ビットコイン、アルトコインは共に健全
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- 2021年4月12日
- トピックス
時価総額が大きいコインは安定し、多くのアルトコインが新高値を更新している。
– ビットコイン(BTC, 格付け「A-」 )は、週明けの水準に留まっており、先週はほぼ横ばいで推移した。
– ゼロエックス (ZRX)は、このところ注目を浴びているが、先日は20%以上、そして2021年は550%という目を見張るような上昇率を見せている。
– 先週のインデックス一覧の動きは、まさに「アルトシーズン」を反映するものとなった。
ビットコインは、今年3月に史上初めて6万ドルの大台を超えてピークに達した後、基本的にほぼ横ばいで推移している。この最近の動きは、ビットコインと市場全体の両方にとって、健全なものだ。
マクロ的な状況が継続的に改善される中、ビットコインにとっては、バイサイド(買い手)圧力を回復し、次の大きな動きのための安定した基盤を固めているため、良い状況だと言える。
ビットコインが現在のように横ばいで推移すると、より多くの投資家の目がアルトコインに向けられることになり、暗号資産(仮想通貨)市場全体に良い影響をもたらす。「アルトシーズン」と呼ばれる所以だ。
BTCは、新たなブレイクアウトに向けて構築されている強固なレベルである5万8000ドルを上回る水準で依然として取引されている。2月につけた史上最高値の時も同様だった。
今のところ、BTCが5万5000ドル以上で取引されている限り問題はないだろう。このレベルを下回れば、次の強気相場に向けての買い場になると考えられる。
以下の図がコインベース上でのドル建てのBTCの推移率である。
インデックス一覧
先週はほとんどの暗号資産(仮想通貨)市場が上昇したが、ビットコインはアンダーパフォームとなった。ビットコインは横ばいで推移したものの、先々週に比べて大きな損失はなく、その他は上昇しているため、良い兆候だと言える。
ビットコインは通常、アルトコインの季節では上昇を続けるわけではないが、ボラティリティーの調整期間中に価値を維持しやすい。
一方、イーサリアム(ETH、格付け「A-」)は、重要な節目である2000ドルを超えることに成功し、史上最高値を更新した。これは、投資家が時価総額が小さいアルトコインに大きなリターンを求める中、非常に強気の動きだ。
暗号資産(仮想通貨)市場の上昇が続く中、ワイス・50・クリプト・インデックス (W50)は9.18%上昇した。
ワイス・50・Ex-BTC・インデックス (W50X)は、19.05%上昇し、市場全体がビットコインをやや上回っている。
先週のパフォーマンスを時価総額別に見ると、中小規模のアルトコインが大規模のコインを大きくアウトパフォームしていることが分かる。
ビットコイン以外の大型のコインがなんとか上昇したことで、ワイス・ラージキャップ・クリプト・インデックス (WLC)は13.76%上昇した。
時価総額が中規模のコインは先週、急上昇したが、小型コインには依然として及ばない。ワイス・ミッドキャップ・クリプト・インデックス (WMC)は29.82%上昇した。
先週も時価総額が小さいコインが最大の勝者となり、ワイス・スモールキャップ・クリプト・インデックス (WSC)は48.24%の急騰となった。
先週の暗号資産(仮想通貨)市場のパフォーマンスは好調で、中小型のアルトコインが再び上昇ペースを上げたことは驚きではない。
アルトシーズンが進むにつれ、過度な期待が増えているため、大きな動きが続くだろう。
ビットコインやイーサリアムが依然として価値を高めている、あるいは価値を維持していることは、高い需要があることを示しており、ポジティブな兆候だ。
機関投資家によるビットコインの採用が進み、暗号資産(仮想通貨)市場の有用性が認識されるようになれば、ボラティリティーが高くなっても、長期的には強気のトレンドが続くと見ている。
今後の推測
引き続きアルトコインの季節となり、最近のチャートに見られるように、ビットコインの代替コインが強気となる理由がある。
ビットコインのパフォーマンスが悪いという訳ではないが、最近、多くのアルトコインが仮想通貨の王様を上回っているがために、「アルトコインの季節」と呼ばれている。
インデックス一覧で述べたように、先週は多くの優良アルトコインが輝いていたため、W50X(ワイス・50・Ex-BTC・インデックス)はビットコインを含むインデックスよりも良いパフォーマンスを示した。今、市場は投機的な投資を報いている。
これはまさに、アルトシーズンで見慣れたプライス・アクションであり、期待を裏切らないものだ。
あなたの成功を祈って。
アレックス、サム