新型コロナウイルス第3波への投資
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- 2020年9月30日
- トピックス
これまでCOVID-19パンデミックは2つの波があった。第1波は4月に最初のピークを迎え(アメリカでは)、第2波のピークは7月だった。
そして今、感染者数が再び増加している。
インフルエンザの季節に突入したタイミングだ。新型コロナとインフルエンザの「ツインデミック」が起こる可能性があると言う専門家もいる。
国立アレルギー・感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長は今週「今後数週間かけて、感染者数のベースラインを1日1万人の水準まで低下させる必要があるが、このパンデミックの抑制を維持するためには、さらに下げる必要がある」と述べた。
米国の累計感染者数は660万人を超えた。そして死者数は、10万人に達してから4ヶ月弱で20万人に到達した。
いくつか朗報もある:最近の集計によると、1日当たりの新規感染者数は4万人以上に戻っており、6月に記録されていた1日当たり7万人以上の新規感染者数をはるかに下回っている。
また、マスクを着用する人が増えれば、インフルエンザの季節は、実際にはそれほど深刻ではないのかもしれない。
分からないことが多くある中、 不快な事実もある。
- ワシントン大学の保健指標評価研究所(IHME)によると、COVID-19は現在、心臓病に次ぐ米国の死因第2位となっている。
- ベイラー医科大学国立熱帯医学校のピーター・ホテス博士はCNNに「私たちは惨劇の秋に直面しているかもしれない」と述べた。 ホテス博士は学校の再開が主な原因だと指摘している。
- 実際、大学生やスタッフの間では、5万9,000件以上の感染者が報告されている。新型コロナウィルス対策が出来ている学校もあれば、そうでない所もある。
- 少なくとも22の州では、新たな感染者数の増加が報告されている。新規感染者数の減少を報告しているのはわずか7州だ。
- FDA は、ワクチン承認のより厳しい基準を適用すると報じられており、選挙日 (11 月 3 日)までの実用化は難しいだろう。 ワクチンの承認は、2021年初頭まで実現しないかもしれない。
非常に残念なニュースだ。
しかし、投資家としては、悪い状況を好転させることができる。3つの例を挙げよう。
1. SPDR S&PバイオテクノロジーETF(XBI、格付け「C」)。
このファンドは、S&P バイオテクノロジー・セレクト・インダストリー・インデックスに連動しており、120以上の株式を保有している。おそらく新型コロナウイルスのワクチンレースの潜在的な勝者が複数含まれている。
2. インベスコDWAヘルスケア・モメンタムETF(PTH、格付け「C」)。
このヘルスケアに特化したETFは、投資額の42.25%をバイオテクノロジー株に配分している。
3. iシェアーズNASDAQバイオテクノロジーETF(IBB、格付け「C」)。
このファンドは、NASDAQバイ オテクロノジー株価指数に連動しており、大型のバイオテクノロジー銘柄を多数保有している。
この3つのファンドが、3月に市場が底を打ってから、S&P500に対してどのように推移してきたのかを見てみよう。
3月の底値以降、PTHがはるかに上回り、XBIがそのすぐ後を追っている。
IBBはかろうじてS&P500を上回っている。
これは、ワイスの格付けが同じであっても、すべてのバイオファンドが同じではないことを示している。
さらに素晴らしい潜在的なアウトパーマンスが期待できる個別銘柄を探すこともできる。ただ、個別銘柄はETFを上回ることができる一方で、リスクが高いことにも注意していただきたい。
新型コロナウイルスによって、リスク要因は増加している。
投資家である私たちは、事実から隠れることもできれば、事実を生かそうとすることもできる。
利益の可能性がある医薬品銘柄を探す時だ。
あなたの成功を願って。
ショーン