ロボットのトレンドが到来する
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- 2021年2月9日
- トピックス
ロボットは、長期的なコスト削減のために製造業の仕事に取って代わってきており、間違いなく今後も増えるだろう。
そして、COVID-19はリモートワークに加え、人間から労働力の自動化へのシフトを加速させている。
ここ数十年の間に、製造業の生産はより効率的になった。これは、技術の進歩考えれば不思議ではないが、同時に、この成長期における製造業の雇用量は減少した。
このチャートを見て頂きたい。驚異的な生産量の増加にもかかわらず、製造業の雇用は1980年代以降減少していることを示している。
2000年のドットコム・バブルや2008年の金融危機などの景気後退に合わせて、同時期に最大の落ち込みとなっている。
製造業の雇用が生産量の減少に伴って打撃を受けたことは重要だが、主要なポイントは、その後回復していないという点だ。
今回のパンデミック後にも同じことが起こるだろう。企業は困難な時期に給与コストを削減するため、職場の自動化に投資している。
各企業は自粛期間中にサプライチェーンに大きな問題を抱え、人員削減を余儀なくされ、多くは、永久に仕事を失った。
オフショアリングが、米国の製造業の歴史的な雇用減少の一因となっているものの、海外移転が原因となっているのは、13%に過ぎない。
実際の原因は自動化だ。
自動化はスキルの低い仕事だけが対象なのかと言えば、そうではない。
高度な技術を持った専門家でも、仕事が自動化される危険性がある。
会計士を例に挙げてみよう。2020年には、約1億8500万人がオンラインソフトウェアを使って確定申告を行っており、これは個人申告者の89%に相当する。2014年の5000万人から増加している。
医者も同じだ。2017年には、米国全体で実際に医師の診察を受けた数よりも、毎月医療情報サイトのWebMDを訪問している人の方が多かった。
このトレンドは、固まりつつあるため、その流れに乗っていきたい。
ほとんどのトレンドと同様、自分に有利になるように利用することが賢明だ。ここでは、ロボットと人工知能の台頭によって利益を得ることができる、3つの方法をご紹介したい。
推奨銘柄1:アーク・オートノマス・テクノロジー&ロボティクスETF(ARKQ)
自動化テクノロジーやロボットに特化した企業に焦点を当てたアクティブ運用型ETFで、エネルギー貯蔵や宇宙探査など、将来のイノベーションにつながる分野への投資も視野に入れている。
ARKQの上位保有銘柄には、電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)、ベルギーの3Dプリント用ソフトウェア企業のマテリアライズ(MTLS)とテクノロジー企業のニコン・トリンブル(TRMB)が含まれている。
推奨銘柄2:グローバル X ロボティックス&アーティフィシャル インテリジェンス ETF(BOTZ)
このETFは、グローバル・ロボティクスと人工知能(AI)をテーマにした指数を追跡している。
BOTZの投資先は、産業用ロボットから自動運転などに携わる企業など様々な機能に特化している。
日本のロボットメーカーであるファナック(FANUY)、医療用ロボット企業のインテュイティブ・サージカル(ISRG)とチップメーカーのNVIDIA(NVDA)などが上位にランクインしている。
推奨銘柄3:ロボ・グローバル・アーティフィシャル・インテリジェンスETF(THNQ)
THNQは、AIや機械学習を活用してビジネスモデルを最適化する企業を中心に投資を行っている。これらは、ヘルスケア、クラウドコンピューティング、Eコマースなど多岐にわたる。
上記ETFはそれぞれ先駆的なテクノロジーの重要性に焦点を当てている。
利益に向けて備えておこう。
あなたの成功を願って。
ブロドリック