Etsyはデジタルの道を切り開く
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- 2021年4月27日
- トピックス
毎日のCOVID-19予防接種が大幅に増加していることから、多くの投資家はエッツィー(ETSY) のようなホームワーク関連株に暗黒の日が来ると予想している。
しかし、その考え方は間違いで、エッツィー株は依然として非常に魅力的である。
ニューヨーク州ブルックリンを拠点とする同社は、手芸や古物、独自の工場生産などの商品を扱う米国の電子商取引サイトである。
同サイトには6200万点のユニークなアイテムがあり、一点物を買いたい人や売りたい人、検索したい人のためのデジタル・デスティネーションとなっている。
エッツィーは、ペイパル(PYPL)のようなマーチャントサービスのパートナーの1つであり、ショッピファイ(SHOP)のようなマーケットプレイスでもあり、さらに、アルファベット(GOOGL) ような検索エンジンでもある。
エッツィーを最新のオンラインの流行として却下するのは簡単だが、そうではないことは明かである。
商品は、ジュエリー、衣類、ホームデコレーション、家具、玩具、アート、工芸品、工具などのカテゴリーに分類されている。
多くの場合、アイテムは手作りまたはパーソナライズされており、売り手は顧客と特別な関係を築くことができる。
一方でエッツィーは、サイトの広告収入よりも購入者にとって価値提案の本質である「検索エンジン」に磨きをかけることが重要だとしている。
エッツィーは、訪問者が検索機能を利用した際にアルゴリズムが膨大なユニークなアイテムの中から探しているものを正確に見つけることができるようにしたいと考えている。
このことを正しく行うことが、ビジネスを成長させる鍵であり、エッツィーが現在の評価に値する理由である。
このほか、より多くの売り手がプラットフォームに参加し、エッツィーのベンダーサービスを利用するようになったことで、マーケット・プレイスとサービスの部分は大きく成長した。
エッツィーで販売されたすべての商品の売上高である総商品売上高は、2020年第4四半期に前年同期比118%増の36億ドルに達した。
ここで重要なのは今、何が起きているのかということだ。
エッツィーは、何百万もの現実世界のアートフェアやクラフトショー、フェスティバルをデジタル化しているのだ。
世界的なパンデミックが沈静化していく中で、常連客は実際の店舗に戻っていくだろうが、多くの購入者のエンゲージメントを促進するのは、「ユニークな宝探しである」というエッツィーの全体像であるということを、投資家は見失ってはいけないということだ。
パンデミックが終わっても購入者は買い物の仕方を変えないはずである。
健闘を祈る
ジョン・D・マークマン