宇宙開発を支える技術に新たな革命が来る!?
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- 2025年3月19日
- トピックス
先週、日本人宇宙飛行士の大西卓哉さんらが搭乗した宇宙船「クルードラゴン」が、無事に国際宇宙ステーション(ISS)に到着しました。
宇宙空間は、まさに極限の環境です。猛烈な温度変化、強烈な放射線、そして厳しい重量制限──これらの課題を克服しなければ、安全な宇宙飛行は実現しません。
そして、今回の宇宙飛行も、こうした厳しい条件を乗り越えて成し遂げられました。その成功を支えたロケットエンジンや宇宙飛行士のスーツには、ある画期的な技術が活用されていたのです。
その技術とは——「3Dプリント技術」。
かつては試作品や小さなプラスチック製パーツしか作れなかった3Dプリント技術。
しかし今では、ロケットエンジンのような巨大で精密なパーツまで製造できるほど進化しています。
この3Dプリンター市場も急拡大しており、2024年には193.3億ドルだった市場規模が、2032年には1,017.4億ドルに達すると予測されています。つまり約5倍以上の成長が見込まれているのです。
しかし、ここで重要なのは——3Dプリントを超える新技術がすでに開発されているということです。
テクノロジー投資スペシャリストのマイケル氏によると、この新技術こそが次の大きな投資チャンスだといいます。
この革新的な新技術とは何なのか?
そして、この分野で最先端を行く「今、投資すべき銘柄」とは?
詳細はマイケル氏の特別記事でお伝えしていますので、ぜひ最後までお読みください。
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3Dプリントを超える新技術で利益を狙う
長年同じソファベッドを使い続けていた私たち夫婦は、ついに新しいソファベッドを購入することにした。
幸運なことに、妻のトレイシーがオンラインで理想的なソファベッドを見つけてくれた。
しかし、一つ問題があった。それは、ソファベッドが本当にリビングルームのドアを通るのか分からなかったことだ。
しかも、販売会社のポリシーには「ドアを通らないことを理由に、3,000ドルのソファベッドを返品することはできません」と明記されてたのである。
そのため、私は何度もドアのサイズを測り、販売元に電話して確認する必要があった。
しかし、近い将来、こんな心配は不要になるかもしれない。なぜならソファが自動的に組み立てられる時代が来るからである。
これは冗談ではない。学術誌『Smart Materials and Structures』の最近の報告によると、4Dプリンティングと呼ばれる新技術により、こうした未来はすぐそこまで来ているのだ。
この市場は年間40%以上の成長が見込まれている。そして、私はこの成長から利益を得る準備ができているテクノロジーリーダーを発見した…
4Dプリンティング技術の幕開け
想像してみてほしい。あなたがオンラインでソファを注文すると、従来のように大型トラックでかさばる荷物が届くのではなく、コンパクトな平たいパッケージが届く。
そして、箱を開けてリビングに置き、熱を加えると……ソファが目の前で自動的に展開し、組み上がっていくのだ。
これはSFではなく、4Dプリンティング技術によって実現可能な未来である。
3Dプリンティングは、材料を層ごとに積み重ねることで製造プロセスを変革した一方で、4Dプリンティングは、そこに「時間」という新たな要素を加えている。
この技術で作られたソファは、水、熱、光、電気的刺激など、特定の環境条件に反応し、形を変えながら、自動的にソファが組み立てられ、フカフカのソファへと移り変わっていくのだ。
実際、研究者たちはすでに平らなシートから複雑な3D構造へと形を変えていく素材を開発している。
この技術は、単なる家具の組み立てという領域を超え、製造、物流、デザインの根本的な変革をもたらすであろう。
この市場の可能性は計り知れない。アナリストによると、4Dプリンティング市場は年間40%成長し、10年後には320億ドル規模に達すると予測している。
この技術が研究開発段階から商業化へと進む中、いち早く投資した人々は莫大な利益を得ることになるであろう。
NASAからあなたのリビングルームへ
4Dプリンティングの革新は、Appleの製造工程や宇宙開発にも影響を与える可能性がある。
たとえば、Appleが4Dプリンティング技術を活用し、部品が自動的に組み立てられ、分解されるようにすれば、製造コストとリサイクル効率が劇的に向上するかもしれない。
これは単なる理論上の話ではないのだ。NASAはすでにこの技術を活用し、宇宙空間で自己展開するシールドを開発中だ。これは、打ち上げ時にはコンパクトに折りたたまれており、宇宙に到達すると展開して宇宙船を保護し、ダメージを受けた場合は自己修復するというものである。
宇宙開発や衛星技術への影響は計り知れず、ペイロードの体積を減らすことで打ち上げ費用を数百万ドル単位で節約できる可能性もある。
医学分野では、4Dプリンティング技術がこれまで誰も想像しなかったような新たな可能性を切り開いている。例えば、移植用の臓器を4Dプリンターで作成すれば、時間の経過とともに次第に体に適応し、より完璧な形へと変化していくかもしれない。
他にも血流に応じて拡張または収縮するステント、患者の特定の解剖学的構造に徐々に適合するインプラントなど、医療分野での応用だけでも数十億ドル規模の可能性を秘めている。
3Dプリンティング技術は数十年の歴史があるが、最近になってようやく主流となった。3Dプリンターのプロセスでは、プリンターが材料を層ごとに堆積させることで、デジタルモデルを物理的世界で再現している。
これはインクジェットプリンターに似ているが、平らなインクを紙に置く代わりに、3Dプリンターは材料を積み重ねてモデルを完全に作り上げる。
小さな歯車や部品から完全に機能する家屋まで、3Dプリンターはさまざまな業界でその汎用性を発揮している。4Dはこれをさらに収益性の高いレベルに引き上げるであろう。
4Dソフトウェアのパイオニア
そして今、この革命的技術の最前線に立つ企業の一つが、Autodesk(ADSK)である。
Autodeskは長年にわたり、コンピュータ支援設計(CAD)分野で圧倒的な地位を築いてきた。同社はすでに3Dプリント業界で広く使われるソフトウェアを提供しており、今は4Dプリンティングの分野にも進出しようとしている。
特に、4Dプリントされた物体がどのように時間経過やさまざまな刺激に応じて変化するかをシミュレーションできる高度なソフトウェアを開発しており、これは業界にとって不可欠な技術である。
また、Autodeskの魅力は、自社でプリンターや素材を開発するのではなく、4Dプリンティングに必要なソフトウェアを提供するという点にある。
これは、まさにゴールドラッシュ時代の「金を掘るのではなく、つるはしとシャベルを売る」戦略に等しいものだ。
Autodesk が優位に立つ理由
Autodeskの販売モデルは投資家にとって大きな利点がある。それは、 同社がサブスクリプション制の移行に成功しており、予測可能な定期的収益をもたらしているからだ。
4Dプリンティングの導入が加速する中、Autodeskは大幅なコスト増なしでサブスクリプション販売の増加から利益を得ることができるであろう。
また最近、Autodeskはシミュレーションソフトウェア企業のAnsysを135億ドルで買収し、複雑な材料の動きをモデル化する技術を強化した。この技術はまさに高度な4Dプリンティングアプリケーションに必要なものである。
およそ30億ドルの現金を持つAutodeskは、4Dの研究開発に多額の投資を行いながら、収益性を維持するだけの資金力がある。
そして、誤解しないよう言っておくが、この企業は非常に効率的だ。
過去3年間、Autodesk は売上高よりも約65%速いペースで1株当たりの利益を伸ばしてきた。
現在の成長率を維持すれば、同社はわずか4年で収益を倍増させるペースで成長している。
すべてを総合的に考えると、Autodesk は今後の4Dプリンターの進歩から大きな利益を得る準備が整っていることが分かるだろう。
良い投資を!
マイケル・A・ロビンソン
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いかがでしたでしょうか?
テクノロジー投資アナリストのマイケル氏によると
4Dプリンターを開発している企業に投資するのではなく、
4Dプリンターが必要とするソフトウェアを提供する、
Autodesk ( ADSK ) へ投資すれば、
どの企業が4Dプリンター技術を発展させていっても、
大きな利益を得ることができると教えてくれました。
もし、今後急成長するこの市場を逃したくない!
と考えているならばマイケル氏が推奨している
Autodesk ( ADSK ) への投資をぜひ検討してみてください。
ただ、あなたが4Dプリンティングのような
急成長するテクノロジー市場に投資するだけでなく、
手堅く配当なども受け取りながら、安全な土台のもと、
積極的に投資を行っていきたいと考えているならば
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