Paramount+によって成功が期待されるバイアコムCBS
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- 2021年4月21日
- トピックス
バイアコムCBS (VIAC)の株価は、3月に100ドルを超えて今年の高値を付けたあと50%超下落したままだ。
株価のバリュエーションに不満を持つベアな投資家たちの間では歓喜の声が上がったが…彼らは祝杯を一旦保留した方がいいかもしれない。
ブルームバーグの報道によると、最近の急落は強制決済の結果であるという。情報筋によると、ヘッジファンドのアルケゴス・キャピタルがマージンコールを受け、それに応じることができなかったという。
テクノロジーやメディア関連の企業の株価は、ほとんどの株式が昨年の大幅な上昇を記録しており、バイアコムCBSは1年前と比べても245%の増加となっている。
ただ、ベアな投資家たちが見逃しているのは、バリュエーションの劇的なリセットで、売り圧力が取り除かれれば、バイアコムCBS (VIAC)の株価は復調すると考えている。
世界経済の多くの部分が、デジタル・トランス・フォーメーションの真っ只中にあるため、優秀な経営者はデータやデジタル・インフラを活用してビジネスモデルを再構築し、投資家からは株価上昇という形で報われている。
ウォルト・ディズニー・カンパニー(DIS)はその典型例だ。9四半期連続で売上が減少しているにもかかわらず、新しいタイプのサブスクリプション・ビデオ・オン・デマンド(SVOD)サービスである「Disney+」の成長により同社の株価は上昇した。
SVODは、テーマパークや大ヒット映画のチケット販売などで成り立ってきたブランドである「ディズニー」にとって大きな変化である。
ウォルト・ディズニー・カンパニー(DIS)はストリーミングに注力することで、ビジネスを活性化させた上、バリュエーションのリセットももたらした。
バイアコムCBSの経営陣も同様の道を歩んでいる。
バイアコムCBSの新しいSVODである「Paramount+」は、CBSやShowtime、Paramount Pictures、Nickelodeon、MTV、Comedy Central、BET、Paramount Plus、Pluto TVなど、デジタル・メディアのコンテンツとして貴重なブランドの番組を提供している。
このためバイアコムCBSは、デジタル・トランス・フォーメーションを正しく受け入れ、株主価値を創造している完璧な例である。
しかも、従来の有料メディア事業をSVODで発展させて、その分野で得られる高い評価を得ているのだ。
私は、SVODの重要な指標であるバイアコムCBSの加入者数の伸びが、今後数年で大幅に改善されることを考慮すると、今の株価は割安に感じられる。
私は、バイアコムCBSの株価を長期的な視点で追跡していきたいと考えている。
健闘を祈る
ジョン・D・マークマン
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