COVIDのショッキングなニュースで株式市場が急騰
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- 2020年11月19日
- トピックス
ショッキングで恐ろしいヘッドラインが、現在の状況を物語っている。 COVIDが、海岸から海岸へ米国中に拡大。それはいたるところで拡大している。 ロワー・マンハッタンのとある8ブロック分の飛び地を除いて…
「COVIDが猛威を振るうにつれ、米国は大西洋側から太平洋側までロックダウンする」という見出しが11月17日(火)の『ブルームバーグ』に掲載された。
『フィラデルフィア・インクワイアラー』 は、地元の屋内レストランやスポーツジム、博物館などの閉鎖情報でいっぱいだった。
難問: ロックダウンが迫っているにもかかわらず、市場は新高値を更新している。 この分断が意味するものとあなたが知っておくべき巨大な富を築くチャンスの一つをここからお伝えしよう。
『シカゴトリビューン』 は、シカゴの新しい外出禁止令の情報で埋め尽くされた。
『サンフランシスコ・クロニクル』 は「カリフォルニア州はマスク着用義務を自宅以外の全ての場へと厳重化」と、ホームページ中の赤いバナーで通知している。
しかし、11月16日(月)にS&P500指数が史上最高値を更新した。 ダウ平均も同様に高値を更新した。 ナスダック総合指数もひどく遅れをとった訳ではない。確かに、12日(火)の複雑な値動きの中、S&Pとダウが利益確定売りが出ている間に、テクノロジー銘柄に重点を置いているナスダックは、わずかながら上昇していた。
どうしたのだろう?
米国の一日の新規感染者数は約16万7000人、入院患者数は過去最高の7万3000人以上に達している。 なのになぜ市場はこれほど活気に満ちているのだろうか?
市場から受け取れるメッセージとは何か、そしてそれをどのように投資アプローチに取り入れるべきだろうか?
第一に、機関投資家は、COVID-19で生じた経済的・社会的な落ち込みのその先を見ている。彼らはファイザー(PFE、格付け「C」)と、モデルナ(MRNA、格付け「D」)によるワクチンのニュースに注目している。
そして、「確かに2020年は良くない」と思っている。 でも2021年の方が見通しは良い。 外食したり、両親や孫を訪ねたり、夏のクルーズツアーを予約したり、安全で効果的なワクチンのおかげで、普段の生活を取り戻すことができると考えている。
第二に、機関投資家は中小企業や一般大衆が苦しんでいることを知っている。 しかし、彼らは米国の大企業やウォール街が市場シェアを奪い、政府やFRBが投入した補助金やその他の援助の恩恵を受けていることも知っている。
それは「公平」なのか? いや、公平じゃない。 でも、それこそが財政・金融政策を立案する者たちが選んだコロナ後の救済策と支援策の構造なのである。主要な株価指数には大企業が沢山含まれているので、この現実を反映して上昇しているのだ。
第三に、彼らは2021年にさらなる景気刺激策が出る可能性が高いことも知っている。民主党がジョージア州の1月5日の投票で上院の2議席を獲得できれば、刺激策は財政支援という形でもたらされるだろう。もしそうならなければ、FRBはさらに紙幣を増刷するという大変な仕事を行うことになる。
でも、いずれにしても、何がしかの刺激策はあるということだ。
それは、民主党であれ共和党であれ、政府には、支出制限はおろか、資金の引き締めを主張する人はほとんどいないからだ。 市場はそれを知っていて、さらに低金利のお金が明らかに氾濫している。
では、あなたはどうすればいいのだろうか?
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そして、このパンデミックが特定の企業や業種には大きなチャンスになっていることに注意を向けよう。
最後に、2018年初頭からずっと好調なセーフマネー戦略に従うことをお忘れずに。将来のチャンスのため、またリスクを軽減するために、現金水準を高く保ちつつ、貴金属や鉱山銘柄などへの投資配分を高めておこう。
パンデミックと現在進行中のワクチンの治験が最終的にどうなるかはわからない。あなたがセーフマネーのアプローチに従うなら、あなたのポートフォリオはそれらに関係なくうまくいくはずだ。
それではまた。
マイク・ラーソン