プーチン大統領による攻撃の有無に関わらず、このアプローチにこだわろう
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- 2022年2月18日
- トピックス
侵攻するのか、しないのか。
プーチン大統領のウクライナ政策をめぐって、各国政府も市場もこの問いを投げかけている。
先週、米政府がロシアは「いつでも」隣国に侵攻できると警告したことで、市場は急落した。
翌日にはロシアがウクライナ周辺に展開している約13万人の部隊のうち1万人を撤収させることを示唆したことで、市場は上昇した。
- 私はこの問いに対する答えを持っていない。プーチン大統領自身を除いて誰も分からない。
投資家の立場からの私のアドバイスは、その答えに関わらず、非常にシンプルなものだ。
- 引き続き、「セーフマネー」の考え方で投資を続けていく。
つまり、 「品質」「安全性」「回復力」の3つに、さらに集中して取り組む。
否定的になっているわけではない。私は、戦争がもたらす非常に現実的で悲劇的なコストを軽視したくはなく、平和的な解決策が見つかることを願っている。
しかし、プーチン大統領が東欧で攻撃的な姿勢をとる以前から、
1. FRBはより強引になっていた。
2. イールドカーブは劇的にフラット化していた。
3. アグレッシブでリスクの高い成長株から、ディフェンシブでリスクの低いバリュー株へと資金が移行していた。
4. 市場は低迷し始めていた。
SPDR S&P 500 ETF (SPY)は直近で年初来7%以上の下落を見せており、インベスコ・QQQ・トラスト(QQQ)は12%強のマイナスとなっている。これらのマイナスのほとんどは、プーチン大統領による侵攻脅威以前のものだ。
そして戦争のリスクが加わると、どうなるか?
- セーフマネー戦略を使わずに投資するのは危険だという環境だ。
私のレポートをご覧になっている方は、そのアプローチの重要な要素が「配当収入」に焦点を当てることであることをご存知だろう。高額な配当を実現する投資戦略と商品。
金利が最低水準にとどまり、インフレが日々進行している現在、これは非常に重要なことだ。
安定した収入源があれば、反撃もできる。
長期にわたって安定的に、着実に、そして大幅に財産を増やしていくことが可能だ。
急落による打撃を和らげることができ、市場が低迷した後に必要な資金を確保、あるいは、自分に合ったその他の用途に使うこともできる。
つまり、 侵略問題の答えを持っているのは、プーチン大統領だけかもしれないが、これらの提言に従えば、投資家として何をすべきかという問いに対する答えが得られると確信している。
それでは、また。
マイク・ラーソン
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