ビッグテックの未来、クラウドを手に入れよう
- 1099 Views
- 2022年1月17日
- トピックス
大手ハイテク企業は、最もホットな新興産業の一つを利用してチャンスを掴んでおり、あなたもそれが可能だ。
それは、クラウドサービス技術だ。
多くの企業がオンラインプラットフォームやリモートワークへの移行に対応するなど、経済のデジタル化が進む中、クラウドサービスの技術は不可欠となっている。
クラウドコンピューティング市場は巨大で、急速に成長しており、グランドビュー・リサーチは、今年3690億ドルだった市場が、2028年には1兆2000億ドル以上に拡大すると予測しており、これは年複利成長率が19%以上になることを意味する。
企業のニーズに合わせて様々なクラウドサービスがあるがが、最も一般的な用途としては、安全なデータストレージ、プラットフォームホスティング、ビジネスアナリティクスなどが挙げられる。
大手テック企業は、収益性が高く、かつ急速に拡大している業界を利用するという貴重なチャンスを掴んでいる。
下記のチャートは、クラウド・インフラストラクチャーの分野だけで、年々驚異的な成長を遂げていることを示している。
2021年第2四半期のグローバルクラウドインフラストラクチャの売上高は、前年同期比36%増の470億ドルとなったが、これは業界のほんの一部に過ぎない。
クラウドサービスはハイテク企業にとって重要な成長要因であり、アナリストが決算期にこれらの企業の業績を評価する際に、クラウドのパフォーマンスを最も重要な要素の一つとしているのも不思議ではない。
アマゾンは、ジェフ・ベゾス氏が退任した後、アンディ・ジャシー氏をCEOに起用し、この分野を他の分野よりも優先していることを示した。
アマゾン・ドット・コム(AMZN)のクラウドの売上高が好調な推移を見せている。
アマゾンウェブサービス(AWS)は、同社の収益全体の13%を占めるにすぎないにもかかわらず、営業利益の54%を占める最も収益性の高いセグメントとなっている。
そして、そのクラウドのライバルであるマイクロソフト(MSFT)も、同様の優れた業績を達成している。
現在、市場を支配しているのは大手ハイテク企業だが、中小規模のクラウドプロバイダーには大きな成長を遂げるチャンスが多くある。
下記のチャートは、世界の大手企業の市場シェアの推移を示すものだ。大手ハイテク企業がシェアを大きく占めており、それ以外の企業の合計シェアは2017年に入ってから低下しているのがわかる。
アマゾン、マイクロソフト、アルファベット(GOOGL)の時価総額はいずれも1.7兆ドルを超えており、将来の成長目標を達成するために業界の重要性を認識している。
このトレンドを利用する方法は様々あるが、幅広いエクスポージャーを得たい方にお勧めのETFがあるためご紹介したい。
「スカイ(SKYY)」を手にする
ファースト・トラスト・クラウドコンピューティングETF(SKYY)は、ISE CTAクラウド・コンピューティング・インデックスに連動するETFで、66銘柄を保有しているため、業界を幅広くカバーしている。すべての保有銘柄の時価総額が5億ドル以上で、1日の平均取引量がドルベースで500万ドル以上となっている。
SKYYのファンドウエイトによるトップ3のポジションは、デジタルオーション・ホールディングス(DOCN)、アリスタ・ネットワークス(ANET)ととオラクル(ORCL)となり、テック大手のマイクロソフト、アリババ(BABA)、グーグル、アマゾンなどの大手テック企業などがトップ11に入っている。
このファンドは66億ドル以上の資産を運用しており、平均出来高は23万5000株以上だ。経費率は0.60%だ。
クラウドは夢のような未来を秘めており、このトレンドを利用することを強くお勧めしたい。
あなたの成功を願って。
ブロドリック
※ 広く一般の投資家に情報としてお届けする事を目的とした記事であり、Weiss Ratings Japanが運営する投資サービスの推奨銘柄ではありません。予めご了承下さい。