アメリカ大統領選、仮想通貨市場の上昇のきっかけとなるか?
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- 2020年10月23日
- トピックス
10月15日までの1週間は、これまで同様、これといって大きな変化がなかった。
むしろ、9月8日頃から強く反発し上昇傾向にある。これは仮想通貨市場のターニングポイントであると考えることができる。
10月16日までの1週間に焦点を当てると、ここ最近の仮想通貨市場の価格変動がよく分かる。
ワイス・50・クリプト・インデックス(W50)は、5.01%上昇した。これくらいの上昇率は、仮想通貨市場では穏やかな方だ。
実際に、下記のチャートをみれば、10月16日までの1週間で市場に劇的な変化が起きているとは考えづらい。それでも仮想通貨市場は、連日のように高値を更新したのだ。そして、この価格変動にはある出来事が関係している。まずは次のグラフを確認してほしい。
ビットコイン(BTC格付け「A-)を除き、アルトコインだけの値動きを示したワイス・50・Ex-BTC・クリプト・インデックス (W50X)も、5.40%と控えめに上昇している。
また、時価総額ごとに業界を分けると、次のようになる。
ワイス・ラージキャップ・クリプト・インデックス (WLC)は、6.94%上昇して週を終えた。
ワイス・ミッドキャップ・クリプト・インデックス (WMC)は、6.93%上昇しており、WLCとほぼ同様の軌道となっている。
一方で、ワイス・スモールキャップ・クリプト・インデックス(WSC)は、1週間で3.44%の上昇に留まっている。
上昇幅が少なかったWSCを除けば、未だに仮想通貨市場は「慎重だが楽観的」な状況にあると言えるだろう。週をまたぐごとに少しずつ上昇している一方で、通常のラリー相場のような急上昇がないということだ。
その主たる原因である出来事こそ、泥試合となりつつあるアメリカ大統領選だ。
仮想通貨市場と株式市場の相関関係は徐々に強くなっており、金融市場で「警戒」されている出来事は、仮想通貨市場にも関係していると言える。
11月3日の米大統領選挙までは、予想外のニュースが市場を大きく左右する可能性があり、投資家たちはそれに備えて、慎重なポジションを取り始めている。
しかし重要なのは、そんな中でも買いの意識が高まっているということだ。すでに説明したように、9月上旬以降、仮想通貨市場は徐々に上昇を続けている。これはブルマーケットの予兆と考えることができるだろう。
だからこそ今は、大統領選が終わるのを待とう。その時こそ、仮想通貨市場が大きく花開く瞬間なのだ。
健闘を祈る
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