ナスダックを買う?
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- 2021年11月18日
- トピックス
こんにちは。
Weiss Ratings Japanの安居です。
月曜日に隔週で行っている格付けレポートを更新しました。
・有名米国株の格付けレポート
・最高の高配当株ランキング
・最高の成長株ランキング
・米国最高格付の株式ランキング
をそれぞれ更新しているので、ぜひご覧ください。
格付けレポートを見る
↓
https://weissratings.jp/
前回はアムコア(AMCR)を取り上げたのですが、
T.S 様から
=====
包装業界にこれから革命が起きて来ますね
=====
というコメントをいただきました。
ありがとうございます。僕もそう感じているので、
アムコアに限らず包装業界の面白い銘柄、
色々リサーチしていきたいなと思います。
ちなみに成長が期待できる銘柄として
アムコアを紹介しましたが、
配当利回りが4%近い高配当銘柄でもあります。
そして次回配当の権利落ち日は11月23日
配当支払日は12月14日です。
仕込むにはいいタイミングかもしれませんね ^^)
アムコアのメルマガはこちらからご覧いただけます
↓
天才エンジニアが目をつけた包装企業
さて、10月末から米国株の決算が相次いで
Weiss Ratingsの格付けにも大きな変化がありました。
ということで今日は、今週月曜に更新した
「米国最高格付の株式ランキング」から
いくつかをピックアップしたいと思います^^)
決算で急騰!!KLAコーポレーション
一つ目はKLAコーポレーションです。
10月7日に僕からお届けしたメルマガ
(シェア100%!) 高ランク半導体銘柄
で紹介した銘柄ですね。
最先端半導体の製造工程の一部でシェア100%、
つまり、最先端半導体を作るためには
この企業の製品を使うしかないという
圧倒的な強みを持っているように見える銘柄です。
当時の評価は「B+」で
21位にランクインしていたのですが…
今回更新したレポートでは
「A-」にアップグレードして順位も上がりました。
メルマガで紹介した日から
1ヶ月ちょっとで25%も株価が急騰。
急騰のきっかけは10月21日の決算ですね。
もしかしたら株価が急騰して
「買っておけばよかった…」
と思っている人もいるかもしれませんが、
Weiss Ratingsが「A-」に格上げしたということは、
まだまだ今投資すべき銘柄だということです。
興味がある方は、以前のメルマガを参考に
最新の決算も含めて分析してみてください。
当時のメルマガはこちらからも見ることができます。
↓
(シェア100%!) 高ランク半導体銘柄
連続No1米国株のヘルスケア銘柄
もう一つ取り上げるのは、
サーモフィッシャーサイエンティフィック(TMO)です。
先々週に続き、今回も1位にランクイン。
1万名柄以上ある米国株を全て評価しているWeiss Ratingsが
今最も投資すべきNo1銘柄だ!と判断したのが
サーモフィッシャーサイエンティフィックなんです。
といっても、日本ではあまり馴染みがない銘柄ですよね。
世界最大級の試薬、研究機器、検査機器メーカーで、
身近なところで言うと、コロナのPCR検査機器を作ったりしています。
この銘柄、以前からWeiss Ratingsは非常に高く評価していて、
ウェブサイトで履歴が公開されている2014年4月3日以降、
一度もBランク以下の評価になったことがありません。
つまり、Weiss Ratingsはこの銘柄を
いつ投資してもいいし、ずっと持ち続けていい
と考えている、と言うことです。
実際、株価は安定して右肩上がり。
もちろんもっと急上昇している銘柄もありますが、
・不況にも強いセクター(業界)で
・すでに確立した事業をグローバルに展開し
・将来の期待だけで株価が上がるのではなく
今の業績でしっかり利益を出している
そんな銘柄をWeiss Ratingsは高く評価します^^)
いきなりグーグル超え!?意外な投資先
今日、もう一つ取り上げたいのは、
米国株に投資しているなら必ず知っている企業
NASDAQ, INC. (NDAQ)です。
そう、GAFAM、テスラ、ネットフリックスなど
イノベーティブな有名企業が多数上場している
証券取引所ナスダックを運営する企業です。
ナスダックに上場している銘柄や
ナスダックやナスダック100に連動するETF
に投資することはあっても、
ナスダックそのものに投資するなんて
考えたことがないのではないでしょうか?
そんなナスダック、
先々週まで25位以内に入っていなかったのに、
急に評価を上げ、なんとグーグル超え第3位にランクイン。
履歴を調べてみると、
11月8日に「B」から「A-」に上がっていました。
普通は「B」から「B+」そして「A-」と
順番に上がっていくのですが、
まさかの飛び級ですね ^^)
その理由は…これもやはり10月後半の決算ですね。
ということで簡単に決算を見てみましょう。
まずは売上と利益から。
青色が総売上、緑色が純利益です。
※tradingviewより引用
順調に右肩上がりであることがわかりますね。
特に2020年は大きく伸びていますね。
証券取引所の利益はIPOなど上場時の手数料、
株式の取引手数料、デリバティブ商品の販売や
指数・データの販売などがあります。
話題のIPOがたくさんあったり、
多くの投資家が積極的に取引したりすると
ナスダックの利益も増えるということ。
ここ数年、株式市場はかなり上がっているので、
それだけ多くの取引、資金流入があったと言うこと。
当然、ナスダックの事業も恩恵を受けますね。
上の画像は2020年までの年間決算なので、
四半期ごとのデータも見てみましょう。
※tradingviewより引用
こちらも青色が総売上、緑色が純利益です。
四半期で見てもかなり安定した売上があることがわかりますね。
注目すべきは利益です。
売上はほとんど横ばいなのに
利益がかなり増えていますよね。
売上が変わっていないのに利益が伸びるのは
事業の効率化が進んでいると考えられるので
ポジティブですね ^^)
そしてもう一つ。
キャッシュフローを見てみましょう。
キャッシュフローは世界一の投資家
ウォーレン・バフェットも重視する超重要指標です。
会計の世界では
「利益は意見、キャッシュは事実」
なんて言葉もあります。
利益は財務的なテクニックでいろいろ動かせるのに対し、
キャッシュ(現金)はごまかしようがないからですね。
そしてWeiss Ratingsの英語版サイトを見ると
評価が上がった理由に
Operating cash flow increased
(営業キャッシュフローの増加)
とあります。
こちらはキャッシュフローの年間推移です。
青色が営業キャッシュフロー
緑色がフリーキャッシュフローです。
※tradingviewより引用
フリーキャッシュフローというのは
会社が稼いだ現金のうち、自由に使えるお金。
フリーキャッシュフローから
配当を出したり、自社株買いをしたりするので、
投資家にとって最も重要な指標といえます。
どちらも綺麗に右肩上がり。
順調にキャッシュを稼いでいることがわかりますね。
キャッシュが右肩上がりだと何がいいかというと、
不況時にも倒産しない、借金しなくていいことと、
その気になれば成長に大胆な投資ができることです。
キャッシュがないと、不景気で売り上げが下がった時、
事業が成り立たなくなってしまいますよね。
借金でなんとかその場をしのいでも、
その後には利払が待っているので、
売上が戻っても利益を残しにくくなります。
キャッシュがあれば、
不況時も借金に頼ることなく事業を続けられますし、
好調なときは、自己資本でガンガン投資できるので
成長のエンジンにもなります。
ナスダックについては以前、
Weiss Ratingsのアナリスト
ジョン・マークマンが記事を書いてくれました。
今回、1万銘柄以上ある米国株の中で
第3位にランクインしたナスダックに興味があれば、
ぜひこちらの記事も読んでみてください。
↓
株主がナスダックの有名な所産を凌駕する方法
過去の株価を見てみると、
ボラティリティ(株価変動)が小さく
安定して右肩上がりであることがわかります。
もちろんもっと大きなリターンが狙える銘柄は
たくさんあると思いますが、投資で大切なのは
「損をしないこと」「損失に対処すること」だと思います。
ただリターンを求めるだけでなく、
安全性、安定性も重視するなら
ナスダックは魅力的な投資先かもしれません ^^)
と言うことで今回は
「米国最高格付の株式ランキング」から
第15位のKLAコーポレーション
第1位のサーモフィッシャー・サイエンティフィック
第3位のナスダック
を簡単に紹介しました。
ぜひ他の銘柄、他のレポートも見て
多くの日本人がまだ気づいていないお宝銘柄を
探してみてください。
格付けレポートはこちらから
↓
https://weissratings.jp/
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