イーサリアムの大型アップグレード
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- 2021年8月11日
- トピックス
– イーサリアム(ETH、格付け「A」)は、先週行われた大型アップグレード「EIP-1559」によって急騰している。
– 中規模アルトコインは、直近で最大の勝ち組となり、約12%上昇した。
7月21日以降、イーサリアムは絶好調で、現在、2850ドルの抵抗レベルを突破しており、5月中旬以降のレンジをようやく抜け出せそうだ。
以下の図がコインベース上での米ドル建てのイーサリアムの推移率である。
この動きは、いくつかのビッグニュースを背景としている。
まずは、米議会。
最新インフラ法案では、ほとんど全ての仲介業者にKYC(本人確認)を適用することが求められる。
これまで我々は、ユーザーに利益をもたらすのであれば、ある種の規制は良いものであると述べてきたが、この提案はあまりにも拙速なものであり、暗号通貨について何も知らない政治家が作成したため、言葉も曖昧となっている。
要するに、この法律は、採掘者(マイナー)や分散型金融(DeFi)プロトコルでさえも、すべてのユーザーに対してKYCのプロセスを踏むことを求める可能性がある。
これは、我々が有益だと考えるスマートな規制とは全く異なる。
2つ目のビッグニュースは、さらに強気で、面白いものだ。
イーサリアムのロンドン・ハードフォーク(EIP-1559を含むもの)は、ついに木曜日に問題なく実行された。
これはイーサリアムにとって大きな意味を持つ。
まず第一に、イーサリアムの開発者たちがスケジュールに従ってコードのアップグレードを予定通りに行うことができることを証明した。以前からそうだったわけではない。
イーサリアムは現在、需要が増加し、供給率が減少している。基本的な経済学に基づけば、価格は上昇する。
このイーサリアムの成功は、インデックス一覧に反映されている。8月5日までのワイス・50・クリプト・インデックス (W50)は、イーサリアムが主導し8.64%の上昇を果たした。
しかし、ワイス・50・Ex-BTC・クリプト・インデックス (W50X)は、11.72%の上昇となり、ETHの優位性を如実に示している。
パフォーマンスを時価総額別に見てみると、すべてのインデックスが前週よりも上昇している。興味深いことに、中規模コインが最も上昇し、次に小規模コイン、そして大規模コインが続いた。
ビットコインが抵抗レベルを突破できずに小休止したことで、ワイス・ラージキャップ・クリプト・インデックス (WLC)は8.35%上昇し、中小規模コインに比べて上昇幅が小さくなった。
ワイス・ミッドキャップ・クリプト・インデックス(WMC)が示すように中規模コインが最も優れたパフォーマンスを見せ、11.96%の上昇となった。
ワイス・スモールキャップ・クリプト・インデックス (WSC)で示される小規模アルトコインのパフォーマンスも好調となり、9.83%上昇した。
今後の推測
8月5日までの週は、暗号通貨にとってイベントの多い週となった。また、インデックスのチャートを見ると、非常に強気な週であったことがわかる。インフラ法案の不安を除き、 センチメントがそれを反映している。
今後どうなるかは非常に興味深いことだが、どちらにしてもあまり心配はない。暗号通貨は上昇への道を見つけるだろう。
市場も懸念はないようで、多くがプラスとなり、BTCもETHも数ヶ月間続いていたレンジを抜け出した。
強気相場の次のステップに向けて、舞台は整った。楽しんで頂きたい。
健闘を祈る。
アレックス
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