AI幹事、爆誕
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- 2024年7月8日
- トピックス
ついに幹事までAIがやってくれる時代が到来しました。
Gateboxという会社が飲食店向けAI接客サービスである「AI幹事」を開発しました。
グラスの残量を確認し次の一杯を提案する、幹事のような仕事をAIが提案してくれるのです。
小さなことですが顧客の満足度を向上させることが可能になり、大きな革命となるかもしれません。
ただ、こうしたAIのサービスは大きな規模から小さな規模まで、毎日のように登場し世間を驚かせています。
どういった分野が革命を起こしリターンを狙えるか、見極めることは非常に難しいでしょう。
そこで、今回はテクノロジー分野の中でも新興企業にリサーチに長けているクリスグレーブが、我々がAIからリターンを狙うために今後AIどういった分野に注目すべきなのかを教えてくれました。
今回はクリスによる「これから活躍が期待されるAI」の記事をお届けいたします。
この記事を書いている現在、時価総額が1兆ドルを超える企業は6社ある。
6社すべてがハイテク企業で、3兆ドルクラブのマイクロソフト(MSFT)、アップル(AAPL)、そしてもちろんエヌビディア(NVDA)を筆頭とする有名企業である。
出典:YCharts Yチャート。
しかし、これらの企業には共通点がある……
この1兆ドルのステータスを築いたもの、
それは人工知能(AI)だ。
これらは、このAI革命の最前線にいる企業である。
あるいは少なくとも、AIが今後私たちの生活に密接に関わるようになるためのインフラを構築している企業だ。
しかし、皆さんもご存知のように、私は別の角度から市場を見ている。AIゲームに参入しようとしている企業はたくさんある。
1兆ドルを超える巨大企業と同じようなプレーヤーもいれば、それ以前の段階にいる新興企業のプレーヤーもいる。
1兆ドルの巨大企業と新興企業との違いは、後者のグループがAIを使って何をしているかということだ。
私は2020年にそのような新興企業のひとつに投資する機会を得た。
そのスタートアップは現在、IPOの可能性に向けて、非公開市場内で道を切り開いている …
AIによる人材獲得の変革
This Way Globalは、AIを活用した人材獲得ソーシング・テクノロジーのリーダーであり成功した企業の1つである。
同社の革新的なアプローチは、採用プロセスにおける偏見を緩和し、公正でコンプライアンスに準拠した採用慣行を確保することに重点を置いている。
This Way Globalの創設者兼 CEOであるアンジェラ・フッドは、AIを有益に活用することに専念している。彼女は企業が人材を採用する方法に革命を起こした。
なぜ、彼女はこんな革命を起こそうとしたのか。それは、建築業界に飛び込もうとした実体験に関わる。
男性優位の業界に身を置く女性として、彼女は偏見を目の当たりにした。だからこそ、彼女はThis Way Globalを立ち上げたのだ。
AIの台頭と社会への影響
AIは現在、技術、人材、その他あらゆる分野に変革をもたらしつつある。このように、AIは私たちの社会に多大な影響を与えている。AIは、医療、金融、交通、そしてそれ以上の分野での進歩に道を開いてきた。
しかし、あらゆる変革的テクノロジーには、依然として懸念や倫理的配慮がつきまとう。
そのひとつが、雇用喪失の懸念である。AIやオートメーションが普及するにつれ、多くの人が自分の職業が時代遅れになり、自分だけでなく何百万人もの人々が失業することを恐れている。
もうひとつの懸念は、AIの倫理的意味合いである。
AIシステムは、学習させたデータと同程度の性能しか現在は持たない。そのデータに偏見や差別的なパターンが含まれていれば、AIアルゴリズムはその偏見を永続させる可能性がある。
これは、AIを活用した意思決定プロセスにおける公平性、プライバシー、差別に関する懸念を引き起こす。しかしこれはまた、AIスタートアップ企業が巨大ハイテク企業よりも輝ける場所でもある。
善のためのAI
このAIテクノロジーを取り巻く懸念を認めることは不可欠だ。しかし、ポジティブな影響をもたらす素晴らしい可能性を認識することも重要である。
This Way Globalとアンジェラ・フッドは、その輝かしい例である。
偏見を緩和し、公正な雇用慣行を確保するためにAIを使用する大きな飛躍は、まさに新興企業がこの驚くべき技術で出世する方法である。
1兆ドル規模の巨大企業が高速道路のようなAIインフラを建設している一方で、新興企業は交通安全のルールが守られていることを確認する必要がある。そして、ThisWay Globalを見ればわかるように、彼らは大きな影響を与えることができる。
AIが産業に革命を起こし、効率を向上させ、私たちの日常生活を数多くの方法で向上させる力を持っていることは明らかだ。
また、成功した企業はAIを有益に活用するだろう。ここでは、AIが良いことに使われる例をいくつか紹介しよう
- 医療の進歩– 診断、創薬、個別化医療に革命をもたらすだろう。
- 顧客体験の向上 –チャットボット、バーチャルアシスタント、パーソナライズされたレコメンデーションなど顧客の満足度を上げることが期待できるだろう。
- オペレーションと効率の合理化-サプライチェーン管理から予測・管理まで可能になるだろう。
This Way Globalのような企業は、この動きの最前線におり、倫理的なAIを支持し、その力を善のために活用している。私は、世界をポジティブに変えるためにスタートアップ企業がどのようにAIを活用しているかについて、今後も掘り下げていくつもりだ。
それではまた次回!
クリス・グレーブ
いかがだったでしょうか?
クリスの話によると
・現在どんな分野・どんな規模の企業でもAIを活用したビジネスが登場している
・AIは懸念や倫理観に悩まされている企業も多い
・そして超巨大企業が対応できない懸念などを新興企業が、革新的なアイデアで対応することが起きている
という話でした。
AIを取りまく問題は今後も現れるでしょうが、新興企業が今後も解決に導いてくれるかもしれません。
そうなれば、AIがさらに活用され、我々の生活やビジネスはさらに豊かなものになるでしょう。
また、クリスが今後期待している分野には医療分野があり、医療の進歩にもAIが活躍していくと分析しています。
今後、新興企業がアッと驚く革命を医療分野で起こすかもしれません。そして上場した場合、大きなリターンを生む企業になる可能性もあるのです。
ぜひ、ニュースや動向を今後もチェックしてみてください。
ただ、新興企業は我々の生活を便利にしてくれても投資することは株式上場するまで、我々個人投資家が行うことは難しいでしょう。
そこで、現在上場している企業の中で医療の分野でAI使い、革命を起こそうとしている企業を我々は特定しました。
新興企業の上場が待てない、今すぐ投資したい方は医療の分野で革命を起こす可能性がある企業に、今のうちに投資を検討してみてください。
※ 広く一般の投資家に情報としてお届けする事を目的とした記事であり、Weiss Ratings Japanが運営する投資サービスの推奨銘柄ではありません。予めご了承下さい。