ビジョンチップメーカーが自動運転車ブームを牽引
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- 2021年4月25日
- トピックス
自動車業界は、重要なデジタル・トランス・フォーメーションが行われている。
自動車やトラックは、現実世界で距離や速度を認識できることから、より安全でスマートになってきている。
自動車のデジタルな未来はここにあると考えている。
投資家が自動車業界に起きているデジタル・トランス・フォーメーションの流れに乗るための賢い方法の1つが、部品サプライヤーに注目することだ。
非常に多くの投資家が、スマートテクノロジーメーカーが世界に向けてデビューさせるのは「自動運転車」だと想定しているだろう。
自動運転車は、AVと呼ばれている。AVは「Autonomous Vehicle」の略だ。
しかし、真の意味で自動運転車に到達するためには、多額のテクノロジーコストを支払うことは言うまでもなく、多岐にわたる安全上の規制をクリアしなければならない。
現在、自動運転車などにはADAS(先進運転支援システム)が導入されている。
ADASは、ドライバーが前方の車に近づきすぎると車両を自動的に減速させるブレーキシステムや、事故を回避するために車両を強制的に旋回させるステアリングプロトコル、さらには高度なクルーズコントロールを実現するものだ。
これらのテクノロジーはすべてカメラやレーダー、ソフトウェアなどを組み合わせることにより、現行の自動車をより安全なものにしているのだ。
すでにAV全体のトレンドの中で大きな役割を果たしている企業の一つが、アンバレラ(AMBA) である。
アンバレラは四半期ベースで30万台のコンピュータビジョン対応マイクロプロセッサを自動車会社に出荷する実力を持つ注目企業だ。
今日のアンバレラのコンピュータビジョンは、より優れたADASシステムを構築するのに役立っており、将来的には、そのチップが完全な自律性の基盤となるかもしれないと考えている。
様々な企業が参入している自動車産業のデジタルトランスフォーメーションは、ビジョンチップメーカーが、当面のムーブメントを牽引することになるだろうと想像できる。
投資家がAVの登場を待っていたら、チャンスの一番いいところを見逃すことになるだろう。
健闘を祈る
ジョン・D・マークマン