ビットコインがレンジを突破し、広範な暗号通貨のラリーを牽引
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- 2021年10月7日
- トピックス
– ビットコイン(BTC、格付け「A-」)は、最近の横滑りの状況を反転させるかのように現在は5万4500ドル付近で取引されている。
– イーサリアム(ETH、格付け「A-」)は、3600ドルを再び上回っている。
-ビットコインの暗号資産(仮想通貨)市場支配率は、110べーシスポイント増加して42.8%となった。
暗号通貨の王様であるビットコインは、9月初旬から調整を続けていたが、節目の4万8000ドルまで反発したことで、レンジ取引から抜け出した格好だ。この動きにアルトコインが追随したことで、センチメントが強気へと変化したものと判断している。
インデックス一覧
では、9月30日までの週を振り返りましょう。
暗号資産(仮想通貨)市場は、大きな上昇の動きを前にダウンした週となった。ワイス・インデックスはすべてマイナスとなっている。
ワイス・50・クリプト・インデックス (W50)は7.21%下がり、市場の大半が調整しながら下落した。
ワイス・50・Ex-BTC・インデックス (W50X)は8.79%下落し、ビットコインがアルトコインよりもわずかに価値を維持したことを示している。
パフォーマンスを時価総額別に見てみると、大規模コインが確立していないコインよりも効果的な踏ん張りを見せたことがわかる。
ワイス・ラージキャップ・クリプト・インデックス (WLC)は、大きな動きはほとんど見せず6.02%下落した。
ワイス・ミッドキャップ・クリプト・インデックス(WMC)は11.10%下落したため、中規模コインは中途半端なパフォーマンスとなった。
小規模コインは、数週間にわたるアウトパフォーマンスの後、僅差で最も大きいマイナスとなり、ワイス・スモールキャップ・クリプト・インデックス (WSC)は11.89%の下落となった。
暗号資産(仮想通貨)市場は、週を通して長期にわたる調整を続け、大きな揺れもなく比較的落ち着いた取引を見せた。小規模コインが下落する中、最も確立された暗号通貨が最も価値を維持した。
現在は大きくポジティブな動きを見せているが、ビットコインがその勢いを維持できるかどうかが重要となる。
今後の推測
ビットコインは中国からのネガティブなニュースの嵐に苦しめられてきたが、投資家はこの流れに慣れている。
暗号通貨の普及は本格的に進んでいる。ビットコインがさらにいくつかのハードルを突破すれば、史上最高値に向かって前進する可能性があり、その流れに乗って市場全体が上昇するだろう。
健闘を祈る。
サム
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