おめでとう、あなたは今日、昨日よりも0.0186%貧しい
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- 2022年3月1日
- トピックス
インフレは日々、あなたのお金を蝕んでいる。今回は、いくつかの反撃方法をご紹介したい。
今日はどれだけのお金を失ったのだろうか?今月はどうだろうか?
夜寝る前にこのような質問を自分自身に問いかけることはないかもしれないが、もしそうだとした場合、あなたはその答えに驚くかもしれない。
例えば2021年11月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比6.8%であったことを考えると、昨日は「0.0186%」失ったということになる。あるいは、今月末までに約0.57%だ。
- 僅かだと思われるかもしれないが、時間が経つにつれ福利が加算されていくように、どんどん差し引かれていく。
家を出るときの「税金」として、数日から数週間ごとに小銭を瓶に入れなければならないと想像してみて欲しい。
- しかも、この傾向はさらに悪化する可能性がある。
エコノミストらが予想している通り今後インフレ加速すれば、あなたの失う数字はさらに大きくなる。
だが、退職してソーシャル・セキュリティに加入している場合は、生活費の調整によって多少は補うことができる。
もしあなたがまだ働いているのであれば、給料は部分的にのみ増えているだろう。つまり、これらは十分ではないということだ。少なくともメインストリートの多くの人々はそう感じている。
Allianz Life Insurance Company of North Americaの最近の調査によると、米国では現在、退職後の生活に関する不安の第1位は「インフレ」となっている。
- 米国人の約25%が、この問題が退職後の生活を蝕むことを心配しており、2020年にこの問題を挙げた8%の3倍以上になっている。
一方、ニューヨーク・タイムズ紙は、5300人以上の大人を対象にした調査を依頼し、
- 自分の収入がインフレに追いついていると感じている米国人労働者はわずか17%だったことが分かった。そして、残りの人々は、物価の上昇が激しく、それに見合う分の昇給がない、あるいは、まったく昇給していないと答えた。
インフレに対して怒りを感じているのは、明らかにあなただけではないのだ。しかし、その怒りの矛先をどこに向けるのかが重要だ。
反撃の方法について自分自身を教育しようと考えるなど、生産的な考え方に変える。
私は毎月発行している「セーフマネー・レポート」で、インフレに対抗するためのいくつかの戦略を会員の皆さんに紹介してきた。
投資家がインフレの犠牲にならないようにするための戦略もある。
- ワイス・レーティングを利用して、インフレ率よりも早く上昇する可能性のある銘柄を見極める。
- 銀行口座やCD(譲渡性預金)、国債などのいわゆる「配当収入源」よりもはるかに高い利回りが得られる、格付けの高い株式やETF(上場投資信託)に投資する。
- さらにプレミアム収入を得るためのオプション販売。
これらはすべて、私たちが使ってきたテクニックのひとつであり、あなたも使えるものだ。
つまり、教育、適応、行動について考える。
それが最高のゲームプランとなる。
それでは、また。
マイク・ラーソン
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