分散化の号令のもと、暗号資産市場が活性化
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- 2021年2月18日
- トピックス
– ビットコインBTC, 格付け「A-」)は、5万ドルを超える新高値を更新した。
– イーサリアム(ETH,格付け「A-」)は、 1800ドルまで上昇した後、重要な水準である2000ドルに照準を合わせている。
– アーベ (AAVE, 未格付け)の上昇率は9%に止まっている。300%を超える爆発的な上昇の後、伸び悩むのは予想外の事態ではない。
2月上旬の素晴らしいラリーと比較すると、2/11までの週の暗号資産(仮想通貨)市場は、ビットコインを含む大手コインが新高値を更新しているが、全般的には停滞気味だ。
一方で2/11までの週は、アルトコインのパフォーマンスが他の大手コインを上回り爆発的な利益を上げている。これは、「アルトコインの季節」がやってきたことを証明している。
この現象が進むにつれ、有望なプロジェクトが出現し、誇大広告を生み出し、大きな利益を得るための基盤が確立されていくだろう。
インデックス一覧
2/11までの一週間で、ワイス・50・クリプト・インデックス (W50)は、 45.45%上昇した。
ワイス・50・Ex-BTC・インデックス(W50X)は38.62%上昇し、ビットコインが上位50コインをわずかに上回った。
今週のパフォーマンスを時価総額別に分けると、中小規模のアルトコインが大手コインをアウトパフォームしていることが分かる。
2/11までの週はあらゆる規模の暗号資産(仮想通貨)が好調に推移し、全体的なパフォーマンスは依然として非常にポジティブだった。
それでも、大手コインはやや遅れをとっていた。ワイス・ラージキャップ・クリプト・インデックス (WLC)は43.65%の上昇率となった。
ワイス・ミッドキャップ・クリプト・インデックス (WMC)は67.55%増と、中規模の暗号資産が非常に好調なことが分かる。
小規模コインは中規模コインと比べるとやや大人しいものの、大型コインのパフォーマンスは上回っている。ワイス・スモールキャップ・クリプト・インデックス (WSC)の上昇率は61.29%となっている。
注目すべきニュース・メモ・ツイート
– マスターカード(NYSE:MA)は、ベンダーに今年から暗号資産(仮想通貨)での支払いを受け入れることを許可するといる。
– ウォール街の銀行はビットコイン採用への圧力の高まりに直面している。
– イーロン・マスク氏は、Dogecoinを購入することで、自分の息子がトドラー・ホドラー(乳幼児の仮想通貨長期保有者)になれるとツイートした。
今後の推測
まだまだアルトコインの時代は序盤であり、今後もアルトコインのアウトパフォーマンスが続くはずだ。最近のブル相場も始まったばかりで、市場全体のラリーは続くだろう。
それに伴い調整は避けられないものの、強力なマクロ経済のファンダメンタルズは、今後も暗号資産(仮想通貨)の成長を推進していくだろう。
アルトコインはビットコインとペアで購入されており、どちらの価格も上昇し続けているのは非常に良いニュースだ。
ビットコインも盛り上がりを見せている。実際、テスラ(Nasdaq:TSLA)のような大手企業は自社のバランスシートにビットコインを追加することの重要性を認識しており、今後も地合いは良くなっていくだろう。
ゲームストップ(NYSE:GME)騒動で、取引所での購入がシャットダウンされたことを受けて、DeFi (分散型金融)資産は、今後も大きな注目を集めていくだろう。分散型プラットフォーム上では、力を持った機関投資家が売買の流れを制御することができないことを認知する人が増えれば増えるほど、多くの人がこのシステムを利用するようになるだろう。
DeFiの未来はエキサイティングであり、そのパワーはすでに暗号市場のラリーに供給され始めている。
あなたの成功を祈って。
サム