NFT投資に最適なコインベース
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- 2021年4月28日
- トピックス
デジタル化とブロックチェーンの融合により、NFT=ノン・ファンジブル・トークンが思わぬブームとなっている。
NFTとは、ブロックチェーン技術を駆使したデジタル資産の一種だ。あるデジタルデータを「NFT化」すれば、その情報は「世界でただ一つしかないもの」としてブロックチェーン上に記載できるという優れものなのだ。
最近ではデジタル・メディアをマネタイズする手段として普及しているNFTは、まだ始まったばかりである。
今年3月、クリスティーズのオークションでニューメディア・アーティストとして人気の高いBeepleが制作したデジタル・コラージュが6900万ドルで落札されたことで、NFTは一躍時流に乗ったと言っても過言ではない。
まさに新しい時代の幕が下ろされた瞬間だった。
投資面では、コインベース(COIN)が最良の方法である。
何世紀にもわたって、美術品は超富裕層のコレクションとして選ばれてきた。
ゴッホやピカソなどの絵は、一点ものであるがゆえに世代を超えて受け継がれ、その希少性から物理的なアートワークは非常に優れた長期投資となる。
さて、ここで2016年に遡り、暗号通貨マニアの話しをしていく。
暗号通貨の基盤となっているのは、ブロックチェーンと呼ばれる安全な分散型デジタル台帳で、中央機関が存在しないため破損やハッキングされることはない。
すべての記録は公開され、永久に残る。ブロックチェーンの数学的処理レベルは天才的であり、さらに台帳に入力された項目の検証にも非常に有効なツールである。
インターネット時代にはデジタルメディアが豊富にあり、私たちは知的財産権の所有者を意識することなく日々消費しているが、それはデジタル・アーティストのMike Winklemann(通称:Beeple)氏の場合も同様であった。
14年前、彼は「毎日、デジタルアート作品を作る」という目標を立てた。The Vergeの報道によると、毎日創り出された画像は、Instagramなどで彼のフォロワーに継続的にプレゼントされているという。
これらのファイルは、クリスティーズのオークションに出品されたコラージュ作品の素材にもなっている。その違いは、「Everydays: The First 5000 Days」と名付けられたように、ブロックチェーン上でトークン化されていたことだ。
つまり、作品は検証され、重複や偽造は絶対にありえない。
彼の作品は、NFTの歴史の中での位置づけと希少性から、約6935万ドルという高額で落札された。
一見、コインベースはNFTの台頭を利用するための明白な方法には見えないかもしれないが、この暗号通貨取引所は今月14日、ナスダック市場にIPOしたばかりで、暗号通貨資産の取引所として最も信頼されている注目企業だ。
コインベース は、NFTの取引に適した通貨であるEthereum(ETH)を米ドルなどに交換する際に手数料を徴収している。非常に儲かるビジネスで、場合によっては手数料が最大30%になることもある。
NFTは単にデジタル・アーティストのことだけではない。
プロスポーツ団体は、思い出のビデオクリップをトークン化することを始める。
トレーディングカードのToppsは、メジャーリーグのNFTを発売。ゲーム会社は、アバターなどのバーチャルな装身具を売りたいと考えているため、スニーカーや財布、ドレスなどの実在する資産は、検証を行う上でNFTが自然に適合すると考えている。
デジタル資産の新時代の到来である。
希少性は、多くの有益な新しいビジネスを生み出す。長期投資家はこの点に目を向け、投資を検討していこう。
健闘を祈る
ジョン・D・マークマン
なお、コインベースの新規上場は、「ニューヨーク証券取引所」と記載がありましたが、正しくは「ナスダック市場」となります。訂正してお詫び申し上げます。
※ 広く一般の投資家に情報としてお届けする事を目的とした記事であり、Weiss Ratings Japanが運営する投資サービスの推奨銘柄ではありません。予めご了承下さい。