ウォールストリートがパニックに陥っている間に利益を得よう
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- 2022年7月31日
- トピックス
多くの場合、他の人がパニックになっているときこそが、利益を得る絶好のチャンスだ。
ウォーレン・バフェット氏は、「他の人が恐れているときには貪欲になり、他の人が貪欲なときには恐れよ。」というの戒めに従っている。 最近、投資家の間で恐怖心が広がっている。
投資家の不安を煽る大きな要因のひとつが、企業収益の減少だ。利益が小さくなると、価格は、同じ株価収益率(PER)を維持するため下がる必要があるため、バリュエーションに影響を与える。
しかし、火曜日(7/19)にS&P500指数が3%近く上昇したことを考えると、市場は今回の企業収益の減少を気にしていないようだ。
これは、減益を織り込み済みで、これまでのところ企業の業績が予想以上に底堅かったからだ。結局のところ、企業は依然としてアナリストの予想を上回っている。
FRBの景気引き締め策とそれが企業収益に与える影響を投資家が重く見て、年初から株価は下落傾向にあったが、振り子は再び投資家に有利な方向に振れているようだ。
ドイツ銀行(DB)は、最悪の事態はひとまず収束した可能性があり、市場はすでに混乱を織り込んでいるため、さらなる下落は考えにくいと述べている。
歴史は強気側にある。 過去には、決算シーズンに向けての急落が、決算発表後の上昇につながることがよくあった。
下のチャートに見られるように、S&P500指数と予想PERの乖離は通常、より広範囲な市場の上昇につながる。
ドイツ銀行のストラテジストは、このような歴史を踏まえて株式の反発があると言い、シティグループ(C)とサンフォード・C・バーンスタインのアナリストも、株式が売られ過ぎであることに同意している。
ドイツ銀行のアナリストは、「市場は通常、決算期には上昇する。特に、現在のように急落の後や、決算期に向けて投資家のポジションが非常に控えめなには、上昇する。」と主張している。
好業績のサプライズが勢いを増す中、もう一つの重要な指標が買いシグナルを点滅させている。ラリー・ウィリアムズ氏が提唱したウィリアムズ・パニック指標は、最近の株価上昇が継続することを示唆している。
歴史的に見ると、この指標は過去90年間に18回しか点滅しておらず、通常はより広範囲な市場の上昇につながる。2018年以降、そのピークは強い成長と一致している。先月に再びピークを迎え、再び繰り返される可能性がある。
広範な市場の反発には、広範な市場のエクスポージャーが必要かもしれない。バンガード・S&P・500ETF (VOO)は、S&P500インデックスに連動しており、対象となる米国の大手企業500社を含んでいる。
このインデックスの構成銘柄に入るには、いくつかの厳しい条件を満たす必要がある。その中には、年間利益がプラスであること、浮動株の10%以上が公開取引可能であること、時価総額が146億ドル以上であること、年間取引量が時価総額を上回っていることなどが含まれる。
このインデックスは時価総額で加重平均されているため、大企業がファンドの最大のポジションを構成している。VOOの組入上位3銘柄は、アップル(AAPL)、マイクロソフト(MSFT)、アマゾン・ドット・コム(AMZN)だ。合わせて総資産の約15%を占める。
VOOは1日平均600万株の流動的な取引で、約7100億ドルの資産を運用している。このファンドの経費率は0.03%で、1万ドルの投資に対してわずか3ドルしかかからない。
VOOの日足チャートを見ると、ファンドが下降トレンドを突破したところであることがわかる。
全体的な安堵感が広がる中で、この指数も市場の上昇を取り込むことが期待される。今なら、年明けからの急落で割引価格で購入できるチャンスだ。
いつものように、ご自身で調べ物を行う事を忘れないで欲しい。しかし、他の人が恐れている今こそ、貪欲になるべき時かもしれない。
あなたの成功を願って。
ブロドリック
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