診療所がスマホの中に誕生か
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- 2023年9月21日
- トピックス
生成AIが医師国家試験に合格しました。
https://diamond.jp/articles/-/327805
医師国家試験は難関試験を突破してきた医学生が、6年という長い年月をかけて医学の知識を積み重ねて合格できる難易度が非常に高い試験です。
そんな国家試験をAIがいとも簡単に突破してしまいました。AIはどんどんデータが与えられ、加速度的に進化しているので今後さらに難関な医療分野でも活躍できるようになるでしょう。
昨今、日本でも医者不足が問題視されているので
我々が思っているよりも早く「AIが医者の代わりになる」
そんな未来がやってくるかもしれませんね。
そんな今注目が集まるAIと医療を掛け合わせた分野について
Weiss Ratingsのシニアアナリストであり、AIのスペシャリストでもあるジョン・マークマンは
この分野が大きな投資チャンスになりうると分析しているそうです。
なぜ、AIのスペシャリストであるマークマンが数ある分野の中で医療分野に注目し、大きな投資チャンスと考えているのでしょうか。
その答えは、ジョン・マークマンによるAI✖️医療についての分析をご覧ください。
メブルームバーグは、ChatGPTのような現在のAIのブレークスルーは、投資家が数十億ドルを稼ぐ助けとなるだろうと報じている。
しかしAIを医療に応用すれば、それよりもはるかにうまくいくだろう。何十億人もの命を救うことになる。そして、人々が人類のために良いことをすれば、自然と自分自身のためにもなる。
だからこそ、『フォーブス』誌の最近の記事によれば、医療における新たなAIのブレークスルーは何十億もの命を救うだけでなく、世界初の兆万長者(トリリオネア)を生み出すだろう。ゴールドマン・サックス(GS)が発表したばかりの調査で、AIによる破壊が始まろうとしている分野として医療分野を挙げているのもそのためだ。
実際、医療分野は、AIが必要とするビッグデータ、AIでプログラム可能な精密機器がすでに存在しており、人命救助という緊急性がある分野のため、世界で最初にAIを利用した主要セクターとなった。
そして、AIを診断に活用することがすべての始まりなのだ。
たとえば、PAPNETテストシステムをみてみよう。AIが何なのかさえほとんど誰も知らなかった1995年に、FDAによって承認された最初のAIベースのシステムである。1995年にはすでに導入されているのだ。
そして2000年代初頭、FDAはAIを使ったデジタル画像、細胞の分析、ベッドサイドでのバイタルサインのモニタリング、医療行為が必要なときに病院スタッフに自動的に警告を発する警告システムなどを承認した。
CTスキャンは肉眼で読むのは決して容易ではない。微細な異物を検知し、意味のあるパターンを見抜くには、多くの訓練と経験、そして鋭い知覚力が必要だ。AIにはこれをより迅速かつ効率的に行う力がある。
血液中の病気の原因物質やその他の兆候を、より速く、より効率的に検出できる。
AI医師がやってくる
AIを使った診断は、医師の時間を大幅に節約することもできる。米国医科大学協会によると、米国では2034年までに最大12万4000人の医師不足が予測されている。
それは高齢化社会によるものだ。インフレや景気低迷などを考慮すれば、もっと悪くなる可能性もある。
驚くべきことに、歴史上初めてAIプログラムが米国の医師試験に合格した。これはAI が、特に診断に関して、医師不足の緩和に大きく役立つと信じるもう1つの理由だ。
医療現場の他の側面と比較して、医師不足を最も緩和すると期待されているのが、診断のためのAIである。
AIによる診断
初診の場合、医師は必要ないかもしれない。実際、その最初のプロセスのほとんどは、自宅にいながらスマートフォンのアプリで行うことができる。
これはAIが世界の低所得者に、より良い医療を提供する唯一の方法かもしれないとフォーブスが報じる理由の1つだ。
医師の養成には何十万ドルもかかる。発展途上国の隅々まで医療が届くことを期待することは、私たちの途方もない夢の中でも現実的ではない。アメリカの裕福な地域の隅々まで行き届かせることさえできない。
しかしこれがスマートフォンを所有する、世界中の69億人の人々にもたらす利益を想像してみてほしい。 スマートフォンのアプリを使って、Aによって自宅で患者を診断できるようになれば、世界人口の86%が人生を変える医療を受けられるようになる可能性があるという話だ。
医師の貴重な時間を、AIにはできないことに集中することで、どれほど効率的に使えるか想像してみてほしい。
結果AI診断は現在、年率39.9%で成長すると予測されている。つまり、3年足らずで倍増するということであり、驚異的な成長ペースである。
これはAI全体の成長率よりも速い。半導体の成長の5.6倍の速さだ。実際、これほどの急成長が見込まれる主要セグメントを見つけるのは、どの業界でも難しいだろう。
つまり将来的には、医師が見逃してしまうようなCTスキャンの微妙な兆候や画像構成をAIが検出できるようになるのだ。
血液サンプルを驚異的なスピードと効率でふるい分け、専門医が長年の訓練にもかかわらず見つけられなかったものを見つけることができるだろう。
そして、AIベースのパーソナル・アプリは、何百万人もの人々が、一般的な、または珍しい病気を診断する、あるいは少なくとも診断プロセスの良いスタートを切るのに役立つだろう。すべて自宅にいながら。
急成長しているこの診断のビジネスに参入する企業は数多くあるが、その中でもひときわ異彩を放っている企業もある。心臓病から糖尿病まで、あらゆる病気について、FDA(米国食品医薬品局)が承認したAIによる診断ツールがすでに市場に出回っている。
AIとヘルスケアは完璧にフィットしている。医薬品開発から実際のAI手術技術まで、あらゆることに同期して取り組んでいる。
健闘を祈って。
ジョン・D・マークマン
AIと医療の相性は抜群に良くAI ✖️診断 は年率39.9%という驚異的な数値で成長していくそうです。
AI全体の成長率が 37.3% なので、AI全体の成長率よりも大きいのです。
マークマンがAI医療に注目するのも納得ですね。
しかし、注目しているのはマークマンだけではありません。
Weiss Ratingsの創業者マーティンも同じように、AIと医療の組み合わせに注目すべきだと考えています。
マーティンが日本の投資家向けに行ったAI医療講演を無料公開して
具体的な投資先も明かしているのでぜひチェックしてください。
※ 広く一般の投資家に情報としてお届けする事を目的とした記事であり、Weiss Ratings Japanが運営する投資サービスの推奨銘柄ではありません。予めご了承下さい。