2つのメガトレンドから利益を得る
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- 2023年9月28日
- トピックス
ついに3Dプリンターでマイホームを作れる時代がやってきました。
3Dプリンターで作る1LDKの戸建て住宅のお値段はなんと550万円だそうです。
なぜこれだけ安くできるのでしょうか。
一般的な住宅なら完成までに半年以上。
しかし、3Dプリンターを使ったこの家の施工時間は、なんと44時間30分。
さらに、1軒建てるのに必要な技術者は、わずか4人。
このように人の手と時間を使わずに、ロボットを使って建築することでコストを安く抑えられるのですね。
建築業界もロボットを使いこなすことで、大きなイノベーションが起きつつあります。
家の建築以外でも
・お掃除ロボット
・お寿司ロボット
・農業用ロボット
・災害救助ロボット
・医療用ロボット
など、様々なロボットが開発され、我々の生活が徐々に変化してきています。
Weiss Ratingsのアナリスト
ショーン・ブロドリック氏はこうしたロボット化によって、世界が変わることで
様々な投資チャンスが生まれると予測しています。
ロボットと〇〇が組み合わさることでメガトレンドが形成されるそうです。
その予測と投資チャンスについては続きをご覧ください。
史上最大のメガトレンドのひとつが、今まさに目の前で起こっている。 ロボットの台頭だ。
ロボットは2030年までに2000万人の製造業の仕事を代替すると予測されている。
ロボットは組合を作らない。病欠も残業も要求されない。ロボットは24時間365日働くことができる。
ロボットが労働者の代わりをできるのであれば、いずれはロボットが労働者の代わりになるだろう。
そしてロボットがかつて人間の手が必要だと考えられていたより多くの仕事をこなせることが、日々わかってきている。
これは投資家にとって怖いことではない。
ロボットの台頭によって、アジアの低賃金労働力とコスト面で競争できる工場を、米国企業が国内に建設することが可能になる。
実際、伝説的なベンチャーキャピタリストであるダンカン・デビッドソンは、ロボット工学が新たな「産業革命」の鍵になると考えている。
「アメリカの再工業化を進め、第4次産業革命に備えるのであれば、AIやロボット工学がさらに進み、3Dプリンティング(積層造形と呼ばれることもある)など多くの技術を導入し、この国で大規模に稼働させることになるだろう。
テクノロジーはその一翼を担うが、これは国全体に浸透していくだろう」。と彼は言う。
でも、まだ将来のことを話す必要はない。話したいのは、
今起きていることだ
北米ではあらゆる種類のロボットの販売が好調で、2022年には過去最高を記録した。
A3(Association for Advancing Automation、オートメーションテクノロジーを支える北米最大の業界団体)によると、北米の企業が昨年発注したロボットは4万4196台、金額にして23億8000万ドルで、2021年と2020年の旧記録をそれぞれ11%と18%上回った。
売上の50%以上が自動車産業からのもので、2万3807台のロボットが発注された。A3によると、これは2021年の1万6752台から増加している。
A3のジェフ・バーンスタイン会長は報道陣にこう語った。
「労働力不足とサプライチェーンの問題は、北米のほぼすべての産業に影響を及ぼしているが、自動車メーカーが電気自動車への移行を公約に掲げたことで、この市場でロボット受注が再び動き出した。」
「自動車メーカーも部品サプライヤーも、ロボットに投資することが、EVの出現に役立つだけでなく、顧客の需要を満たそうと競合する中、すべての自動車製造に役立つことを認識している。」
技術の進歩により、ロボットは見る、触る、聞く、話すことをプログラムできるようになった。
ロボットの費用対効果は急速に向上しており、ロボットは迅速に設置されており、既存の作業にロボットが使われていっている。
それは自動車メーカーにとどまらない。これまでのエンドユーザー以外にも、農業、外食産業、接客業など、ロボットの利用はますます増えている。
その結果、ロボット市場の売上は2023年には349億4000万ドルに達すると予測されている。専門家は、2027年までの年平均成長率を5.52%と見ている。
それだけにとどまらない。
ロボット工学における投資可能なサブトレンド
ロボット工学のメガトレンドの中には、以下のような投資可能なサブトレンドがいくつかある。
– 人工知能(AI)の活用
– デジタル化
– ロボット工学の民主化
– ロボット生産の自動化
– 人間とロボットの協働と支援システムの利用
それぞれの特徴を詳しく見てみよう。
AIは、ウォール街の注目を集め、大きなトレンドとなっているため、ほとんどの人が知っているものだ。
工場で人間の検査官に取って代わるロボットや自動運転車から、顧客と有意義に対話できる機械、芸術作品を作ったり子供の宿題を書いてくれるプログラムまで、あらゆるものを意味する。
デジタル化には、製品のパーツを分類したり、あるものと別のものを見分けたりといったプロセスを自動化することが含まれる。
これにはロボットが単純な作業や複雑な作業の一部として、ガイド、識別、測定、検査(GIGI)を行えるようにする、より高度なロボット・ビジョンが含まれることが多い。
例えば、ロボットシステムは、部品が箱に引っかかっているかどうかを検出し、引っかかっている場合は、ロボットがどのように動けばその部品を外すことができるかを検出することができる。
民主化とは、エンドユーザーがシステムインテグレーターを必要とせずに、自分たちでロボットを操作することである。
ロボットシステムのコストのうち、ロボット本体は20%から25%だけだ。システム統合にかかる費用の大半は見落とされがちだ。
そのため、ロボット設計者たちはロボットの民主化、つまり高度な訓練なしに誰でも使えるようにすることに注目している。
ロボット生産の自動化とは、プロセスを自動化するだけでなく、環境やワークフロー、顧客の要求の変化にも適応するロボットを作ることを指す。
このトレンドで、企業がより低価格で個性的な製品を自動的に生産することが可能になる。
人間とロボットの協働とは、ロボット技術が人間と共生することを意味する。正しく行えば、時間を節約し、ミスを避けることができる。
他にもあるが、現時点で私が投資可能な企業を特定したサブトレンドはこれらである。
今日はここまで。また次回。
ショーン・ブロドリック
いかがでしたか。
今、北米で起きているメガトレンドの一つはロボット化でしたね。
将来はロボットが労働者の代わりになるかもしれません。
もしかしたら、今の仕事もロボットによってなくなるかも…と心配されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、これは投資家にとって怖いことではありません。
ロボットにより新たな「産業革命」が生まれ、多くの投資チャンスが生まれるからです。
さらに、
メガトレンドの一つであるロボット化とAI・デジタル化・民主化・自動化が組み合わさることで
より大きなトレンドが形成される可能性もあります。
あなたも、ロボット化によって世界が大きく変わり、大きなチャンスが生まれるかもと思ったら
ぜひこの分野への投資を検討してみてください。
ただ、もしあなたが何に投資して良いか分からないのであれば
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