数週間に渡り上昇を続けているビットコイン
- 1070 Views
- 2021年8月26日
- トピックス
– ビットコイン(BTC, 格付け「A-」 )は4万8000ドルを超えてきている。
– イーサリアム(ETH、格付け「A-」)も3400ドル付近にある直近の高値を超えてブレイクアウトを狙っている。
– アルトコインが5月の高値に向けて反発を続ける中、ビットコインの暗号資産(仮想通貨)市場支配率は140ベーシスポイント低下し、44.1%となった。
ここ数か月の横ばいの動きに続き、以前のレンジに戻るのではなく、一時的な下落から素早く反転したことは非常に好ましいことだ。
現在、ビットコインが超えてきている4万8000ドル近辺は、以前、一時的な抵抗レベルとして機能していたが、暗号通貨の王様がブレイクしたことで、猛追する準備が整ったように見える。
一方でイーサリアムは、他の多くのアルトコインと同様に、反発した後、ビットコインを大きく上回り、今月は、ビットコインの57%の上昇に対して、81%の上昇となっている。時価総額で2番目に大きい暗号通貨は、今月初めに行われたアップグレードに成功した。
インデックス一覧
では、8月19日までの1週間の動きを振り返りましょう。
週半ばのボラティリティに直面したにもかかわらず、ほとんどの暗号通貨は小幅な下落の後、上昇に転じた。
ワイス・50・クリプト・インデックス (W50)は、広範な市場がブレイクアウトを拡大し続けていることから、10.16%の上昇となった。
ワイス・50・Ex-BTC・クリプト・インデックス (W50X)は23.71%高騰し、アルトコインがビットコインのパフォーマンスを上回っていることを示している。
パフォーマンスを時価総額別に見てみると、大規模および中規模の暗号通貨が互いに一致したパフォーマンスを発揮し、小規模コインのアウトパフォーマンスが継続していることがわかる。しかし、小規模コインの動きは、大規模コインが同様の動きをしなければ持続しない。
ワイス・ラージキャップ・クリプト・インデックス (WLC)は19.29%上昇し、市場のリーダーが引き続き堅調であることを示した。
中規模コインは、ワイス・ミッドキャップ・クリプト・インデックス(WMC)が21.14%上昇し、大規模コインと再び同じ動きようなを見せた。
ワイス・スモールキャップ・クリプト・インデックス (WSC)は37.25%上昇し、小規模コインが最大の勝者となった。
全体的なセンチメントは大きく改善されており、最近のラリーでは極端なレバレッジも見られない。
今後の推測
暗号資産(仮想通貨)市場は4週間連続で上昇しており、すぐには終わりそうにない。途中で何度も調整を繰り返しているが、これ急激な直線的成長よりも健全なものだ。資産がしっかりとサポートを維持するたびに、投資家はプライスアクションに対する確信を深める。
アルトコインはアウトパフォームを見せ続けているが、その将来はビットコインや他の大規模コインがその勢いを維持できるかどうかにかかっている。
もちろん、暗号資産(仮想通貨)市場は本質的に変動しやすいものであり、確実に調整が起こらない訳ではない。しかし、今のところ、現在は次の上昇の前の静けさのように見える。
健闘を祈る。
サム
※ 広く一般の投資家に情報としてお届けする事を目的とした記事であり、Weiss Ratings Japanが運営する投資サービスの推奨銘柄ではありません。予めご了承下さい。