暗号通貨のパーティーは終わったのか?
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- 2021年7月1日
- トピックス
– ビットコイン(BTC, 格付け「A-」 )は現在、3万3000ドル前後で取引されている。
– イーサリアム(ETH、格付け「A-」 )は先日、1800ドル割れまで滑り落ちた。
ビットコインの暗号市場に対する優位性は、さらに240ベーシスポイント増加し、47.2%となった。
ビットコインは、6万5000ドル付近のピークを迎えた後、苦戦を続けている。直近では、3万ドルを大きく割り込み新安値を付けた。これは喜ばしい動きではない。
重要なサポートレベルである3万ドルを下回って終えることはなかったものの、この下方ブレイクにより、強気相場の終焉がトレーダーたちの頭をよぎっている。
ビットコインが上昇トレンドを再開するためには、4万300ドル付近にある200日移動平均線や4万1600ドル付近にある21週移動平均線など、越えなければならないハードルが依然として多くある。
これらのレベルを再び試せば歓迎すべき兆候となるが、ビットコインは最近、異なる方向に動きつつあり、21日移動平均線も潜在的な抵抗レベルとなって、現在の逆風に拍車をかけている。
以下の図がコインベース(COIN)上でのドル建てのBTCの推移率である。
イーサリアムは最近、ビットコインよりも大きい弱さを見せている。最近の取引レンジの底値である2200ドル付近を割り込んだ後、時価総額2位の暗号通貨は、5月23日に付けた安値を下回り、1700ドル程度まで下落した。
ビットコインと同様に、イーサリアムも前回の安値である1725ドルを下回って終えることはなかったが、その安値に達する前に跳ね返すことができなかったのは、やはり気になるところだ。
イーサリアムは21日移動平均線のかなり下を推移しており、これを上回れば短期的にはポジティブなシグナルとなる。
以下の図がコインベース(COIN)上でのドル建てのETHの推移率である。
インデックス一覧
では、6月24日までの主要なインデックスを振り返りましょう。
暗号資産(仮想通貨)市場は、荒れた展開となった。ほぼすべての市場が大幅に下落し、重要なサポートレベルが一時的に破られた。
ワイス・50・クリプト・インデックス (W50)は16.68%の下落となった。
ワイス・50・Ex-BTC・クリプト・インデックス (W50X)は19.97%下落し、ビットコインのダメージが広範な市場よりも少なかったことを示している。
パフォーマンスを時価総額別に見てみると、下落を免れた通貨はほとんどなかった。
ワイス・ラージキャップ・クリプト・インデックス (WLC)は16.87%の下落となった。
ワイス・ミッドキャップ・クリプト・インデックス(WMC)は26.64%の下落だった。
小規模コインが最大の敗北者となり、ワイス・スモールキャップ・クリプト・インデックス (WSC)は40.15%の急落となった。
投資家は、ビットコインやその他の大規模コインの動きを見て、再び上昇トレンドが起こることを期待しており、今のところアルトシーズンは過去のものだと言えるだろう。
新たな上昇トレンドが実現するまでは、市場全体が手詰まりになる可能性が高い。
今後の推測
6月24日までの週では、暗号資産(仮想通貨)市場の総価値が大きく損なわれた。弱気市場は、現実として確定してはいないが、投資家はその考えに傾倒しつつある。
急激な上昇が見られれば非常に喜ばしいことだが、今後は一進一退の取引が続く可能性が高いと思われる。今後2~3カ月の調整局面が続けば、高値と安値が逆転する可能性がある。
もどかしい動きではあるが、私たちのモデルが示している、4年の暗号通貨サイクルに合致している。第3の「強気」フェーズと第4の「パラボリック」フェーズの間には、調整期間があると予想していた。
横ばいの期間中に取引レンジの下限が再び試されるのはごく普通のことだが(時には2回以上)、通常、暗号通貨はサポートの上で取引されるものだ。
その動きがなく、最大の暗号通貨がまだ5月の安値を下回っていないにもかかわらず、暗号市場に対する全体的なセンチメントは過去数週間にわたって悪化している。
短期的な弱さに関わらず、暗号通貨の長期的な見通しは非常に明るいものだ。私たちのマクロ経済環境はインフレ率の上昇を示しており、ビットコインの普及は前進し続けている。短期的な指標は不安定だが、暗号通貨の長期的な見通しは強くポジティブなものだ。
健闘を祈る。
サム
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