年末に向けて走り出す銘柄
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- 2021年11月18日
- トピックス
ニューヨーク株式市場は、年末に向けて上昇する傾向があり、いくつかの優良企業が年末相場の上昇をリードしていく可能性がある。
そして、「ワイス・レーティングの米国最高格付けランキング」を利用することで、そこから更に大きな利益を得ることができる。
たった数週間前には年末に掛けた上昇トレンドは絵空事だと思われていたことに注目したい。
夏の終わり・・・
― S&P500は、9月の約5%の低迷を見せ、2020年3月以来の月間最悪のパフォーマンスとなった。
― ダウ平均株価(DJIA)は、年内で最悪の月を記録。
― 多くの銘柄が市場平均よりもはるかに悪いパフォーマンスを示した。
―中国の不動産債務問題やFRBによるテーパリング(量的緩和の縮小)、アメリカ経済の成長鈍化などの懸念が渦巻いていた。更には、コモディティ価格の低迷、金利の上昇など、様々な要因が重なった。
だが、それらの暗雲があっという間に晴れたのである。
・10月中旬に差し掛かった頃、市場は落ち着きを取り戻し、現在主要な株価指数はすべて過去最高値圏で取引されている。
ダウに至っては、3万6000ドルを超える終値を記録した。
米国最高格付けランキングの成功例
おそらく、既にあなた方がここから利益を得ている事について嬉しく思う。
私はこの1年以上、ブログなどを通じて資産価格にとって非常に強気で、かつてないほどの「お金の洪水」の環境下にあるという事をお伝えしてきた。
案の定、SPDR S&P 500 ETF Trust(NYSE:SPY、評価「B-」)は、直近では年初来で26%以上の利益を上げている。
しかし、米国最高格付けランキングを利用すれば、それより更に高い利益のポテンシャルを持つ銘柄を見つけることができるはずだ。
サーモ・フィッシャー・サイエンティフィック(NYSE:TMO、評価「A」)は、直近でランキング第1位となっている。ラボ用の分析機器・ライフサイエンス製品メーカーである同社は、時価総額2430億ドル、高い収益成長率、業界屈指の営業利益率を誇る。
そして、デューク・リアルティ(NYSE:DRE、評価「A」)だ。ランキング上では、現在1位のTMOと拮抗している。
DREは、時価総額230億ドルと、比較的小規模であり、産業用不動産という全く異なる業界に属する企業だ。また、配当利回りは1.8%と、よりインカム志向が強く、これはSPYよりも約50ベーシスポイント高い。
そして、アウトパフォームという点では、DREとTMOには共通点が存在している ― 年初来のリターンが、約48%もあるという事だ。
・結論は? - 「お金の洪水」はまだ続いている。
株式はまだ動いている。平均値に投資したとしても儲かるというわけだ。しかし、ワイス・レーティングスの米国最高格付けランキングをを活用すれば、更なる利益を得ることができる可能性がある。
以下が、最新の各ランキングトップ銘柄だ。このランキングは、新しいデータが入ってくると常に更新されるダイナミックなものであることを忘れないように。
それではまた。
マイク・ラーソン
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