2024年最初の「買い」推奨銘柄
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- 2024年1月12日
- トピックス
タイムズスクエアにボールが落とされ、世界中の多くの人々がオールド・ラング・サイン(日本でいう「蛍の光」)を嬉々として歌い、花火の煙が落ち着き、人々が新年の抱負を立てた。
2023年があっという間に終わり、2024年が始まった!
信じがたいことだが、確かに時間はあっという間に過ぎていく。AIの急速な技術進歩から宇宙開発競争における驚異的なブレークスルーまで、2023年には信じられないような瞬間がいくつもあったが、2024年はそれ以上に重要な年になるだろうと確信している。
昨年、Weiss Ratingsは格付けシステムと数十年分もの膨大なデータを組み合わせ、大規模なAIシステムを高知クスなどさまざまな面で最先端を走ってきた。AIの進歩には驚かされたが、私たちは常に業界の最先端を走り、個人投資家が安全に資産を増やすためのツールを提供してきた。それは過去50年続けてきたことで、もちろん2024年も続いていく。
今年は大統領選挙や各地に広がり長引く紛争、FRBの金融政策の転換点など、不確定要素がたくさんある。だが、今の時点で明確に言える事実がある。2023年が投資家にとって、歴史的に素晴らしい1年だったということだ。
S&P500種株価指数は約25%上昇し、ナスダックは約44%上昇した。ちなみにS&Pが25%以上の上昇を見せたのは、過去20年間でわずか4回しかない。
これは1930年までさかのぼったS&P500の年間パフォーマンスチャートである。
2023年の上昇が「滅多にない」というほどではないにせよ、かなり好調だったことがわかるだろう。
2024年はどうなるだろうか。
利下げ期待、インフレ率の低下、堅調な個人消費のおかげで、投資家は楽観的な見方を続けているが、こうした経済要因はすべて、やや疑ってかかったほうがいい。
確かに、昨年は株価だけでなく、実体経済も好調だった。見通しも悪くない。しかしソフトランディングを宣言するには、まだまだ確認しなければならないことがある。
そうした不確定要素が多い時期こそ、株式、銀行、ETF、投資信託、保険会社、暗号通貨など、あらゆる金融商品について、公平で、信頼性が高く、安全で、正確なWeiss Ratingsの格付けが重要だ。
2023年の最後「買い」銘柄
Weiss Ratingsの格付けシステムから「買い」と評価されるには、安全性に大きく偏った厳しいストレステストを通過する必要がある。こちらは2023年最終営業日にWeiss Ratingsが「買い」と評価した銘柄を、年初来リターンで並べたものだ。
セクターに列に注目してほしい。Information Technology(情報技術)セクターが多いことに驚きはないだろう。AIイノベーションによって、昨年は多くのテクノロジー銘柄が飛躍した。噂だけで上がっている銘柄もあるが、ここにあるのはWeiss Ratingsの安全性テストをクリアした銘柄ばかりで、業績成長も素晴らしい銘柄だ。
Industrial(工業)が多いことも興味深い。経済見通しが不安定な時、工業株は売られる傾向にあるが、景気後退の心配が薄れるにつれ工業株にも注目が集まった。
このリストには小型すぎて個人の資産形成には適さない銘柄もある。さらに情報技術セクターは昨年のAIブームで大きく上昇したため、別のチャンスを探したい。そこで、情報技術セクター以外で、時価総額が10億ドルを超える銘柄だけに厳選した。
以下がその結果である。
トップはドリアンLPG(LPG)だ。ここ数年Bランク以上の評価をキープしており、昨年は最高評価の「A」を獲得している。読者の中には、Weiss Ratingsの格付けを見てドリアンLPGを発見し、投資リターンをあげた人がいるだろう。
こういった銘柄を見つけた時、私は全ての格付けを無料で提供していることを誇らしく思う。
さて、最後に今年最初の格付けを見てみよう。先ほどと同じく時価総額10億ドル以上で、情報技術セクターは省いている。
さらにPER(株価収益率)20以下という条件を追加し、格付け順に並べ替えた。それがこれだ。
現在、S&P500全体のPERは20程度なので、ここに載っている銘柄はすべて市場全体と比べても割安で取引されているものだと言える。
よく見ると、先ほどお見せした昨年末のリストと被った名前があることに気づくだろう。ドリアンLPG(LPG)、パッカー(PCAR)、フェアファックス(FFH.TO)、ナチュラルリソース(NRP)だ。
昨年末のリストはリターン順に並べ替えたもので、このリストは割安で、格付け順に並べ替えたものだ。
つまりドリアンLPGなど、昨年末のリストとこのリストの両方に載っている銘柄は、昨年大幅な上昇を見せたにも関わらず、割安で、高い格付け評価を維持しているということだ。
格付けに基づいて投資判断をするなら、こうした銘柄が素晴らしい選択肢になるだろう。もしあなたがまだ今年最初の投資を始めていないのなら、名前をあげた4銘柄を調査してほしい。きっと気にいるだろう。
私たちは、投資家が安全に資産を増やすお手伝いをするために活動している。そのために使えるツールの中で、Weiss Ratingsの格付けシステムほど素晴らしいものは他にない。
ぜひ今年もWeiss Ratingsの格付けシステムを活用してほしい。私は格付けシステムの総責任者として、この格付けシステムが素晴らしいものとして機能し続けるよう、全力を尽くす。
健闘を祈って。
ギャビン・マゴール
※ 広く一般の投資家に情報としてお届けする事を目的とした記事であり、Weiss Ratings Japanが運営する投資サービスの推奨銘柄ではありません。予めご了承下さい。