ここ数年で最大の強気原油相場から利益を得る
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- 2022年5月9日
- トピックス
原油は6%上昇し、4月を終えた。素晴らしい。さらに良いのは、これで原油価格は5ヶ月連続での高騰となる点であり、2018年初頭以来、5年ぶりの石油ブームだ。
下記は、米国の原油指標であるWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)の昨年12月以降のパフォーマンスをNYMEXのデータを使ってチャートにしたものである。
今は一直線に動くものはないため、いずれは原油も調整するだろう。しかし、このような強気相場において、下落局面は優良銘柄を買い増すチャンスに過ぎない。
この動きの背景には何があるのか?
ロシアのウクライナ侵攻が大きな要因だ。ロシアの石油が欧米の市場から大量に失われている。
確かに、ロシアは中国やインドなどに石油を売ることはできるが、欧米企業が次々とロシアでの石油プロジェクトを中止している。
このため、投資家は将来の供給に注目し、供給不足が今後の原油価格の上昇を後押しすると考えている。
もう一つ、より直接的な供給の問題がある。OPEC+は2021年8月以降、毎月日量40万バレルの生産目標を引き上げている。
つまり、市場にはより多くの石油が出回っているのかというと、そうではない。
OPECが目標を達成できないのは、単純に加盟国が十分な原油を持っていないからだ。
OPECは需要に対応できない
3月、OPECは計画を日量145万バレル下回った。
これは、生産目標を日量100万バレル強下回った2月よりも悪い数字だ。実際、OPECは2021年9月以降、引き上げられた目標を達成していない。
なぜなら、OPECは生産目標の引き上げを加盟国内で分散させており、一部の加盟国は昨年、生産上限に達しているからだ。
彼らは底をついている。サウジアラビアとアラブ首長国連邦は、原油価格の高騰を享受しているため、これ以上原油を汲み上げようとはしない。
需要面では、国際エネルギー機関(IEA)が、2022年の世界需要を2021年比日量210万バレル増の日量9970万バレルと予想している。IEAなどは、価格高騰と新型コロナウィルスの再流行が重なり、見通しを低くしているが、彼らはおそらくかなり大きく過小評価している。
これは、2月の価格が高値で推移し、世界の石油総需要が日量1億140万バレルに急増したため分かる。これは、マッキンゼー・アンド・カンパニーの報告によるものだ。
そして、米国経済が白熱しているという事実もある。メディアでは多くの人間が、不況に突入すると警告し続けているのはもちろん知っている。
いつかはそうなるだろう。
しかし、今、失業保険申請件数は52年ぶりの低水準にあり、不景気時に見る数字ではない。
私にとって最も強気なのは、中国が新型コロナウィルスの感染拡大で都市を封鎖したという最初の報道で、原油がパニックになったことだ。そして数日後、原油はその悪いニュースを受け流し、再び上昇に転じた。
その結果、 私の米国の原油指標の目標株価は引き続き138ドルだ。最近の価格から約30%上昇することになる。そして、それに伴う石油銘柄の動きは、並外れたものになる可能性がある。
石油まみれの利益を狙う方法
SPDR S&P石油・ガス探鉱生産ETF(XOP)がある。
このファンドの純経費率は0.35%で、上位の保有銘柄には、カロン・ペトロリアム(CPE)、デボン・エネルギー(DVN)、SMエネルギー(SM)、ダイヤモンドバック・エネルギー(FANG)といった企業が含まれている。
XOPは昨年12月以降、42%上昇している。そして、私は、これからさらに上昇していくだろうと考えている。
最近のXOPの日足チャートを見てみよう。
XOPがサポートから跳ね返され、最近の高値を突き抜けようとする態勢にあるのは確かだ。もしブレイクアウトできれば、この上場投資信託(ETF)は1株188ドルへの道を歩むことになるだろう。
XOPは、原油の大きな上昇面で利益を得ることができる簡単な方法だ。その中の個別銘柄を掘り下げると、リスクは高いが、大きな報酬が得られる可能性がある。選ぶのはあなた自身だ。
常に自分自身でデューデリジェンスを行うことを忘れないで頂きたい。
まだこの強気の波に乗っていない方は、ぜひ乗って欲しい。
あなたの成功を願って。
ブロドリック
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