FRBが変動を煽る中、ポートフォリオの指針は我々のランキング
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- 2021年6月28日
- トピックス
ここ数年ウォール街で、パウエルFRB議長は「親しみやすいおじさん」のように扱われていた。
彼はずっと低金利を維持し、紙幣の印刷量を増やすと思われており、彼自身もそうしていくと約束していた。
そして、先週の出来事だが、パウエル議長はその考えを変え改めたようだ。
と言っても、彼らはまだ利上げはしていないし、現在実施している月1200億ドルの債券購入ペースを下げたわけでもない。
しかし、成長率やインフレ率、金利の将来見通しについて、久しぶりに積極的な見方を発表した。
また、パウエル議長は会議後の記者会見で、経済や雇用についてかなり楽観的に話し、FRBが現在、量的緩和(QE)の縮小について「話し合っている」と述べた。
これに対する市場の反応は迅速で厳しいものだった。
貴金属は大暴落し、ドルが急騰した。短期金利は急上昇し、長期金利はほとんど動きを見せず、イールドカーブは平行線を描いた。そして、株式市場では、ディフェンシブ・セクターが上昇、素材関連株が下落した。
この変動は6月20日(日)夜に海外市場が開かれてからも続き、21日から1週間は危険な週になりそうだった。しかし最終的には、米国の取引が始まる前に債券も株式も落ち着きを取り戻した。
では、FRBの考えの変化によって今後どのような影響が出るだろうか?
ボラティリティーが上がってきたときには、最も質が高く、最もファンダメンタルが強い銘柄に集中する必要がある。幸いなことに、ワイス・レーティングのランキングがこれらの銘柄を特定するのに役立つだろう。
まず、「米国最高格付け株式ランキング」から始めよう。今週のトップ2には、カナダの企業が2社入っている。一位はインタクト・ファイナンシャル (Intact Financial Corp.、IFC.TSX、格付け「A」) だ。 この企業は保険会社で、カナダと米国で個人及びビジネス向けの保険を提供している。
また、配当が多い銘柄であれば、下落リスクを軽減する効果も期待できるので、「最高の高配当株ランキング」に出てくる注目するのも良いかもしれない。
私がアドバイスできることは、パウエル議長がソフトな面を取り戻し、市場のボラティリティが落ち着くまでは、これらのランキングを活用しよう、ということだ。
最後に、6月21日月曜日時点のランキングのトップ銘柄を紹介しよう。しかし、これらのランキングは変動する。新しいデータが入り次第更新されることをお忘れなく。
それではまた
マイク・ラーソン
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