ブルーメタル・マニア

ベースメタルの中でも、特に抜きん出ている金属がある。

それは、元素では銀がかった青色で、この金属塩はさらに青みを帯びている。

そのため、何千年も前から陶器やガラス、陶磁器の染料として使われてきた。

この金属が最近、投資家の注目を集めている。

コバルトだ。

その多くの用途に加え、コバルトは人間の健康に欠かせない微量元素であることで知られている。

例えば、ビタミンB12の中心に含まれている。そして、赤血球の形成や神経学的な体力作りにも必要だ。

コバルトのユニークな特性は、代替材料での代替が難しいことだ。

医療診断や医薬品、発酵プロセスだけでなく、特に電気自動車(EV)用のバッテリーにも使用されている。

EVの台頭により、自動車メーカーにとってリチウムイオン電池は欠かせない存在となった。

そして、コバルトはこれらの革新的な電池のために最も重要な成分の一つとなっている。

コバルトは、2011年に、欧州では「重要」、米国では「戦略的に重要」と認定されるほど、技術の進歩に欠かせない存在となっている。

そして、ベンチマーク・ミネラル・インテリジェンスが2023年までにコバルトの需要が4倍に増加すると予想しているため、今がブルーメタルへの投資に最適な時期かもしれない。

この流れに乗る方法をご紹介しよう。

私は、グローバルXリチウム&バッテリー・テクETF（BATT）に注目している。　

このETFは、リチウム、ニッケル、マンガン、黒鉛、そしてもちろんコバルトを含む電池の製造プロセスに関連した材料全てに対する最良のエクスポージャーを投資家に提供している。

最大の保有銘柄は、リチウム・アメリカズ（LAC.TO）、　住友金属鉱山、ユミコア・チャイナだ。ポートフォリオは、リチウムとニッケルに大きく投資しており、それぞれ30％のウェイトとなっている。だが、コバルトは26％で、さほど差はない。

中長期的な観点からBATTを追跡調査していきたいと考えている。

あなたの成功を願って。

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