暗号資産からインカムゲイン?
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- 2024年7月6日
- トピックス
あなたは暗号資産についてどんなイメージを持っていますか?
1万円が何百万円にも跳ね上がったり、逆に1万円がほぼゼロ円なったり、、、
おそらくほとんどの人がハイリスク・ハイリターンで、価格が激しく乱高下するボラティリティが大きいイメージを持っているでしょう。
暗号資産投資と聞くと、買った時から売った時の差額でリターンを狙うキャピタルゲインを想像する人が多いと思います。
ですが、、、
実は、そんな暗号資産投資から配当収入が得られる方法があるんです。
厳密には配当収入ではないのですが、暗号資産を持っているだけで株式の配当のようなインカムゲインが狙えるんです。
それも、債券のような5%近い利回りよりもさらに高い利回りで…
ではどうやってそのインカムゲインを狙うのか?
その方法を暗号資産投資のスペシャリストジュアン・ビラベルデ氏が教えてくれました。
一見、キャピタルゲインのイメージが強い暗号資産投資からインカムゲインを得る方法は?
続きはジュアン氏の記事をご覧ください。
最近、暗号資産市場は落ち着いている。
暗号資産の価格の生命線である世界的な流動性の面で画期的な進展が見られないため、今日は私のお気に入りの行動の1つを実行するのに最適なようだ…
利回りハンティング!
DeFi(分散型金融)という広大な領域では、チャンスがいくらでもある。
DeFiには、レンディング(貸し借り)、DEX(分散型取引所)、さらにはゼロクーポン債取引まで、あらゆるものが含まれている。
従来の金融システムでは、これらを行うには例えば銀行のような仲介業者を利用する必要があった。
しかし、DeFiの世界では、参入したい人は誰でも参入することができ、自らが銀行やマーケットメーカーになるチャンスがある。
これによって、従来の金融システムでは、一番良い時期でも望めないほどの利回りを得ることのできるチャスの扉が開かれる。
ただ、DeFi界隈以外の人たちには多くの誤解がある。いわゆる専門家と呼ばれる人の中にも、暗号資産の利回りの仕組みを誤解している人がいる。
彼らはよく、Terraエコシステムの崩壊を引き合いに出し、価値を失ったステーブルコインUSTを、「人為的に高められた利回り」が持続不可能な例として挙げる。
現在5%前後で推移している米国債よりも高い利回りを狙う戦略には警戒すべきだという声も耳にしたことがある。
ただ彼らの言うことは聞かないでほしい。
こうした恐れを口にする人は、その利回りがどのように実現し、どこから来ているのかを詳細に理解していない。
そこで今日は、あなたが見逃してしまうかもしれない、チャンスの大きさについて理解していただきたいと思う。
DeFiの利回りは実際に年間40%に達することがある。それ自体には持続不可能な要素はない。結局のところ、従来の金融とは異なり、暗号資産では利回りが変動することが多い。
言い換えれば、従来の金融では利回りが低い傾向があり、大きく変化することはない。しかし、暗号資産の世界では、より高い利回りを見つけて、それを何度でも追いかけ続けることができる。
では、早速その謎を解き明かしていこう。その後、従来の金融での5%の利回りを受け入れるか、もっと高い利回りを狙うか決めてほしい。
高利回りを実現するための暗号資産の収益源は主に3つある。
1.金利
これはシンプルだ。あなたがステーブルコイン(ドルなど法定通貨と1対1で固定された暗号資産)や暗号資産を貸し出すと、年利を得ることができる。
固定利回りの貸し出しもあるが、暗号資産の世界では主に変動金利の枠組み内で運営されている。DeFi融資プラットフォームAave(AAVE、「B-」)は、このタイプの利回りを生み出す代表的な例だ。
2.手数料の徴収
これは他のトレーダーと一緒に資産を流動性プールに置いてマーケットメーカーとして機能することを意味する。
空港にある両替所のようなものだと考えてほしい。
例えば、ドルをユーロに変える必要があるとしよう。両替所はドルとユーロ、両方の通貨を保有していて、手数料を支払うことで現金を両替してくれる。
DeFiでも同じようなことができ、その場合、あなた自身がその両替所となるのだ。
例えば、トレーダーがビットコイン(BTC、「A-」)をイーサリアム(ETH、「A」)に交換したい場合、まずDEX(分散型取引所)に行く。そのDEXには、ビットコインとイーサリアムの両方がある流動性プールがあり、両替を実行するためにこの流動性プールにある暗号資産が使われる。
しかし、DeFiプラットフォームは独自にビットコインやイーサリアムなどの暗号資産を持っているわけではないので、流動性プロバイダー、つまり流動性プールに暗号資産を預けるDeFiユーザーに依存している。その報酬として、流動性プロバイダーには預け入れ額に比例した取引手数料の一部が支払われる。
この戦略で目標とできる利回りは、プール内の資産、プールとネットワークの流動性、それらの暗号資産の取引数によって異なる。
そして、これら全てはブロックチェーン技術と自動マーケットメーカー(AMM)と呼ばれるスマートコントラクトによって可能となっている。
3.トークンの発行
これはDeFi内でステーキングまたは特定のアクティビティを実行した参加者に配布される新しいトークン発行を通じて生み出された収益を指す。
例えば、Aaveで資産を貸し出すと、通常の貸し出し利回りに加えて、新しく発行されたAAVEトークンを受け取ることができる。
しかしこのモデルは、その持続可能性が、利回りを維持するためにトークンが発行され続けるインフレに依存しているため、よく批判の的となっている。
前にも述べたように誤解する人はよく、TerraのステーブルコインUSTのような失敗した例を挙げて、暗号資産の高利回りに伴うリスクを強調する。
今は亡きこのエコシステムでは、持続不可能なトークンが継続的に発行されることを通じて、収益が賄われていた。
だからこそ、取引手数料や貸し出しの利息など経済活動から得られる利回りと、持続不可能なトークンが発行されることによるインフレ圧力で賄われる利回りを区別することが極めて重要だ。
経済活動から得られる利回りは、従来の取引所で見られる実績あるビジネスモデルを反映している。
唯一の違いは、私が言ったように、従来の金融システムでは銀行、マーケットメーカー、その他仲介業者向けに確保されている高利回りのチャンスにアクセスできるようになったことだ。
そのため、DeFiの高利回りは危険信号ではなく、これらの分散型プラットフォームの堅実な利用と有用性の証だ。これらはエコシステム内の活発な取引と需要を反映しており、懸念する要素ではない。
DeFi分野が進化し続けるにつれ、従来の金融システムでは到底敵わないような高利回り戦略を利用するための機会も増えていくだろう。
したがって、暗号資産の利回りの状況は、一部の人にとっては無法地帯のように見えるかもしれないが、その仕組みを理解しようとする人に取っては、豊富な機会のフロンティアを意味するだろう。
それでは。
ジュアン・ビラベルデ
いかがだったでしょうか?
暗号資産では価格の差から利益を得るキャピタルゲインばかりに注目が行きがちですが、、、
DeFi(分散型金融)を活用することで、あなた自身が両替所のような役割を果たし、手数料を徴収することで、インカムゲインのような収入を得ることも可能になっています。
キャピタルゲインではなく、配当収入のようなインカムゲインも狙える暗号資産への投資戦略も考えてみてはいかがでしょうか。
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