【年末予想】不安定な相場にふさわしいA評価銘柄
- 1030 Views
- 2023年11月8日
- トピックス
今年の上半期、順調に上昇していた米国株。ここ3〜4ヶ月は主要3指数揃って 不安定な株価の動きを見せていますね。
そんな不安定な市場を乗り切るため、景気変動の影響を受けにくい「ディフェンシブ銘柄」を仕込む動きが活発化しているようです↓
そして気になるのは年末の動向。
弱気派で知られるモルガン・スタンレーのストラテジストは「米国株の年末ラリーは望み薄。年末までに米株式相場が上昇すると期待する投資家は失望させられるだろう」と予想。
一方で、強気派として長年知られるオッペンハイマーのストラテジストまでも
「地政学的リスクと金利を巡る懸念が相場を圧迫するため、年内にS&P500指数が従来の予想水準に達するには時間が足りない」と発言し、S&P500指数の年末予想を4900から4400に引き下げ。
今年の年末は今以上に難しい相場となるかもしれません、、、
そんな中、Weiss Ratingsの格付けシステム総責任者であるギャビン・マゴール氏は、ヘルスケア業界の“とあるAランク銘柄”に注目しています。
ディフェンシブ銘柄と言えば生活必需品やインフラなどヘルスケア以外の選択肢もあるはず。
なぜギャビン氏はこの“Aランク銘柄”に注目しているのでしょう?
続きはギャビン氏の記事をご確認ください。
「90秒で説明できない会社には手を出すな」これは全米No.1のファンドマネージャーとまで言われた成長株のレジェンド、ピーター・リンチ氏の著書にある言葉だ。
私はどの銘柄を買うにしても、その企業の価値やリスクなどを徹底的に分析してから投資する。そして、すべての投資家にも同じことを強く勧める。
特に意識して欲しいのは、経営陣、財務状況、どのように儲けているのか、過去にどうだったのか、将来はどうなりそうなのかをすぐに答えられることだ。
これには、Weiss Ratings Japanの公式サイトで無料公開している「最高ランク米国株25銘柄」が大きな助けとなるだろう。
このレポートでは、私たちが1万銘柄以上あるほぼ全ての米国株を「今投資してリターンが得られるか」という基準で分析し、「最も今投資すべき」と認められた上位25銘柄を確認できる。
ぜひ投資判断材料の1つとして活用していただきたい。
それでは今月「最高ランク米国株25銘柄」にランクインし、最高評価の“Aランク”を獲得した上位15銘柄を見てみよう。
おそらくほとんどの“Aランク”銘柄は、名前も聞いたことがないものが多いのではないだろうか?
米国株投資を行うアメリカ人でも、この中には聞いたことがない銘柄が少なくないだろう。そうした銘柄を見つけることがWeiss Ratingsの強みだ。
だが、これらの“Aランク”銘柄を見つけた後はきちんと経営陣やビジネスモデル、将来の見通しについて注意深く調べてほしい。
今、特に私の目を引くのはマケッソン(MCK)だ。
利益のための処方箋
マケッソンは医薬品を販売し、医療用品や医療情報技術、ケアマネジメントツールを提供するヘルスケア企業である。テキサス州アービングに本拠を置き、約7万人の従業員を抱える。
同社は2021年の間、CランクからDランクの間で埋もれていた。
しかし去年、PERやPBRなどの効率性、バリュエーション評価、トータルリターンがすべて同時に上昇したことで、「買い評価」に急昇格。営業キャッシュフローは50%増加し、EPSは急増、純利益は17%増加した。
それ以来、同社は「買い評価」を維持し続け、現在は最高評価の「A」ランクを獲得、株価は45%以上も上昇している。(2022年4月29日〜2023年11月2日)
ではチャートを見てみよう。
上のチャートでは、50日移動平均線が200日移動平均線を突き抜けている。マケッソンが強い上昇トレンドに乗り続けているのがお分かりいただけるだろう。
しかし、マケッソンの成功は驚くべきことではない。なぜなら同社は市場で圧倒的な地位を占め、米国最大の医薬品販売会社だからだ。現在、その市場シェアは30%を超えており、カナダとヨーロッパでも事業を展開している。
私はマケッソンのビジネスモデルも気に入っている。その大部分が保険料収入や保険金運用などの経常収益で構成されているからだ。マケッソンは医療提供者と多くの長期契約を結んでおり、そこから健全なキャッシュフローを得ている。
また、同社のCEO ブライアン・タイラー氏を筆頭とする経営陣も素晴らしい。
タイラー氏は20年以上にわたり、米国製薬業界のリーダーとして、マケッソン医科外科のリーダーとして、そして北米におけるマケッソンの医薬品流通および関連事業のリーダーとして活躍してきた。
ワイスの格付けに加え、素晴らしいビジネスモデルや経営陣に支えられるマケッソンは、まさに「不況に強い」ディフェンシブ・ビジネスだと私は見ている。
人々は医療サービスを必要としており、不景気でも同社のサービスにお金を支払いを続けるだろう。
ギャビン・マゴール
いかがでしたか?
ギャビン氏が述べた通り、マケッソンは“世界最大手の医療品卸企業”かつ“市場シェア30%”という武器を持ち、強力な競争優位性を築く支配的企業。
同社は持ち前の支配力をもとに顧客との交渉を有利に進め、業界トップクラスの利益率を実現しています。
今後世界的に高齢化が進み、同社が供給する製品への需要がますます高まることを踏まえると、不安定な市場で投資するにはピッタリの銘柄かもしれませんね。
マケッソンを見逃していたという方は、ぜひ「最高ランク米国株25銘柄」を見て同社の格付け評価を確認してください。
↓↓
※ 広く一般の投資家に情報としてお届けする事を目的とした記事であり、Weiss Ratings Japanが運営する投資サービスの推奨銘柄ではありません。予めご了承下さい。