに、これはGoogleのネイティブ広告モデルにとって破壊的なものになるだろう。同社は、成功を収めた「10本の青いリンク(Google検索結果に表示される10個のウェブサイトへのリンク)」戦略から、答えを提供するソフトウェアへと移行しつつある。
投資家はもっと長期的に考えるべきだ。
Googleはユーザーについて多くのことを知っている。同社はまた、Google検索を通じて世界中のほとんどの情報を選択する際のゲートキーパーでもある。
信頼できるデジタル・アシスタントは、これらの要素を融合させる。パワフルで価値のあるものだ。
会員は、アップグレードされた機能を利用するためにサブスク料金を支払うことになるだろう。それはやがて広告モデルに取って代わる可能性のある大きなビジネスだ。
このニュースに基づいてアルファベットを買うことを勧めるつもりはまだない。とはいえ、129.35ドルと株価はそれほど高くない。株価は利益の19.6倍、売上高の5.5倍にすぎない。
1兆6,000億ドル規模の企業に投資する際には、やはり慎重になりたい。もしGoogleが投資対象なら、大幅な下落を利用して株を買うことをお勧めする。
今日はここまで。
健闘を祈って。
ジョン・D・マークマン
2018年の段階で、Googleは人間そっくりな声を生成できるAIを開発していました。
生成AIの研究は進んでいるので、より人間らしい言葉を生成するAIがGoogleから発表されるかもしれません。
マークマンの分析にもありましたが Googleのソフトウェアは、何十億ものデバイスに搭載されています。
そしてそのソフトウェアの一部に生成AIが搭載されることは既に予告されています。
もし、ChatGPTをも超える完成度の高い生成AIを何千・何億ものデバイスに搭載することができれば、Googleが生成AI市場を支配するかもしれません。
そうなれば、株価は今の129ドル前後から大きく上昇していくと我々は考えています。
しかしマークマン氏はこのニュース一つでGoogleに投資すべきではない と言っています。
下落タイミングまで待ってから投資することで大きなリターンが狙える可能性がありますね。
しかし、具体的にいつ投資すれば良いのかなかなか自分で判断するのは難しいでしょう。
もし、Googleに投資を考えておりベストなタイミングで投資をしたいと考えているならば「パワーエリートネクスト」を読んでみてください。
「パワーエリートネクスト」はAIやテクノロジー投資のスペシャリストであるマークマンが、今後中長期的に保有すべきだと狙っている銘柄が17企業まとめられたレポートです。
そのうちの1つにGoogleもあり、ベストな投資タイミングがやってきたらマークマンは我々に教えてくれるでしょう。
マークマンの分析によればGoogleは数年で株価が2倍に増えると予想しています。Googleの分析内容を見れば、2倍は控えめかもしれません。
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