ゴールドの急上昇に今から追いつくには?
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- 2024年4月23日
- トピックス
金鉱山会社の急上昇
私は1月から、金と鉱山会社について取り上げてきたし、最近も、金価格がブレイクアウトし、短期、長期ともに上昇するだろうという記事を書いた。
これを書いている間にも、金は最高値を更新している。
短期的にはすでに2400ドルを突破し、今後1年間では2900ドルをも超える勢いだ。
もしあなたが、この上昇を見逃しているなら、いい知らせがある。今からでも、金ブームに追いつく方法を教えよう!
金ブームに遅れをとっている投資先があって、それは今まさに爆発し始めたところなのだ。
今からでも、金ブームに追いつける方法、
それは金鉱山会社への投資だ。
以下は、金、S&P 500、ヴァンエック金鉱株ETF (GDX)に組み入れられた金鉱山会社の相対的パフォーマンスを示す2年間のチャートだ。
S&P500の過去2年間の上昇率は14.59%で、金の15.82%にわずかに及ばないことがわかる。一方、金鉱山会社は過去2年間で13%以上下落している。
なんということだろう。
その原因は、金の埋蔵量の減少、コストの上昇、株主の希薄化などにあると私は見ている。
しかし、金の上昇曲面においては、鉱山会社が金を劇的にアウトパフォームする可能性がある。
実際、今まさにそれを目の当たりにしている。金、鉱業、S&P500の1ヶ月のパフォーマンスチャートを見てほしい。
先ほどのチャートと逆になっていることがわかるだろう。
超短期的に見れば、鉱山の上昇率は金そのものの2倍以上である。この1ヶ月で金は10.51%上昇し、S&P500を置き去りにしている。 しかし金鉱山会社は22%近く上昇している!
金の本当の強気相場では、鉱山会社は金の上昇を上回るはずだ。
そして、ついに金の強気相場が始まった。
だから待っていた投資家の皆さん、もう待つ時間は終わりだ。
金価格上昇の勢いに乗っていこう。
では一体、
何が金価格を上昇させているのか。
それについてはこれまで声をからして話してきたが、今日はそのトップ3をお伝えしよう。
次の3つが最も重要だ。
理由その1:中央銀行の買い
ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によると、1月に世界の中央銀行は合計で31トンの金準備を追加した。
前月比16%増である。また、中央銀行が金を買うのは10ヶ月連続となる。
昨年は中央銀行が金を多く購入した年となった。WGCによると、中央銀行は2023年に1037トンの金を買い占めたという。中央銀行の総準備高が1000トンを超えるのは2年連続である。2024年は3年連続を狙う。2023年には中国が最大の買い手となった。中国といえば・・・
理由その2:中国の金需要が急増
中央銀行の話ではなく、中国の一般の中産階級の人々だ。
低迷する株式市場、不動産危機、セカンドギアから抜け出せない経済に悩まされながら、中国の中産階級は金を大量に買っている。昨年、中国の中流家庭の約11.7%が金を主要な金融商品として保有していた。
さらに、中国の国内金宝飾品消費は、2023年に過去最高の390億ドルに急増した。WGCは、2024年も中国の金需要は堅調に推移すると予想している。
理由その3:利下げへの期待
多くの金専門家が悔しがっていることだが、インフレは金価格を押し上げないことが判明した。それよりも重要なのは、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測である。
もっとも、FRBは最近の声明で、利下げ時期については急がないことを明らかにしている。
市場も、年内3回の利下げは現実的でないと見ており、2回ないしは今年中の利下げはないとの予測も出ている。
だが、遅かれ早かれ、利下げはやってくるだろう。
実際、昨年7月以降、金利は据え置きになっているし、
すでに利下げ時期がいつなのかと話題になってかなり、時間が経っている。
アナリストも利下げ時期がいつなのかが話題の中心となっている。
それが、金と金鉱山会社の双方に火をつけたのだ。
読者の方々はすでに少し上昇したと思っているかもしれないが、私はこのまま終わるとは思っていない。まだまだだ。
今年の初めから申し上げているように、私の短期的な最低目標は2400ドル以上だ。
一時的に2400ドルを超えたことはあるが、押し戻されている。
そして、長期的には、金価格は2900ドルを超えると予想している。そこに到達すれば、勢いに乗って金が1オンス3000ドルになっても私は驚かない。
では、どのように投資すべきか。
さて、ヴァンエック金鉱株ETF (GDX)に戻そう。
GDXの配当利回りは1.9%、ワイス・レーティングの格付けは「D+」である。
低評価である原因の少なくとも一部は、長期的なアウトパフォームによるものである。それが変わりつつあるのは目に見えている。
確かに、GDXを詳しく見ると、アウトパフォーマンスが期待できる個々の鉱山会社が組み込まれている。
次の金の強気相場の足音が近づいている。
豊かになりたいのであれば、その機会に乗ることをお勧めする。
健闘を祈って。
ショーン・ブロドリック
※ 広く一般の投資家に情報としてお届けする事を目的とした記事であり、Weiss Ratings Japanが運営する投資サービスの推奨銘柄ではありません。予めご了承下さい。
いかがでしたか。
Weiss Ratings Japanのシニア・アナリスト
ブロドリック氏は年初から金価格の上昇を予想しており、
実際、予測通り
今年3月から金価格は急上昇を見せています。
その要因として、
①中央銀行の買いが入っていること
②中国で需要が高まっていること
③利下げへの期待感が高まっていること
とブロドリック氏は分析していました。
そして、今から
この金価格の上昇に追いつくために、
ヴァンエック金鉱株ETF (GDX)をお勧めしていました。
ですが、
この銘柄のWeiss Ratingsの格付けは
D+
ブロドリック氏は
格付けシステムでは見えてこない分析をもとに
推奨していましたね。
ブロドリック氏の分析通り、
今後長期的でも金価格が上昇すれば
格付けが「買い」評価になるのも時間の問題かもしれません。
ただ、
あなたがもし、Weiss Ratingsの格付けで、
今すぐ「買い」と評価された金関連銘柄に投資したいのであれば
月刊Weiss Ratings最新号の
高配当/安全リストで紹介された
銘柄がお勧めです。
ここで紹介している金関連銘柄は
Weiss Ratingsの格付けシステムで
B-の「買い」と評価されており、
先月の高配当/安全リストでも、
推奨されました。
ブロドリック氏の予測のように
金価格はこれからも上昇すると考えている方は
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