あなたがすでに所有している銘柄に投資家が殺到している
- 1096 Views
- 2022年6月1日
- トピックス
「今は現金を多く持とう」
それが、私の長年のメッセージだったが、先日はそれが、ウォール・ストリート・ジャーナル記事の要点となった。
どういうことかと言うと、 投資家は今、高利回り、高品質の銘柄に夢中になり、2020年と2021年の大半、ウォールストリートがメインストリートに積極的に売り込んだゴミのような銘柄を捨てている。
彼らは配当を欲しがり、経済的な強靭さを求め、実績のあるビジネスモデルを望んでいる。
聞き覚えがあるワードだ。ここ数年、ビッグ・テックの過大評価が続く中、私はこの種の投資について何度も繰り返し述べてきた。
つまり、投資家は今、「セーフマネー」銘柄に目を向けているのだ。もしあなたが「セーフマネー」銘柄をすでに購入しているのであれば、彼らによる購入は、あなたの保有資産の価値を支え続けるだろう。
この強力で避けられないトレンドの背景は何だろうか?以前にも私の考えをお伝えしたが、ウォール・ストリート・ジャーナルを引用しよう:
「このシフトは、投資家が将来の利益よりも安定した現金配当を求めるようになったことを示している。 FRBがインフレ抑制のための野心的な利上げキャンペーンに乗り出す中、その傾向は強まるばかりだ。」
わかりやすく言えば、金利が上がれば上がるほど、投資家は今すぐに会社から回収することを望んでいるということだ。そして、ドットコム的で非現実的な、数年先の利益を約束を、喜んで受け入れたがらない。
ウィズダムツリー米国高配当ファンド(DHS)のような投資が、1年で7%近いトータルリターンと、3%という十分な利回りを生み出しているのも不思議ではない。
これは、2022年に26%も急落し、利回りは0.5%という惨憺たるインベスコQQQトラスト(QQQ)に勝るものだ。
ジャンク債や株については、言うまでもない。彼らは自分の道を切り開くことができない。
何度も同じ言葉を繰り返したくはないが、このローテーションを行わなければ、大きな損失を被ることになりかねない。
さらに悪いことに、このような優良銘柄を利用した他の配当戦略による利益を失うことにもなりかねない。
よって、私は、何度でも述べ続けるつもりだ。なぜなら、市場全体にとって、ひどい年となっている中、それがあなたの結果を最も良くするのに役立つと考えているからだ。
それでは、また。
マイク・ラーソン
※ 広く一般の投資家に情報としてお届けする事を目的とした記事であり、Weiss Ratings Japanが運営する投資サービスの推奨銘柄ではありません。予めご了承下さい。